をケース別に示したものです。どのケースが当てはまるかは、使用しているディレクトリカタログのタイプや、サーバーが認証用として信頼する、集約された IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリの範囲によります。

以下は、各ケース共通の前提条件です。

• S1、S2、S3、S4 は、あるドメインにあるサーバーの名前
• A、B、C、D は、組織の 4 つのドメインに対応する Domino ディレクトリの名前
• A、B、C、D にある各名前は、west/acme、east/acme、north/acme、south/acme という 4 つのネームスペースのいずれかを構成します。ネームスペースは、A、B、C、D にまたがります。
• DA = ディレクトリアシスタント
• EDC = 拡張ディレクトリカタログ
• CDC = サーバー上の要約ディレクトリカタログ

  認証の設定目標	拡張ディレクトリカタログを使用する方法	要約ディレクトリカタログを使用する方法
  S1、S2、S3、S4 では、A、B、C、D にあるすべての名前を認証用として信頼するようにします。	A、B、C、D を 1 つの EDC に集約します。すべてのサーバーが使用する DA データベースを 1 つ作成します。EDC の DA 文書を 1 つ作成します。ここでは、*/*/*/*/*/* 命名規則を有効にし、認証用として信頼します。	すべてのサーバーが使用する 1 つの CDC に A、B、C、D を集約します。各サーバーのサーバー文書で [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する] オプションを有効にします。
  S1、S2、S3、S4 では、A、B、C、D にある名前は認証用として信頼しないようにします。	EDC の DA 文書で、認証用として信頼する命名規則を有効にしない以外は上記と同じです。	サーバー文書の [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する] オプションを有効にしない以外は上記と同じです。
  S1、S2、S3、S4 では、A と B にあるすべての名前を認証用として信頼し、C と D にある名前は認証用として信頼しないようにします。	A と B を EDC1 に集約し、C と D を EDC2 に集約します。すべてのサーバーが使用する DA データベースを 1 つ作成します。EDC1 の DA 文書を作成します。ここでは、*/*/*/*/*/* 命名規則を有効にし、認証用として信頼します。EDC2 の DA 文書を作成します。ここでも、*/*/*/*/*/* 命名規則を有効にしますが、認証用としては信頼しません。	すべてのサーバーが使用する 1 つの CDC に A、B、C、D を集約します。サーバー文書の [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する] オプションは有効にしません。 すべてのサーバーが使用する DA データベースを 1 つ作成します。A、B、C、D 用それぞれに独立した DA 文書を作成します。A および B の DA 文書では、*/*/*/*/*/* 命名規則を有効にし、認証用として信頼します。C と D の DA 文書では、どの規則も認証用として信頼しません。
  S1、S2、S3、S4 では、west/acme または east/acme で終わる名前のみを、その名前が含まれる Domino ディレクトリに関係なく、信頼するようにします。	A、B、C、D を 1 つの EDC に集約します。すべてのサーバーが使用する DA データベースを 1 つ、EDC の DA 文書を 1 つ作成します。この DA 文書では、規則 */*/*/west/acme/* と規則 */*/*/east/acme/* を作成し、両方を認証用として信頼します。その他の命名規則は認証用として信頼しません。	すべてのサーバーが使用する 1 つの CDC に A、B、C、D を集約します。サーバー文書の [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する] オプションは有効にしません。 すべてのサーバーが使用する DA データベースを 1 つ作成します。A、B、C、D 用それぞれに独立した DA 文書を作成します。各 DA 文書では、規則 */*/*/west/acme/* と規則 */*/*/east/acme/* を作成し、両方を認証用として信頼します。その他の命名規則は、どの DA 文書でも、認証用として信頼しません。
  S1 と S2 では、A と B にある名前のみを信頼して使用するようにします。 S3 と S4 では、C と D にある名前のみを信頼して使用するようにします。	A と B を EDC1 に集約します。DA データベース DA1 を作成します。その中で EDC1 の DA 文書を作成します。この文書で、*/*/*/*/*/* 命名規則を有効にし、認証用として信頼します。DA1 を使用するように S1 と S2 を設定します。 C と D を EDC2 に集約します。さらに DA データベース DA2 を作成します。その中で EDC2 の DA 文書を作成します。この文書では、*/*/*/*/*/* 命名規則を有効にし、認証用として信頼します。DA2 を使用するように S3 と S4 を設定します。	A と B を CDC1 に集約し、CDC1 を使用するように S1 と S2 を設定します。S1 と S2 のサーバー文書で [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する] オプションを有効にします。 C と D を CDC2 に集約し、CDC2 を使用するように S3 と S4 を設定します。S3 と S4 のサーバー文書で [インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する] オプションを有効にします。

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