MAIL


Lotus Domino Web Access 用にサーバー設定文書を編集する
1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で、[設定] タブをクリックし、[サーバー] または [メッセージング] セクションを展開します。

2 [設定] をクリックします。

3 Lotus Domino Web Access メールサーバーのサーバー設定文書を選び、[サーバー設定の編集] をクリックします。

4 [Domino Web Access] タブをクリックします。

5 任意の設定を変更します。

6 文書を保存し、Lotus Domino Server を再起動します。
設定アクション
Welcome ページのセットアップ
デフォルト Welcome ページWelcome ページの設定を変更するには、[表示/修正] をクリックします。
  • [デフォルトページ] -- ユーザーが Welcome ページをカスタマイズします。
  • [選択した Web ページ] -- Welcome ページとして特定の Web ページを使用するよう強制します。URL とタイトルを入力します。
  • [カスタム] -- 6 つのカスタムレイアウトから選んで、新規メール、カレンダースケジュール、Web リンク、および他のオプションのレイアウト表示を指定します。
ユーザーに Welcome ページの編集を許可有効 (デフォルト) にすると、ユーザーはカスタム Welcome ページを作成し、サーバーの設定を上書きできます。

無効にすると、ユーザーはシステム管理者が事前に指定した Welcome ページを変更できません。

アラーム
アラーム有効 (デフォルト) にすると、ユーザーは予定、会議、イベント、タスクの期限に対してアラームを設定できます。

無効にすると、ユーザーはサーバーのパフォーマンスが低下する可能性があるアラームを設定できません。

アラームのチェック間隔Lotus Domino Web Access クライアントがアラームについてサーバーをチェックする頻度を指定する数値 (分単位) を入力します。デフォルト値は 5 分です。この数値を大きくすると、サーバーのパフォーマンスが向上します。
メール
メールチェック間隔Lotus Domino Web Access クライアントが新しいメールについてサーバーをチェックする頻度を指定する数値 (分単位) を入力します。デフォルト値は 5 分です。この数値を大きくすると、サーバーのパフォーマンスが向上します。
メール送信時の形式を設定送信メールを制限するかどうかを選択します。
  • [プレーンテキスト] -- 送信メールをプレーンテキストのみに制限します。プレーンテキストメッセージは、ほとんどの既存のメールアプリケーションで読むことができます。
  • [ユーザーが選択] -- ユーザーは送信メールメッセージごとに形式を選択します。
ユーザー名の名前解決有効にすると、IBM(R) Lotus Notes(R) の入力補完機能に類似した名前検索を実行できます。ユーザーはあいまいな名前を解決し、連絡先リストまたは Domino ディレクトリで名前を調べて別名を使用できます。

メモ これは、Lotus Domino Web Access の保護されたメール機能用に有効にする必要があります。

添付ファイルの最大サイズ (KB)添付ファイル用の最大サイズをキロバイト単位で設定します。デフォルトは 50,000KB (50MB) です。

メモ また、この設定より大きい値に対して、この 2 つのサーバー文書 (または Web サイト文書) フィールドの値を設定する必要があります。添付ファイルが 10MB より大きい場合、サーバーエラーが発生します。

  • [インターネット] - [HTTP] - [最大要求ヘッダーサイズ]
  • [インターネット] - [Domino Web Engine] - [最大投稿データサイズ]
ディスカッション形式有効 (デフォルト) にすると、ユーザーはディスカッション形式で表示するように Lotus Domino Web Access ユーザープリファレンスを設定します。
メールの暗号化
暗号化メールのサポート有効 (デフォルト) にすると、ユーザーは格納された Lotus Notes ID を使用して暗号化メールを読み取ることができます。ユーザーの ID は、メールデータベースに格納する必要があります。
ユーザーにメールデータベースからの Lotus Notes ID の削除を許可有効にすると、ユーザーはメールデータベースから Lotus Notes ID を削除できます。デフォルトでは無効になります。
ユーザーに Lotus Notes ID の書き出しを許可有効にすると、ユーザーは ID を別個のファイルに書き出して保存できます。デフォルトでは無効になります。
暗号化メールにアクセスするときに SSL を使用次のいずれかを選択して SSL 要件を設定します。
  • [なし] -- 暗号化メールを暗号化されていないメールと同様に処理します。
  • [クライアント] -- (デフォルト) SSL を使用するには、サーバーではなくて、ブラウザクライアントが必要です。
  • [両方] -- SSL を使用するには、ブラウザクライアントとサーバーの両方が必要です。
SSL リダイレクション要求に JavaScript を使用します。有効 (デフォルト) にすると、JavaScript を使用して SSL をリダイレクトできます。

