データベース管理


システム管理プロセスを使用してデータベースを移動する
この手順は、メールファイルを移動するためのものではありません。

1 移動元サーバーと移動先サーバーで、システム管理プロセスが動作していることを確認します。

2 移動元サーバーのサーバー文書で、作業者に [データベースの作成] の権限が設定されていることを確認します。また、移動元サーバーのデータベース ACL で、作業者に [文書の削除] の権限と [管理者] 以上のアクセス権が設定されていることを確認します。

3 移動先サーバーの ACL で、移動元サーバー (または移動元サーバーとの間で複製を行い、元のデータベースのレプリカがある別のサーバー) に [レプリカの作成] の権限が設定されていることを確認します。

4 移動元サーバーにあるレプリカの ACL で、移動先サーバーに [読者] 以上のアクセス権が設定されていることを確認します。

5 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator の左側にあるサーバーペインから、移動するデータベースが存在するサーバーを選択します。サーバーペインを展開するには、[サーバー] アイコンをクリックします。

6 [ファイル] タブをクリックします。

7 ファイルペインで、移動するデータベースを選択します。

8 右側のツールペインで、[データベース] - [移動] を選択します。選択したデータベースを [移動] ツールにドラッグする方法もあります。

9 (省略可能) 現在のドメインにクラスタが含まれている場合に、複製先サーバーとしてクラスタメンバーだけを表示するには、[クラスタメンバーのみ表示] をクリックします。

10 複製先サーバーを選択します。複製先サーバーは複数選択することもできます。リストに表示されないサーバーを選択するには、[その他] をクリックし、サーバーの階層名を指定し、[OK] をクリックします。

11 (省略可能) 移動先サーバーを選択します。[ファイル名] を選択し、移動するデータベースの移動先サーバーのカスタムファイルパスを選択し [OK] をクリックします。この手順は移動先サーバーごとに繰り返します。このオプションを選択しない場合、データベースは複製元サーバーと同じロケーションにある複製先サーバーに保存されます。


12 次のチェックボックスのいずれかを選択したり、すべてを選択できます。
チェックボックス説明
アクセス制御リストのコピーデータベースのアクセス制御リストをコピーして移動に含める場合は、このオプションを選択します。
全文索引の作成データベースの全文索引を作成して移動したデータベースと共に含める場合は、このオプションをクリックします。
レプリカの未読マークの交換システム管理プロセスで移動元データベースのすべての未読マークを移動先データベースと一致させるには、このオプションを選択します。このプロセス中に問題が発生した場合はエラーが生成され、システム管理要求応答文書に保存されます (要求ログ)。このエラーは致命的なものではなく、引き続き以降の要求が生成されます。このため、移動先データベースの未読マークのみが影響を受けます。
クライアント参照の更新用のリダイレクトマークの作成 (IBM Lotus Domino 8 以降)リダイレクトデータベース参照機能を使用していて、移動するデータベースのデータベース参照の更新を IBM(R) Lotus Notes(R) Client に対して許可するには、このオプションを選択します。Lotus Notes Client は、ブックマークやデータベースの移動先へのデスクトップショートカットなどの参照を更新します。
13 移動するデータベースの新しいデフォルトストレージタイプを指定する場合は、Domino データベースデータストアを指定します。IBM(R) DB2 Unified Database(R) Enterprise Server Edition がデータストアである場合、データベースは DB2 サーバーによって認識されます。

14 [OK] をクリックします。ダイアログボックスに処理したデータベースの数が表示されます。エラーが発生した場合はエラーの数も表示されます。詳細はステータスバーを参照してください。

15 移動元サーバーがクラスタサーバーでない場合、システム管理プロセスが新しいロケーションにレプリカを作成するクラスタなしレプリカの移動要求を終了した後、元のデータベースの削除を個別に承認する必要があります。これには次のようにします。

16 データベースを移動したことをユーザーに通知します。

リダイレクトデータベース参照機能について詳しくは、「データベースへのクライアント参照のリダイレクト」を参照してください。

データベースを移動先サーバーにドラッグして移動する[データベース] - [移動] を選択しないで、データベースを移動先サーバーにドラッグする方法もあります。この方法では、データベースがすべて移動先サーバーの 1 つの既存フォルダに保存されます。この方法でも、システム管理要求が使用され、データベースの移動は自動的に行われます。データベースを別の Lotus Domino ドメインに移動することはできません。
1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

2 ファイルペインで、移動するデータベースを選択します。

3 [Ctrl] キーを押しながら、選択したデータベースを左側のサーバーペインにある複製先サーバーにドラッグします。

4 レビューアへの質問:[データベースの移動] ダイアログボックスが表示され、上記の手順と同じように機能しませんでしたか。

5 表示されるダイアログボックスで [データベースの移動] を選択し、データベースを保存する移動先サーバーのフォルダを選択して [OK] をクリックします。