クラスタ


ユーザーアクセスに対してデータベースを無効にする
ユーザーアクセスに対してデータベースを使用不可にしなければならない場合があります。データベースで何らかのメンテナンスを行う場合や、サーバーが高い使用レベルに達したためにデータベースの別のレプリカにフェイルオーバーさせる場合などがこれに当たります。ユーザーがデータベースを使用不可にするには、データベースを無効にします。

データベースを無効にすると、ユーザーはデータベースを開けなくなります。データベースを開く要求は、使用可能なレプリカがあれば、それにフェイルオーバーします。使用可能なレプリカがなければ、IBM(R) Lotus Domino(R) は、データベースへのユーザーのアクセスを拒否して、状況を伝えるメッセージを表示します。

ユーザーがデータベースを使用しているときにそのデータベースを無効にしても、ユーザーは、データベースを閉じるまでそれにアクセスし続けることができます。ユーザーが無効なデータベースを閉じてから、再びそのデータベースを開こうとすると、使用可能なサーバーがあれば、そのサーバーの別のレプリカにフェイルオーバーします。このように無効に設定したデータベースは、使用中のユーザーがいる場合には、その使用を中断せずに徐々に無効状態になります。さらにデータベースが無効のときでも、別のレプリカからの複製更新は引き続き行われます。

データベースを無効にするには、次を実行します。

1 Lotus Domino Administrator または Web サーバー管理クライアントのサーバーペインで、[すべてのサーバー] または [クラスタ] を展開します。

2 無効にするデータベースが保存されているサーバーを選択します。

3 [ファイル] タブをクリックします。

4 次のいずれかを実行します。

5 結果ペインで、目的のデータベースを選択します (複数も可)。

6 ツールペインで、[データベース] を展開し、[クラスタ] をクリックします。

7 [サービスを無効] をクリックし、[OK] をクリックします。

サーバー上のすべてのデータベースを無効にするには、Server_Restricted 設定を使用します。制限されているサーバーは、データベースを開く新規の要求を受け付けません。