パフォーマンス


現在および予測されるプロフィールのチャートを理解する
提案されたリソースの配分を決定する際、Activity Trends が作成する Trend 統計のチャートを参照してください。Lotus Domino Administrator で [サーバー] - [パフォーマンス] タブを選択してアクセスするリソースバランシングビューでは、サーバーごとのデータベースアクティビティが表示されます。[現在のプロファイル] タブのチャートには、サーバーの現在の負荷が示されます。[プロジェクトプロファイル] タブのチャートは、プラン案を実行した場合にサーバーのバランスがどのようになるかを示します。

これらのチャートでは、軽、中、重の各ビンによってユーザーアクティビティの分散状態が示されます。各ビンはデータベースグループとその測定基準値を示します。これらのビンには、[サーバープロファイルオプション] に指定された [Bin Sizes] 値が反映されます。リソースバランシングを実行する前にアクティビティのバランスを表示し ([現在のプロファイル])、その後、ゴールが達成されていることを確認するためにもう一度表示します。リソースのバランスがとれていないとき、重いビンに過度のアクティビティ量が見られます。リソースバランシングを適用すると、ゴールが達成された場合、各ビンの分散状態はサーバー全体でかなり均一になります。リソースバランシングの精度が高ければ高いほど、アクティビティは均一に分散されます。

次のチャートは、各サーバーのデータベーストランザクションを示しています。バーの全高は、データベースのトランザクションの合計を表します。3 つのビンは、データベースの測定基準 (ここではトランザクション) の分散状態を軽、中、重の各モードで示しています。この例では、データベースの最初の 30%が重いビンに、次の 40%が中程度のビンに、一番上の 30%が軽いビンに分類され、合計で 100%になります。
ユーザーアクティビティの各ビンへの分散状況


ビンの値の計算方法ビンの値の計算方法を理解するために、それぞれトランザクション数が変動するデータベースが 20 あると仮定してください。データベースの最小のトランザクション数は 5、最もアクティブなデータベースの最大のトランザクション数は 420 です。データベースあたりの合計トランザクションは次のようになります。
[サーバープロファイルオプション] で指定されている相対的なビンサイズ (軽 30%、中 40%、重 30%) に基づいてこれらのトランザクションをグループ化すると、トランザクションは次のように分散されます。
ビン値計算の例

これらのチャートを見ると、チャートの 29%が薄い青で、30%が中間の青で、40%が濃い青で表示されているのが分かります。チャートのバーの上にマウスを置くとポップアップが表示され、サーバー上のほとんどのトランザクションが相対的に少数 (3 つ) のデータベースに集中しているのが分かります。この場合、データベースの 15%がトランザクションの 40%を占めていることが分かります。リソースバランシングを行っている他のサーバーのバーの軽、中、重のビンの割合が違う場合、リソースバランシングを実行することにより、システムに負荷を分散でき、おそらくサーバーパフォーマンスも上がることを意味しています。

関連項目