ユーザーとサーバーの設定


サーバー間の複製スケジュールを設定する
2 台のサーバー間で複製するには、接続文書を作成して情報交換の方法と時期を指定します。接続文書は IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリに保存されます。2 台のサーバー間で行うすべての複製処理で使用する接続文書は 1 つだけです。必要のない接続文書を作成するとネットワークトラフィックが増大するため、負荷が重くなります。

デフォルトでは、メール配信と複製の両方が可能です。この設定を変更して別の接続文書を使うと、タスクごとにスケジュールを設定できます。時刻、時間帯、反復間隔に関して、複製とメール配信で別々に指定できます。また、必要に応じてこれらの設定を増減できます。

サーバーの場所によって、複製のためにどのようにサーバーを接続するかが違います。LAN 経由でも、ダイヤルアップモデムやリモートアクセスサービス接続などの非連続接続のシリアル回線を経由しても、サーバーを接続して複製できます。また、パススルーサーバーを使っても複製できます。

インターネット経由の複製は、TCP/IP を採用している LAN と同じように実行されます。Lotus Domino Server は、複製を実行する Lotus Domino Server と同じ IBM(R) Lotus Notes(R) ドメインに存在している必要があります。同じドメインでなければ、他のサーバーと共通の認証が必要です。

メモ サーバーを複製する場合、サーバーの共通名を使用しないでください。サーバーからサーバーへの複製中は、サーバーの全階層名だけを使用しなければなりません。これは、サーバー間の複製のインスタンスすべてに適用されます。

複製用の接続文書を設定するには一度に 1 つのサーバーの接続だけを設定します。
1 次の点を確認します。

2 Lotus Domino Administrator で、[設定] タブをクリックします。

3 送信側サーバーの Domino ディレクトリを [ディレクトリサーバー] フィールドで選択します。

4 [サーバー] をクリックし、[接続] をクリックします。

5 使用したい接続をクリックして、[接続の編集] をクリックします。

6 [基本] タブで、次のフィールドを設定します。
フィールド設定
使用優先度[通常] を選択します。現在の接続文書にあるネットワーク情報を使って、サーバーを接続します。
撤去するサーバー送信側サーバー名。
送信側ドメイン送信側サーバーのドメイン名。
使用するポート呼び出しサーバーで使用するネットワークポートかプロトコルの名前を入力します。

LAN 接続で使用する実際のポートを特定せずに、IBM(R) Lotus Domino(R) で指定されたポートを使用する場合、ローカルエリア接続文書の [使用するポート] フィールドにポートを指定しないでください。Lotus Domino により、すべての使用可能な LAN ポート、すべての接続文書 (使用可能なものと使用不可のもの両方) を含む情報が使用され、サーバー間の接続に最適なポートが決められます。

受信側サーバー受信側サーバー名。サーバー名を含むグループ名を指定できます。この場合、複製元サーバーは指定されたグループに含まれる各サーバーを複製します。グループを指定するには、サーバーだけを含むグループを作成し、グループタイプとして [サーバーのみ] を選択します。このグループには、他のサーバーグループを含めることはできません。
受信側ドメイン受信側サーバーのドメイン名。
7 [複製/配信] タブをクリックし、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド設定
複製タスク[有効] を選択します。
データベースの複製、優先度次のいずれかを選択します。
  • [中 高]
  • [低 中 高] (デフォルト)
複製の種類 次のいずれかを選択します。
  • [Pull Pull]
  • [Pull Push] (デフォルト)
  • [Pull のみ]
  • [Push のみ]
複製するファイル/ディレクトリ

複製するデータベース名かディレクトリ名を入力します。

複数を指定する場合はセミコロン (;) で区切り、呼び出し側サーバーでの名前を入力します。データベースがデータディレクトリのサブディレクトリにある場合は、EAST\SALES.NSF のようにデータディレクトリからの相対パスも含めて入力します。

ディレクトリやそのサブディレクトリ内にあるすべてのファイルを指定するには、EAST\ のようにデータディレクトリからの相対パス名に円記号 (\) を付けて入力します。ワイルドカード (*) は使用できません。

複製の制限時間複製の制限時間を分単位で入力します。
8 [スケジュール] タブをクリックし、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド設定
スケジュール[有効] を選択します。
呼び出し時間複製の開始時間と終了時間を入力します。デフォルトは、午前 8 時から午後 10 時までです。
繰り返し間隔複製を行う間隔を分単位で入力します。デフォルトは、360 分です。
実行日この複製スケジュールを使用する曜日を入力します。デフォルトは [日、月、火、水、木、金、土] です。
9 [保存して閉じる] をクリックします。

関連項目