WEB サーバー


他の Web サーバーと併用できるように Lotus Domino を設定する
バックエンドの IBM(R) Lotus Domino(R) Server は、フロントエンドの IBM(R) HTTP Server (IHS) または Microsoft Internet Information Server (IIS) からの要求を受信したり、それに応答したりできます。この通信を可能にするには、IBM(R) WebSphere(R) Application Server (WAS) 4.0.3 以降の適切なプラグインをフロントエンドサーバーにインストールする必要があります。それらのプラグインは、Lotus Domino アプリケーションに対する HTTP 要求を認識し、それらの要求を Lotus Domino Server に渡します。他の HTTP 要求は、フロントエンドサーバー自体により処理されます。

フロントエンドサーバーは通常、ファイアウォールの外部に配置します。フロントエンドサーバーが Web ユーザーからの要求を受信し、その要求をプラグインが HTTP を介して中継し、ファイアウォールを抜けてバックエンドの Lotus Domino 7 Server 上の HTTP タスクに渡します。次に Lotus Domino 7 Server が要求を処理して返信をプラグインに送り、その返信はプラグインからユーザーに渡されます。

任意の数のバックエンドサーバーをサポートするために、プラグインを設定することができます。Lotus Domino は WebSphere と同じプラグインを使用するため、Lotus Domino Server と WebSphere サーバーを結合することもできます。たとえば、メールアプリケーションのホストである Lotus Domino サーバーと、J2EE アプリケーションのホストである WebSphere サーバーの両方を、同じ IIS フロントエンドサーバーの背後に配置することができます。

バックエンドの Lotus Domino Server は、サポートされている任意のオペレーティングシステムプラットフォームで実行できます。フロントエンドサーバーとしては、以下のサーバーがサポートされています。


プラグインファイルは Lotus Domino 7 Server のパッケージに含まれており、その使用権は Lotus Domino ライセンスに含まれています。Microsoft IIS プラグインを使用するために他の WebSphere コンポーネントをインストールする必要はありませんが、IHS プラグインを使用する場合は、WebSphere の IHS コンポーネントをフロントエンドサーバーにインストールする必要があります。

Lotus Domino バックエンドサーバーでは、Lotus Domino コアデータベース、Lotus Domino Web Access、Domino Off-Line Services (DOLS) の機能がサポートされています。その他の Lotus Domino 製品もサポートされています。詳しくは、製品のマニュアルを参照してください。