ネットワーク設定


NRPC で DNS が確実に名前解決できるようにする - 別な方法
TCP/IP ネットワークでデフォルトの NRPC 設定 (TCP/IP 用 Lotus Notes ネットワークポートが 1 つあります) を使用する IBM(R) Lotus Domino(R) Server では、次の手順が名前解決に関するもう 1 つの方法です。

Lotus Domino Server 名が DNS 名と異なる場合
Lotus Domino Server に対する名前の体系が DNS に対するものと異なる場合は、次のいずれかの方法で、Lotus Domino Server の名前をホスト名に変換します。

接続文書の IP アドレス
名前解決サービスを使用したくない場合、たとえば、まだ存在を知られたくない新しいサーバーシステムを導入する場合や、アクセスする必要があるが、DNS を使用できないインターネットにサーバーがある場合などは、接続文書を作成します。この文書では、[ネットアドレス] フィールドにサーバーの IP アドレスを指定することにより、Lotus Notes Client または Lotus Domino Server にこの Lotus Domino Server へのアクセス方法を直接伝えます。

ネットワークアドレス変換 (NAT)
NAT は、次の 2 つのアドレススペース間で IP アドレスを変換する方法です。パブリックスペース、プライベートスペース。

パブリックアドレスは、Internet Corporation of Assigned Names and Numbers (ICANN) によって企業に割り当てられるか、その企業の ISP/NSP から貸し出されます。パブリックアドレスには、ファイアウォールやネットワークの分離によってアクセスが制限されている場合を除き、インターネットからアクセスできます (ルーティング可能)。

プライベートアドレスは、内部使用のために予約されている IP アドレススペースです。インターネット内のネットワークルーターはプライベートアドレスへのアクセスを許可しないため、インターネットからプライベートアドレスにアクセスすることはできません (ルーティング不可)。

内部使用のために予約されているアドレススペースは、次のとおりです。独自にアドレスを作成せずに、ここに記載した IP アドレスを使用することをお勧めします。

たとえば、社内のユーザーが Lotus Domino Server にアクセスする際は、その IP アドレスを使用します。これはプライベートアドレス (192.168.1.1) です。インターネットユーザーは、NAT ルーター経由で Lotus Domino Server にアクセスしなければなりません。 NAT ルーターは、プライベートアドレスを静的なパブリックアドレス (130.20.2.2) に変換します。したがって、インターネットからサーバーにアクセスする Lotus Notes Client は、パブリックアドレスを使用することになります。

関連項目