モニタリング
Lotus Domino SNMP Agent を使用する前に、TCP/IP と SNMP が LPAR に正常にインストールおよび設定されていることを確認します。また、Lotus Domino の実行可能ファイルと Lotus Domino データディレクトリが検索パスにあることも確認します。コミュニティベースのセキュリティ (SNMPv1 または SNMPv2 形式) だけがサポートされています。
LPAR に SNMP が設定されていない場合、次の IBM マニュアルを参照して SNMP を設定してください。
メモ また、『Syslogd How To Informational APAR (apar II12021)』も参照してください。
SNMP の設定が正しいことを確認するには、Unix System Services 内から次のコマンドを入力します。
1.3.6.1.2.1.1.2.0 = 1.3.6.1.4.1.2.3.13
1.3.6.1.2.1.1.3.0 = 1192800
1.3.6.1.2.1.1.4.0 = <userid>
1.3.6.1.2.1.1.5.0 = <hostname>
1.3.6.1.2.1.1.6.0 = <location>
1.3.6.1.2.1.1.7.0 = 76
1.3.6.1.2.1.1.8.0 = 950000
1.3.6.1.2.1.1.9.1.2.1 = 1.3.6.1.4.1.2.11.7.1
1.3.6.1.2.1.1.9.1.2.2 = 1.3.6.1.4.1.2.11.7.2
1.3.6.1.2.1.1.9.1.3.1 = z/OS SNMP Agent
1.3.6.1.2.1.1.9.1.3.2 = z/OS TCP/IP SNMP Subagent
1.3.6.1.2.1.1.9.1.4.1 = 0
1.3.6.1.2.1.1.9.1.4.2 = 1800
1 TCP/IP プロファイルに SACONFIG ステートメントを含める場合、プロファイル内のステートメントが次の例のような形式であることを確認します。
public は希望するパスワードに置き換えることができます。パスワードの変更を選択し、/etc/pw.src のパスワードを使用する場合、そのパスワードも変更したことを確認します。
161 UDP OMVS ; SNMP Agent
次に、OSNMPD EXEC カードの例を示します。
//OSNMPD EXEC PGM=EZASNMPD,REGION=4096K,TIME=NOLIMIT,
// PARM=('POSIX(ON) ALL31(ON)',
// 'ENVAR("RESOLVER_CONFIG=/etc/resolv.conf"',
// '"OSNMPD_DATA=/etc/osnmpd.data")',
// '/-d 0')
mibs.data と osnmpd.data が /etc にないか、以前のレベルからのものである場合、/usr/lpp/tcpip/samples に置かれた TCPIP サンプルから現在のレベルを取得できます。
メモ osnmp.conf が /etc に置かれていないことを確認してください。これはユーザーベースセキュリティ用に予約されています。
ヒント トラップ転送先は、SNMPTRAP.DEST データセットで定義されています。リモートから管理するインフラストラクチャ用には、適切なトラップ転送先およびコミュニティ名を設定してください。
pw.src は次のサンプルのようになります。
HOSTNAME 9.1.2.3 255.255.255.255
public 9.1.0.0 255.255.0.0
test1 9.1.0.0 255.255.0.0
public を使用しないように TCP/IP プロファイルに SACONFIG を設定した場合、ホスト名を SACONFIG ステートメントで使用したパスワードに置き換えます。
一般的なセットアップの問題について詳しくは、Information APAR II13477 を参照してください。
メモ z/OS では、Lotus Domino SNMP Agent を自動的に起動することはできません。
出力には、次の行が入っているはずです。
1.3.6.1.2.1.1.9.1.3.3 = Lotus Domino SNMP Agent
osnmp getnext 1.3.6.1.4.1.334.72
次のように表示されます。
1.3.6.1.4.1.334.72.2.1.0 = 2
上記のような正しい応答がない場合、または getnext 応答が Lotus Domino MIB 外の OID に対するものである場合、さらにデバッグを行う必要があります。レベル 255 で SNMP Agent トレースを開始します。
さらに検査する内容があるかどうかを確認し、SNMP Agent トレースの設定方法に関する情報を取得するには、Informational APAR II13477 を参照してください。
LNSMP Agent の使用を停止する次のコマンドを入力します。
関連項目