ディレクトリサービス
クライアント上の要約ディレクトリカタログ (モバイルディレクトリカタログ) の利点
IBM(R) Lotus Notes(R) Client 上に要約ディレクトリカタログを作成しておくと、1 つまたは複数の IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリを利用している組織にとって有用なものになります。この要約ディレクトリカタログはモバイルディレクトリカタログともいいます。Lotus Notes ユーザーのメールサーバーやディレクトリサーバーも Lotus Notes ユーザーに代わって Domino ディレクトリで参照を行うことができますが、Lotus Notes Client 上で要約ディレクトリカタログを使用することには次の利点があります。
Lotus Notes ユーザーのクライアントがネットワークから切断されていても、全社的な単一のローカルディレクトリにアクセスできます。
メールの宛先をアドレス指定するときに [F9] キーを押すと、組織の任意の受信者のアドレスを素早く確認できます。
使用しているクライアントがネットワークから切断されていても、メールに暗号化フラグを付けることができます。クライアントは、ユーザーがネットワークに接続してメールを送信するときに、パブリックキーを参照し、メールを暗号化します。
デフォルトではディレクトリカタログにグループが含まれているので、グループにメールを送信できます。ただし、ディレクトリカタログのサイズを最小限にするために、デフォルトではグループのメンバーが含まれません。したがって、ユーザーのメールサーバーやディレクトリサーバーでは、グループのメンバーを参照できる必要があります。
入力補完機能ではローカルディレクトリカタログが検索されるので、クイック名前解決が即座に実行されます。ローカルに設定されたディレクトリカタログがクライアントにある場合、入力補完機能での検索はサーバーまでは及びません。
個人アドレス帳で使用できる詳細検索機能を使用すれば、ディレクトリカタログを検索できます。たとえば、ユーザーが、Los Angeles にいる Robin という名前のユーザーにメールを送信するとします。Robin の姓が分からない場合は、[名] が Robin で、[ロケーション] が Los Angeles に該当するユーザーをディレクトリカタログで検索すれば、その名前を取得できます。
[宛先の選択] ダイアログボックスを使用すれば、ディレクトリカタログを開き、名前をスクロールできます。
Soundex を使用すれば、スペルがわからない名前を音声入力して検索できます。
名前解決がクライアント側でローカルに実行されるので、ネットワークトラフィックが低減されます。
関連項目
要約ディレクトリカタログを設定する
ディレクトリカタログ
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