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ブラウザキャッシュの管理を使用する
ブラウザキャッシュの管理を使用し、Lotus Domino Web Access セッションの終了時にどのエントリをキャッシュに保存し、どのエントリを削除するかを制御することで、Microsoft Internet Explorer でクライアント側のパフォーマンスと IBM(R) Lotus Domino(R) Web Access セッションのセキュリティを向上させることができます。多くの組織はセキュリティ上の理由のため、ブラウザキャッシュに残されるファイルを制限します。しかし、ローエンドマシンでは、セッションごとに Lotus Domino Web Access をロードすると、パフォーマンスに悪影響を与えることがあります。したがって、たとえば、パフォーマンス上の理由から Lotus Domino Web Access 設計要素をキャッシュに残すが、セキュリティ上の理由からメールファイルから取得した要素はすべて削除することが必要になる場合があります。

キャッシュレベルを設定すると、すべてのキャッシュエントリを削除したり、ユーザーのメールファイルに関連するエントリのみを削除することができます。たとえば、ブラウザキャッシュの管理は Lotus Domino Web Access のスタティック設計要素をローカルにアーカイブし、次回ブラウザがアクセスされたときにキャッシュに戻すことで、クライアント側のパフォーマンスを向上させます。これは、低帯域幅接続を使用して Lotus Domino Web Access にアクセスする場合、特に役立ちます。

ブラウザキャッシュの管理を設定するブラウザキャッシュの管理は Lotus Domino Web Access サーバーのサーバー設定文書で設定します。この機能を有効にすると、Lotus Domino Web Access クライアントに自動的にインストールするか、ユーザーがインストールできるようにするかを選択できます。自動的にインストールする場合、ユーザーが初めて Lotus Domino Web Access にアクセスしたとき、ブラウザキャッシュの管理システム確認メッセージが表示され、ブラウザキャッシュの管理を有効にするためすべてのブラウザウィンドウを閉じることをユーザーに要求します。
ブラウザキャッシュの管理を有効にしたが自動的にはインストールしない場合、ユーザーは Lotus Domino Web Access プリファレンス ([プリファレンス] - [ログアウト]) を使用してインストール (およびアンインストール) できます。ブラウザキャッシュの管理を有効にしていない場合、このプリファレンスは表示されません。さらにセキュリティ上の理由から、ブラウザキャッシュの管理をインストールしていないユーザーは電子メールに添付ファイルを追加したり、添付ファイルにアクセスしたりできません。

ユーザーのシステムにブラウザキャッシュの管理機能をインストールした場合、サーバーのサーバー設定文書に設定されたキャッシュスクラビングレベルに基づき、キャッシュのクリーンアップが行われます。ユーザーはこの設定を変更できません。インストールされていない場合は、ユーザーはログアウト時に手動でキャッシュを消去できます。履歴を消去し、次のいずれか 1 つのログアウトオプションを選択します。


サーバー設定文書の ブラウザキャッシュの管理設定について詳しくは、「Lotus Domino Web Access 用にサーバー設定文書を編集する」の「ブラウザキャッシュの管理」の節を参照してください。

STLinks ファイルのキャッシュデフォルトでは、Lotus Domino Web Access では STLinks ファイルのキャッシュが強制されます。この設定を上書きするには、NOTES.INI 設定 iNotes_WA_DisableExpiresForSTLinks=1 を使用します。
メモ Lotus Domino Web Access NOTES.INI 設定の現在のリストについては、http://www-128.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/notes-ini/ にある Lotus developerWorks の Web サイトを参照してください。

関連項目