セキュリティ


データベース、レプリカ、テンプレートの作成を制御する
利用できるディスク容量を管理するには、サーバーにデータベースやレプリカを作成できるユーザーやサーバーを制御します。Domino ディレクトリが複数ある場合は、NOTES.INI ファイルの Names 設定で指定されている最初の Domino ディレクトリのみが検索の対象になります。

サーバーからデータベースレプリカの作成を許されていても、特定のデータベースのアクセス制御リスト (ACL) で禁止されていると、ユーザーはそのデータベースのレプリカを作成できません。

ヒント サーバー上にレプリカを作成できるユーザーすべてをリストアップした「Replica Makers」というグループを作成します。Domino ディレクトリにある各サーバー文書の [複製データベースの作成] フィールドに、この「Replica Makers」というグループ名を入力します。

1 Lotus Domino Administrator で、[設定] をクリックし、サーバー文書を開きます。

2 [セキュリティ] タブをクリックします。

3 [サーバーアクセス] セクションで、次のフィールドに必要な情報を設定し、文書を保存します。
フィールドアクション
データベースとテンプレートの作成次のいずれかを入力します。
  • 特定のサーバー、ユーザー、グループの名前。
  • * の後に認証名を指定すると (たとえば */Sales/East/Acme)、特定の認証者から認証を受けたすべてのユーザーがデータベースを作成できます。
  • * の後にビューの名前を指定すると (たとえば * ($Users) )、Domino ディレクトリの特定のビューに表示されるすべてのユーザーがデータベースを作成できます。アクセス速度は、ビューの名前よりグループ名を指定したほうが高速です。
このフィールドのデフォルト値は空白です。空白は、全てのユーザーがサーバー上にデータベースを作成できることを意味します。

名前を複数指定するときは , (カンマ) か ; (セミコロン) で区切ります。

新規レプリカの作成次のいずれかを入力します。
  • 特定のサーバー、ユーザー、グループの名前。
  • * の後に認証名を指定すると (たとえば */Sales/East/Acme)、特定の認証者から認証を受けたすべてのユーザーがレプリカを作成できます。
  • * の後にビューの名前を指定すると (たとえば * ($Users) )、Domino ディレクトリの特定のビューに表示されるすべてのユーザーがレプリカを作成できます。アクセス速度は、ビューの名前よりグループ名を指定したほうが高速です。
メモ サーバー上にデータベースを作成できないサーバー、ユーザー、グループ (上記参照) は、新規レプリカを作成することもできません。

このフィールドのデフォルト値は空白です。空白は、どのユーザーもレプリカを新規に作成できないことを意味します。

名前を複数指定するときは , (カンマ) か ; (セミコロン) で区切ります。

マスターテンプレートの作成次のいずれかを入力します。
  • 特定のサーバー、ユーザー、グループの名前。
  • * の後に認証名を指定すると (たとえば */Sales/East/Acme)、特定の認証者から認証を受けたすべてのユーザーがテンプレートを作成できます。
  • * の後にビューの名前を指定すると (たとえば * ($Users) )、Domino ディレクトリの特定のビューに表示されるすべてのユーザーがレプリカを作成できます。アクセス速度は、ビューの名前よりグループ名を指定したほうが高速です。
メモ サーバー上に新規データベースまたはレプリカを作成できないサーバー、ユーザー、グループ (上記参照) は、テンプレートを作成または更新できません。

このフィールドのデフォルト値は空白です。空白は、管理者だけがサーバー上でマスターデータベーステンプレートを作成できることを意味します。

名前を複数指定するときは , (カンマ) か ; (セミコロン) で区切ります。

グループの作成について詳しくは、「グループを作成して変更する」を参照してください。

関連項目