メモ リバースプロキシサーバーは、302 Redirect を適切に修復しません。その場合は、このオプションが役立ちます。必要でない限り、このオプションを有効にしないでください。

S/MIME 暗号化を使用するために信頼できないインターネット認証を許可する有効にすると、ユーザーは S/MIME 暗号化に信頼できないインターネット証明書を使用できます。デフォルトでは無効になります。
Instant Messaging
Instant Messaging 機能有効 (デフォルト) にすると、シークレットとトークンまたは Lightweight Third Party Authentication (LTPA) トークン、および IBM(R) Lotus Sametime(R) サーバーが割り当てられたユーザーに対し、Instant Messaging とライブ名 (在籍確認) が有効になります。
オンライン在籍確認有効 (デフォルト) にすると、ユーザープリファレンスにより在籍確認も有効にされたユーザーに対してライブ名が有効になります。
認証シークレット/トークンを許可
  • [有効] (デフォルト) -- 認証シークレット/トークンを優先して使用します (使用可能な場合)。
  • [無効] -- LTPA トークンがある場合、このフィールドを無効にして LTPA トークンを代わりに使用します。
すべての DWA ユーザーに同じ IBM Lotus Sametime サーバーのホスト名を設定 (クラスタ環境で使用)Sametime サーバー名を入力し、すべての Lotus Domino Web Access ユーザーに Instant Messaging ホスト名 (たとえば、messaging.ibm.com) を設定します。すべてのユーザーのユーザー文書内に Sametime サーバーフィールド値を入力する必要がなくなります。
Lotus Domino アプリケーションサーバーで STLinks をロード
  • [有効] (デフォルト) -- Lotus Domino アプリケーションサーバーで STLinks をロードします。
  • [無効] -- ユーザーのユーザー文書に定義された Sametime サーバーから \stlinks ディレクトリをロードします。組織内で異なるバージョンの Sametime サーバーを実行する場合や、Lotus Domino 6.5.2 より前のバージョンを使用する場合に便利です。
DWA 8 のコンタクトリストを優先
  • [有効] (デフォルト) -- Lotus Domino Web Access チャットクライアントを使用します。
  • [無効] -- ブラウザチャットクライアントに Sametime Connect を使用します。Lotus Domino 8 Server 上の Lotus Domino Web Access 7 クライアントとの下位互換用にのみサポートされます。
ブラウザ用 Sametime コネクト優先 (DWA 7 のみ)
  • [有効] (デフォルト) -- チャットクライアントとしてブラウザ (6.5.1 以降) の Sametime Connect をロードします。
  • [無効] -- Lotus Domino Web Access チャットクライアントを使用します。
組織名を渡す (Lotus Domino が xSP 設定されたときに共有する)xSPs の場合のみ。デフォルトでは無効になります。

