MAIL
この例では、Acme 社に Mail1、Mail2、Mail3 の 3 台のメールサーバーがあります。Acme 社から他のインターネットドメイン (外部アドレス) へのメッセージは全サーバーから配信できます。これら 3 台のメールサーバーに適用されるサーバー設定文書の [ルーター/SMTP] - [基本] タブでは、[ローカルインターネットドメイン外にメールを送信するとき、SMTP を使用] フィールドは有効です。Acme 社のインターネットドメイン (acme.com) 宛てのメールは、サーバー Mail2 だけが受信します。Mail2 のサーバー文書の [基本] タブでは、SMTP listener タスクが有効になっています。
これらメールサーバーのいずれかのユーザーが外部アドレス (ドメインが acme.com 以外) にメッセージを送信すると、サーバーは DNS で配信先ドメインを検索し、配信先サーバーに TCP/IP で接続し、SMTP 接続を確立し、メッセージを転送します。
外部インターネットドメイン (acme.com 以外) からのメールはすべて Mail2 に配信されます。DNS には acme.com の MX ホストとして Mail2 が設定されています。Mail2 は受信したメッセージを宛先に配信します。
どのサーバーも外部ドメインに直接メッセージを送信できるので、リレーホスト、異種 SMTP ドメイン文書、SMTP 接続文書は必要ありません。
これらのサーバーを設定するには次の作業が必要です。