ローミングユーザーを移動する
IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator を使用して、ローミングユーザーのファイルをサーバー間で移動できます。ローミングユーザーのファイル (journal.nsf、bookmark.nsf、names.nsf) を移動する際には、オプションとしてユーザーのメールファイルも移動できます。ユーザーのローミングファイルに加えてメールファイルも移動すると、追加のシステム管理要求が生成されます。ここでは、ローミングファイルを移動するためのシステム管理要求を「ローミングファイルの移動システム管理要求」に、メールファイルを移動するためのシステム管理要求を「メールファイルの移動システム管理要求」にまとめて記載します。

ローミングユーザーのファイルを移動するには、Lotus Domino Administrator で [ユーザーとグループ] タブをクリックし、[ユーザー] - [ツール] - [移動] を選択します。

ローミングユーザーのファイルを移動する移動先サーバーがローカルドメインにない場合、2 番目の要求として [新規ローミングサーバーのアクセスレベルを上げる] 要求が生成されます。移動先サーバーがローカルドメインにある場合は、[新規ローミングサーバーのアクセスレベルを上げる] 要求は生成されません。

ローミングファイルの移動システム管理要求ローミングサーバーへのアクセス権チェックトリガ:Lotus Domino Administrator で [移動] アクションを実行したとき。


新規ローミングサーバーのアクセスレベルを上げるこのシステム管理要求は、ユーザーのファイルを移動しようとするサーバーにローミングファイルへのアクセス権がない場合に生成されます。
ローミングユーザーのレプリカの作成この要求は 1 回生成されます。journal.nsf、bookmark.nsf、names.nsf に対して 1 回ずつ、合計 3 回のレプリカが生成されます。
ユーザー文書のローミングサーバーフィールドのモニタートリガ:[ローミングユーザーのレプリカの作成] 要求が正常に終了したとき。
ユーザー文書のローミングサーバーフィールドの置換トリガ:[ユーザー文書のローミングサーバーフィールドのモニター] 要求が正常に終了したとき。
新規ローミングサーバーへ変更を反映この要求は Journal.nsf、bookmark.nsf、names.nsf の各ファイルに対して 1 回ずつ、合計 3 回生成されます。
削除するレプリカ情報の取得トリガ:[新規ローミングサーバーへ変更を反映] システム管理要求が完了したとき。
レプリカ削除の承認この要求は Journal.nsf、bookmark.nsf、names.nsf の各ファイルに対して 1 回ずつ、合計 3 回生成されます。
レプリカの削除の要求この要求は Journal.nsf、bookmark.nsf、names.nsf の各ファイルに対して 1 回ずつ、合計 3 回生成されます。
レプリカの削除この要求は Journal.nsf、bookmark.nsf、names.nsf の各ファイルに対して 1 回ずつ、合計 3 回生成されます。
メールファイルの移動システム管理要求メールサーバーのアクセス権チェックトリガ:ローミングファイルとメールファイルを移動するアクションを実行したとき。
新規メールファイルレプリカの作成トリガ:[メールサーバーのアクセス権チェック] システム管理要求が正常に処理されたとき。
新規メールファイルフィールドを追加トリガ:[新規メールファイルレプリカの作成] システム管理要求が完了したとき。
新規メールファイルフィールドのモニタートリガ:[新規メールファイルフィールドを追加] 要求が正常に完了したとき。
メールファイルフィールドの置換トリガ:[新規メールファイルフィールドを追加] システム管理要求が完了したとき。
新規メールサーバーへ変更を反映トリガ:[メールファイルフィールドの置換] システム要求が完了し、ホームサーバーがクライアントを認証したとき。
削除するメールファイル情報の取得トリガ:[新規メールサーバーへ変更を反映] システム管理要求が完了したとき。
メールファイル削除の承認トリガ:[削除するメールファイル情報の取得] システム管理要求が正常に完了したとき。
メールファイルの削除の要求トリガ:[メールファイル削除の承認] 要求を管理者が承認したとき。
メールファイルの削除トリガ:[ファイルの削除要求] システム管理要求が完了したとき。
関連項目