ユーザーの組織を名前形式の一部に使用します。次に例を示します。

CN=John Doe/O=Acme

IBM Lotus Sametime サーバーが使うディレクトリ形式
  • [Domino ディレクトリ] (または空白のまま) -- Sametime サーバーと Lotus Domino Web Access サーバーの両方で Domino ディレクトリを使用する場合。
  • [Domino LDAP] -- Sametime サーバーが Domino LDAP ディレクトリを使用し、Lotus Domino Web Access サーバーが Domino ディレクトリを使用する場合。
  • [Domino LDAP (xSP)] -- (xSP サーバーのみ) Lotus Domino Web Access xSP サーバーが Domino ディレクトリを使用し、Sametime サーバーが Domino LDAP サーバーを使用する場合。
  • [Domino LDAP 以外] -- Sametime サーバーと Lotus Domino Web Access サーバーが両方とも Domino LDAP 以外の LDAP ディレクトリを使用する場合。
メモ NOTES.INI 設定 iNotes_WA_SametimeNameFormat を使用して、ログインと在籍確認のため名前形式を Sametime サーバーに渡す方法をさらに限定することができます (この設定は無効になります)。
特記事項
メールに特記事項を追加する次のいずれかを選択します。
  • [無効] -- 特記事項は表示されません。
  • [先頭] -- Lotus Domino Web Access メールの先頭に特記事項を表示します。
  • [末尾] -- (デフォルト) Lotus Domino Web Access メールの末尾に特記事項を表示します。
特記事項または HTMLすべての Lotus Domino Web Access メール上に表示する特記事項を入力します (HTML 形式)。
オフライン
オフラインメールデータベースを暗号化有効にすると、ユーザーはセキュリティのため、各自のメールデータベースを暗号化できます。暗号化を有効にすると、次の 2 つのフィールドを指定して暗号化レベルを設定します。デフォルトでは無効になります。
暗号化レベル次のいずれかを選択します。
  • [軽] -- 偶発的なのぞき見から保護します。
  • [中] -- セキュリティ、強度、高速なデータベースアクセスの間で適切なバランスを提供します。大部分のユーザーに適した設定です。
  • [強] -- 高い安全性を確保できる反面、データベースへのアクセス速度は低下します。
ユーザーにオフライン暗号化レベルの設定を許可この設定を有効にすると、システム管理者が指定した暗号化レベルは上書き可能になり、ユーザーは暗号化レベルを選択できます。
ユーザーにオフラインを許可有効にすると、Lotus Domino Web Access クライアントの「オフライン作業」機能が有効になります。このオプションを無効にすると、ユーザーは Lotus Domino Web Access をオフラインで使用できなくなり、ネットワークから切断されます。
この x 日間に修正した文書のみ同期する 有効にし、数値を入力して、何日分の文書を複製するかを設定します (デフォルトは 90 です)。指定した値より古い文書はローカルレプリカから削除されます。Lotus Domino Sync Manager を使ってオフライン購読ファイルごとに設定を変更できます。デフォルトでは無効になります。
同期中の文書の添付を制限この設定を有効にすると、同期中の添付サイズが制限されます。設定した場合、複製中、100 KB を超える添付ファイルは切り捨てられます (文書から除去されます)。デフォルトでは無効になります。
セキュリティ設定ユーザーのオフラインインターネットパスワードをオンラインインターネットパスワードと同期させるには、この設定を有効にします。この設定は、オンライン設定文書のセキュリティ設定フィールド [インターネットパスワードを同期する] が有効になっている場合にのみ有効です。
インターナショナル
ユーザー名の別名表示 有効 (デフォルト) にすると、Lotus Domino Web Access ユーザーは母国語で別名を表示できます。

無効にすると、Lotus Domino Web Access ユーザーはユーザー別名を母国語で表示できません。無効にした場合、別名は英語でのみ表示されます。

ユーザー名の別名言語この設定で、ユーザーの [プリファレンス] に設定された別名用の言語が上書きされます。

デフォルトの別名言語を選択するには、リストから選択します。デフォルトは [日本語] です。

ユーザー名の別名表示の設定を許可有効にすると、ユーザーは別名用の言語を選択できます。

無効 (デフォルト) にすると、ユーザーは別名サポートを制御できません。

スタートアップビュー
デフォルトのアクティブビューの選択をユーザーに許可する有効にすると、ユーザーにデフォルトのアクティブビューの選択を許可します。
Lotus Domino Web Access を開いたときに開くビューユーザーが Lotus Domino Web Access にログオンしたときに表示されるビューを選択します。
ブラウザキャッシュ管理
ブラウザキャッシュの管理有効 (デフォルト) にすると、ブラウザキャッシュの管理がインストールされます。
ブラウザキャッシュ管理の自動インストール有効にすると、ブラウザキャッシュの管理がインストールされていないマシンから初めてユーザーが Lotus Domino Web Access にアクセスしたとき、ブラウザキャッシュの管理は自動的にインストールされます。設定していない場合、ユーザーはユーザープリファレンスから自分でインストールできますが、インストールの必要はありません。デフォルトでは無効になります。
デフォルトのキャッシュ削除レベルLotus Domino Web Access サーバーの自動キャッシュ消去レベルを設定します。1 から 5 までの数値を入力します。

