ユーザーとサーバーの設定


システム管理プロセスを使って Lotus Notes ユーザー名を変更する
ユーザーの名前を変更するとき、システム管理プロセスでは影響を受ける文書、データベース、ACL、拡張 ACL に対して要求を開始することで、名前を変更します。IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator では、ユーザーの共通名、別名、または階層名の変更は、「名前の変更」と見なされます。名前の変更機能を使用すると、次の方法で 1 人以上のユーザー名を変更できます。
システム管理プロセスの必要条件システム管理プロセスで名前を変更するには、データベースにシステム管理サーバーが割り当てられている必要があります。
また、ユーザーが使用している認証者 ID とその元の認証者にはいずれも Domino ディレクトリの [証明書] ビューに認証者文書が存在しなければなりません。たとえば、/Sales/NYC/ACME の認証者 ID を使用している場合には、/ACME、/NYC/ACME、/Sales/NYC/ACME の認証者文書が Domino ディレクトリに登録されている必要があります。

システム管理サーバーの割り当てについて詳しくは、「データベースのシステム管理サーバーを指定する」を参照してください。

認証者について詳しくは、「認証者 ID と証明書」を参照してください。

ユーザー名の変更要求を表示するユーザー名を変更するときに生成されるシステム管理要求を表示するには、Domino ディレクトリにあるシステム管理要求 (ADMIN4.NSF) データベースを開きます。
システム管理要求データベースの名前変更要求の処理について詳しくは、「システム管理プロセスを使って Lotus Notes ユーザー名を変更する」を参照してください。

名前変更時に個人設計要素に変更があったことをユーザーに通知する名前の変更および、フォルダやビューなどユーザーが作成または修正した設計要素を含むデータベースへのリンクをユーザーに電子メールで送信するエージェントを有効にできます。新しいユーザー名で個人設計要素を更新するには、ユーザーは次いで電子メールの通知のリンクからデータベースを開く必要があります。ユーザー名に対してこの更新を行うと、ユーザーは個人設計要素にアクセスし続けられます。システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF) のメール通知エージェントを有効にするには、次を実行します。
メモ AdminP メール通知エージェントは、Lotus Domino R5.05 以降のサーバー上でのみ実行でき、IBM(R) Lotus Notes(R) R5.05 以降のクライアントにのみ電子メールを送信できます。

1 Lotus Domino Administrator で、[サーバー] - [分析] をクリックします。

2 [システム管理要求] をクリックします。

3 システム管理要求を探し、ユーザー名を変更したら、要求を開きます。

4 [アクション] - [有効/無効ユーザーへの通知] を選択します。エージェントは有効になり、フォルダやビューなどユーザーが個人設計要素を作成または修正したデータベースへのリンクを含む電子メールを自動でユーザーに送信します。

5 [OK] をクリックします。

名前変更のトラブルシューティングユーザー文書のパブリックキーは、ユーザー ID と一致している必要があります。何らかの理由でパブリックキーが変更されていたり、壊れている場合、システム管理要求データベースに、次のメッセージが表示されます。The name to act on was not found in the Address Book.
名前変更のトラブルシューティングについて詳しくは、「システム管理要求のメッセージ」を参照してください。

関連項目