フィールド | 説明 |
添付ファイルのエンコード方法 | プログラムファイル、画像ファイル、サウンドファイル、ビデオファイル、アプリケーションファイルなどの 8 ビットデータを含む添付ファイルがあるメッセージを Lotus Notes Client が送信するとき、Lotus Domino は SMTP 転送のために添付データを ASCII テキストとしてエンコードします。送信されるファイルの種類に最も適し、メッセージ受信者の大部分がサポートしているエンコード方法を選択します。
メモ このフィールドでは、Macintosh 版の Lotus Notes Client から送信されるメッセージのエンコードは制御されません。Macintosh クライアントに関する添付ファイルのエンコードの設定については、「アウトバウンド MIME の詳細オプションを設定する」および [MIME] - [詳細] - [アウトバウンド] タブを参照してください。
- [Base64] - (デフォルト) メッセージを MIME に準拠したメールプログラムを使用する受信者に送信する場合、非テキストデータ添付ファイルをエンコードするための適切な方法です。Base64 エンコードは、添付ファイルのバイナリデータを US-ASCII キャラクタセットのサブセットに変換し、UUencode よりもわずかながら効率的で、転送されるファイルは元のファイルよりも約 37%大きくなります。
- [Quoted Printable] - この方法は、テキストベースのファイルを MIME 対応メールプログラムを使用する受信者に送信する場合に最も適しています。Quoted-Printable (QP) エンコードは、添付ファイル内の各特殊文字を等号 (=) とそれに続く 8 ビット文字コードを表す 2 桁の 16 進数で置き換えます。Printable ASCII 文字はエンコードされません。QP では、テキストベースのファイルを効率的にエンコードでき、元のファイルよりわずかに大きいだけのエンコードファイルが作成されます。ただし、テキスト以外のファイルの場合、QP エンコードでは、エンコードファイルのサイズは元のサイズの 2 から 3 倍の大きさになります。
- [UUencode] - メッセージの添付ファイルを基本的に UNIX または古い PC メールプログラムを使用する受信者に送信するサーバーでは UNIX-to-UNIX エンコードを使用します。UUencode ではエンコードされたファイルのサイズは、42%ほど大きくなります。
- [BinHex] - 主に Macintosh メールプログラムを使用している受信者に送信する場合に使用します。
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メッセージコンテント | SMTP を使用して送信する前に、Lotus Notes リッチテキストメッセージを変換するときにメッセージの MIME コンテントを構成する方法を指定します。次のいずれかを選択します。
- [Notes からプレーンテキストに変換] - (デフォルト) Lotus Notes リッチテキスト文書のテキストをプレーンテキストに変換します。メッセージに添付ファイルやイメージが含まれている場合、text/plain パートに続けてイメージおよび添付ファイルを含む multipart/mixed MIME メッセージを作成して、それらを添付書類として組み込みます。アウトバウンドメールのほとんどを、複数の text パートを含む MIME メッセージ (text/plain パートおよび text/html パートを含む multipart/alternative 構造があるメッセージなど) を処理できないメールシステムに送信する組織では、このオプションを使用してください。
- [Notes から HTML へ] - Lotus Notes リッチテキスト文書のテキストを HTML に変換します。メッセージに添付ファイルが含まれている場合、multipart/mixed MIME メッセージを作成し、multipart/mixed パートに添付ファイルを含めます。メッセージに画像が含まれている場合、multipart/related パートを作成してメッセージ本文に画像を含めます。
- [Notes からプレーンテキストと HTML に変換] - text/plain パートと text/html パートの両方を含む multipart/alternative body パートを作成して、Lotus Notes リッチテキスト文書のテキストをプレーンテキストと HTML の両方に変換します。メッセージに添付ファイルが含まれている場合、multipart/mixed MIME メッセージを作成し、multipart/mixed パートに添付ファイルを含めます。メッセージに画像が含まれている場合、multipart/related 部分が作成され、テキスト部分とともに画像がその部分に組み込まれます。
- [MIME 形式と Notes 形式をカプセル化したものを Multi-part alternative で作成] - 前のオプションと同様に Lotus Notes リッチテキストメッセージを変換し、元のメッセージを含む Lotus Notes データベースが格納された追加の添付ファイルを作成します。
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タブをスペースに変換 | 次のいずれかを選択します。
- [はい] - アウトバウンドメッセージを MIME 形式に変換するときに、タブをスペースに置換します。
- [いいえ] - (デフォルト) アウトバウンドメッセージを MIME 形式に変換するときに、タブをスペースに置換しません。
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アウトバウンドの 1 行の文字数 | アウトバウンドメッセージ本文の行の左右の最大長。URL など、スペースを含まない長い行から成るテキストがメッセージに含まれている場合に便利です。
表または転送メールヘッダーがある場合、行の長さのデフォルトは 2 倍になり、改行は 150 まで行われません。
(デフォルトは 75) |
インターネットアドレスが文書で定義されていないとき、Lotus Notes アドレスを検索 | インターネット受信者に送信されるメッセージのすべてのアドレスは、インターネット形式 (RFC 821/822 形式) でなければなりません。Lotus Notes ユーザーは、Lotus Notes アドレスとインターネットアドレスの両方にメッセージを送信できます。インターネットに送信されるメッセージに指定されている Lotus Notes 受信者のアドレスを Lotus Domino が変換する方法を指定するには、次のいずれかを選択します。
- [有効] - アウトバウンドインターネットメッセージで、いずれかの受信者のアドレスが Lotus Notes 形式の場合、ユーザー文書からユーザーのインターネットアドレスを読み取り、送信する前にメッセージに追加します。
- [無効] - (デフォルト) スペースを下線に変換し、Lotus Domino ドメインにパーセント記号を付けてエンコードしてインターネットアドレスを作成します。次に例を示します。John_Smith%Notes@acme.com
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Lotus Notes アドレスからインターネットアドレスへの変換時に完全な参照を行う | 次のいずれかを選択します。
- [有効] - 全ディレクトリを検索して受信者名が重複していないかどうかを確認します。受信者名が重複していると、適切なメールファイルに配信されない可能性あります。受信者名の検索方法は、時間がかかり、サーバーに大きな負荷を与えます。
- [無効] - (デフォルト) ルーターは、アドレスが最初に見つかったディレクトリで検索を終了します。
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