0 -- メールデータベースに関連する個人情報を含め、キャッシュを削除します。

1 -- メールファイルのパスで始まるすべての URL を削除します。

2 -- サーバーホスト名から、発信されるキャッシュ内のすべての URL を削除します。ただし、現在のフォームファイルである /iNotes/FORMS8.NSF (または /iNotes/Forms7.nsf か iNotes/Forms6.nsf ) は例外とします。

3 -- サーバーホスト名から、発信されるキャッシュ内のすべての URL を削除します。

4 -- 現行のフォームファイルである /iNotes/FORMS8.NSF (または /iNotes/Forms7.nsf か /iNotes/Forms6.nsf) を含む URL を除き、キャッシュ内の URL をすべて削除します。

5 -- キャッシュの URL をすべて削除します。

ブラウザウィンドウを閉じるときに履歴を消去有効にすると、ウィンドウを閉じたときにブラウザの履歴が消去されます。以前表示されたページに権限のないユーザーがアクセスできないようにします。デフォルトでは無効になります。
インストール済みでないときは添付ファイルを含めない有効にすると、ブラウザキャッシュの管理がインストールされていない場合、ユーザーは電子メールの添付ファイルを追加またはアクセスできなくなります。デフォルトでは無効になります。

この設定を使用すると、ブラウザキャッシュの管理をインストールしていないユーザーは、保護されていないワークステーションで添付ファイルにアクセスしたり、重要な情報をコピーしたりできなくなります。

ブラウザセッション間でスタティックコードアーカイブを保持有効 (デフォルト) にすると、スタティックな Lotus Domino Web Access 設計エントリは、ブラウザの再起動時にブラウザキャッシュに復元できるように、キャッシュからマシンのローカルフォルダに移動します。
その他の設定
サーバー上でのアーカイブ有効 (デフォルト) にすると、ユーザーはサーバーに各自のメールファイルのアーカイブを作成できます。

無効にすると、メールアーカイブを作成できず、サーバーのディスク容量を節約できます。

全文索引有効 (デフォルト) にすると、ユーザーはサーバーに各自のメール、カレンダー、およびタスクエントリの全文索引を作成できます。

無効にすると、全文索引を作成できないため、サーバーのディスク容量を節約でき、パフォーマンスが向上します。

インターネットパスワードの変更有効 (デフォルト) にすると、ユーザーはインターネットパスワードを変更できます。
カレンダー印刷有効 (デフォルト) にすると、ユーザーは DayRunner、Franklin Planner、Trifold などさまざまなカレンダー形式を印刷できます。カレンダーの印刷には、Adobe Acrobat の PDF 形式が使用されます。

無効にすると、ユーザーは PDF を使用したカレンダー形式を印刷できません。

ActiveX ファイル添付ユーティリティ有効 (デフォルト) にすると、ユーザーは、カスタムファイルアップロードユーティリティを使用して、添付ファイルをドラッグアンドドロップしたり、ファイルを簡単に選択したり、複数のファイルビューを使用できます。

無効にすると、ユーザーは標準ブラウザファイルアップロードユーティリティを使用できます。

HTTP 応答データを圧縮有効 (デフォルト) にすると、GZIP 圧縮を有効にします。

ブラウザが使用される場合に無効にすると、GZIP 圧縮はサポートされません。

会議室とリソース有効 (デフォルト) にすると、会議のスケジュールを作成するときに会議室予約データベースにアクセスできます。
子ウィンドウの再利用有効にすると、この機能はすべてのユーザーに対してグローバルに有効になります。無効 (デフォルト) にすると、ユーザーはこの機能をユーザープリファレンスから有効にできます。
ローカルアーカイブ有効にすると、ユーザーは自分のシステムにローカルにアーカイブできます。
メモ サーバー設定文書にあるこのタブの [Instant Messaging] の設定と [ローカルアーカイブ] 設定 ([その他の設定] の下) は、メール (8) メールテンプレート (MAIL8.NTF) に基づいたメールファイルを使用するユーザーに適用されます。混在環境では、iNotes6 に基づいたメールファイルを使用するユーザーの場合、対応する NOTES.INI 設定を使用する必要があります。このような設定について詳しくは、「混在環境で NOTES.INI 設定を使用する」を参照してください。

メモ Lotus Domino Web Access NOTES.INI 設定の現在のリストについては、http://www-128.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/notes-ini/ にある Lotus developerWorks の Web サイトを参照してください。

関連項目