パフォーマンス
これらのチャートでは、軽、中、重の各ビンによってユーザーアクティビティの分散状態が示されます。各ビンはデータベースグループとその測定基準値を示します。これらのビンには、[サーバープロファイルオプション] に指定された [Bin Sizes] 値が反映されます。リソースバランシングを実行する前にアクティビティのバランスを表示し ([現在のプロファイル])、その後、ゴールが達成されていることを確認するためにもう一度表示します。リソースのバランスがとれていないとき、重いビンに過度のアクティビティ量が見られます。リソースバランシングを適用すると、ゴールが達成された場合、各ビンの分散状態はサーバー全体でかなり均一になります。リソースバランシングの精度が高ければ高いほど、アクティビティは均一に分散されます。
例次のチャートは、各サーバーのデータベーストランザクションを示しています。バーの全高は、データベースのトランザクションの合計を表します。3 つのビンは、データベースの測定基準 (ここではトランザクション) の分散状態を軽、中、重の各モードで示しています。この例では、データベースの最初の 30%が重いビンに、次の 40%が中程度のビンに、一番上の 30%が軽いビンに分類され、合計で 100%になります。
中 = 250, 300, 310 (3 データベースで 860 トランザクション。目標は 1154。)
重 = 350, 400, 420 (3 データベースで 1170 トランザクション。目標は 866。)
これらのチャートを見ると、チャートの 29%が薄い青で、30%が中間の青で、40%が濃い青で表示されているのが分かります。チャートのバーの上にマウスを置くとポップアップが表示され、サーバー上のほとんどのトランザクションが相対的に少数 (3 つ) のデータベースに集中しているのが分かります。この場合、データベースの 15%がトランザクションの 40%を占めていることが分かります。リソースバランシングを行っている他のサーバーのバーの軽、中、重のビンの割合が違う場合、リソースバランシングを実行することにより、システムに負荷を分散でき、おそらくサーバーパフォーマンスも上がることを意味しています。
関連項目