データベース管理

複合アプリケーションについて
複合アプリケーションでは、複数のアプリケーションのコンポーネントが組み合わされてロールベースの 1 つの作業環境となります。複合アプリケーションには 1 つまたは複数のページがあり、各ページには 1 つまたは複数のコンポーネントが含まれています。コンポーネントでは、1 つまたは複数のコンポーネントが別のコンポーネントでユーザーが開始したアクションに応答するようにプログラムされている、通信インタラクションをサポートできます。

IBM(R) Lotus Notes(R) コンポーネントは、Lotus Notes データベースに格納されている特定のビュー、フレームセット、文書、または他の設計コンポーネントへのリンクです。同じ Lotus Notes データベースには複数のコンポーネントを格納することができ、これらのコンポーネントは、複数の複合アプリケーションで使用できます。

複合アプリケーションは、Lotus Domino 8 が稼働する IBM(R) Lotus Domino(R) Server、または WebSphere Portal 6.0 が稼働する WebSphere Portal Server でホスティングできます。複合アプリケーションはローカルで実行することもできます。

複合アプリケーションは、Lotus Notes 8 の標準構成で使用できますが、Lotus Notes 8 の基本構成では使用できません。複合アプリケーションは、オンラインとオフラインのいずれの使用も可能で、Lotus Notes アプリケーションや Web サイトと同様にブックマークを登録できます。

メモ NSF ベースの複合アプリケーションには、Lotus Notes Client からアクセスする Lotus Notes アプリケーションでのみ対応しており、Web ブラウザからアクセスする Lotus Domino Web アプリケーションでは対応していません。

複合アプリケーションで Lotus Domino Web アプリケーションを使用するには、WebSphere Portal では DAP (Domino Application Portlet) で表示し、複合アプリケーションに組み込む必要があります。

NSF ベースの複合アプリケーションは、Lotus Domino Server の .nsf データベースに保存されます。このデータベースには複合アプリケーションの定義が格納され、複合アプリケーションのデータベース自体へのアクセス権は、Lotus Notes データベースのアクセス制御リスト (ACL) で管理されます。各コンポーネントのセキュリティは、同じ IBM(R) Lotus Domino(R) Designer セキュリティコントロールで管理されます。このセキュリティコントロールは、Lotus Notes データベースで使用されるビュー、フレームセット、他の設計コンポーネントに適用されます。

現在の Lotus Notes アプリケーションを拡張するには、複合アプリケーション用に Lotus Expeditor で開発したカスタム機能またはパッケージ機能を他のテクノロジーと組み合わせて追加します。Composite Application Editor を使用して、コンポーネントを作成して複合アプリケーションにします。

NSF ベースの複合アプリケーションの開発と導入について詳しくは、『IBM(R) Lotus Domino(R) Designer ヘルプ』を参照してください。

IBM Websphere Portal 環境で実行する複合アプリケーションの作成について詳しくは、IBM WebSphere Portal Information Center を参照してください。