Microsoft Windows への Lotus Notes のインストールの場合、単一ユーザーまたはマルチユーザーがサポートされています。Windows の場合は、Lotus Notes Client のみが Notes.msi.w32 インストールメディアキットで利用できます。マルチユーザーインストールで Allclient キットは使用できません。

インストールに関する考慮事項については、「Windows に Lotus Notes をインストールする場合の考慮事項」を参照してください。

1 すべてのアプリケーションをシャットダウンします。

2 Lotus Notes 8 のベータ 1 またはベータ 2 バージョンがインストールされている場合は、ベータ版をアンインストールした後、続行してください。Lotus Notes リリース 8 のインストールまたはアップグレードに先立って、Lotus Notes 8 ベータ 3 をアンインストールする必要はありません。

3 Lotus Notes インストールキットを入手します。

たとえば、インストールメディアキット CD を入手するか、またはブラウザを開いてインストールメディアキットがある Lotus Notes/Domino の Web サイトにアクセスします。

5 インストールメディアキットが保存されているフォルダに移動します。

6 SETUP.EXE インストール実行可能ファイルを検索して実行します。

メモ 環境変数 USERPROFILE、HOMEDRIVE、または HOMEPATH がネットワーク共有に設定されている場合は、特殊なコマンドラインパラメータを使用して、すべてのデータディレクトリがローカルにインストールされるようにし、ネットワーク共有に関する問題が発生しないようにする必要があります。これらの環境変数を確認するには、コマンドプロンプトで「SET」と入力します。HOMEDRIVE が C: に設定されていない場合は、この手順を慎重に見直してください。たとえば、HOMEDRIVE=H: となっていることがあります(多くの場合、「H」はマップされたネットワークドライブです)。

8 使用許諾契約の条項を確認して同意し、[次へ] をクリックします。

9 ユーザー名と会社名を入力し、[マルチユーザーインストール] 設定を選択して [次へ] をクリックします。

10 デフォルトのインストールディレクトリをそのまま使用するか、または別のインストールディレクトリを指定して、[次へ] をクリックします。

メモ インストールは、すべてのユーザーが読み取り可能で、書き込み不可になっているディレクトリに行う必要があります。

Windows で新たにマルチユーザーインストールを実施する場合のデフォルトのインストールディレクトリは、次のとおりです。

• Lotus Notes 8 製品とバイナリファイルインストールディレクトリ -- C:\Program Files\IBM\Lotus\Notes
• 各ユーザーのデータディレクトリ -- C:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes\data
• ワークスペースディレクトリ -- C:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes\data\workspace
• Lotus Notes 8 Java コードインストールディレクトリ -- C:\Program Files\IBM\Lotus\Notes\framework

• [Activities] -- Activities 機能をインストールする場合に選択します。この機能を使用するには、Activities サーバーが必要です。
• Sametime (統合済み) -- チャットやライブ名など基本的な IBM(R) Lotus Sametime(R) の機能をインストールする場合に選択します。この機能を使用するには、Sametime サーバーが必要です。
• [IBM Lotus Productivity Tools] -- IBM Lotus 文書、IBM Lotus プレゼンテーション、IBM Lotus 表計算 など、IBM(R) Lotus(R) Productivity Tools をインストールする場合に選択します。
• [Composite Application Editor] -- 複合アプリケーションと共に使用する Composite Application Editor をインストールする場合に選択します。

13 プリビュー画面を確認し、[インストール] をクリックして続行するか、または [戻る] をクリックして選択したフィーチャーを確認します。インストールプロセスには数分かかります。

確認のために、インストールしているファイアウォールのセキュリティ同意画面が表示されることがあります。

メモ Lotus Notes 8 の既存のベータ版がインストールされたシステムに Lotus Notes 8 をインストールしようとしてエラーが発生した場合は、既存のベータ版が正しくアンインストールされなかった可能性があります。

14 インストールが完了した後、サマリー画面を確認し、[終了] をクリックしてインストールウィザードを終了します。

メモ インストールに失敗する場合は、この画面にインストールログファイルの場所が表示されます。

デスクトップ上にアプリケーションアイコンが表示されます。[スタート] - [すべてのプログラム] - [Lotus Applications] でも確認できます。アプリケーションは、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs\Lotus Applications にインストールされます。

IBM Lotus Productivity Tools をインストールすると、デスクトップ上にアプリケーションアイコンが表示されます。[スタート] - [すべてのプログラム] でも確認できます。アプリケーションは次のディレクトリにインストールされます。C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs。

• (インストールした場合) インストール後、[スタート] - [すべてのプログラム] をクリックすると、IBM Lotus Productivity Tool のアイコンが表示されます。
• すべてのユーザーに対して、C:\Documents and Settings\All Users\Desktop にデスクトップショートカットが作成されます。
• 共有データディレクトリは、次の場所に作成されます。
  • Microsoft Windows XP:C:\Documents and Settings\All Users\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes\data
  • Microsoft Windows Vista:C:\Windows\system32\config\systemprofile\AppData\Local\Lotus\Notes\data
• 各ユーザーに対して、データディレクトリとワークスペースディレクトリが次の場所に作成されます。
  • Microsoft Windows XP:C:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes\data
  • C:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Application Data\Lotus\Notes\data\workspace
  • Microsoft Windows Vista:c:\users\<user>\AppData\Local\Lotus\Notes\data
  • C:\users\<user>\AppData\Local\Lotus\Notes\data\workspace
• Lotus Notes の従来のファイルは <install_dir> にインストールされます。
• IBM(R) Lotus(R) Expeditor のコアファイルは <install_dir>\framework\rcp にインストールされます。
• Eclipse のコアファイルは <install_dir>\framework\eclipse にインストールされます。

2 新しいデスクトップショートカットを使用して Lotus Notes を開始するか、または [スタート] - [Lotus Applications] - [Lotus Notes 8] をクリックします。

3 Lotus Notes のセットアッププロンプトが表示されたら、このプロンプトに応答します。

4 今回初めてこの Lotus Notes リリースをインストールまたは更新する場合は、Lotus Notes のメールテンプレートと連絡先リストをこの時点で更新する必要があります。この手順は、この Lotus Notes リリースに最初に更新する場合にのみ必要です。Lotus Notes をアンインストールして再インストールする場合、このステップを繰り返す必要はありません。メールと連絡先のテンプレートの設計を置き換え、ロケーション文書でサーバーが正しく設定されていることを確認します。メールには、メール (R8) (MAIL8.NTF) テンプレートを使用します。連絡先には、個人アドレス帳 (PERNAMES.NTF) テンプレートを使用します。

1. [開く] - [メール] をクリックするか、または [メール] タブをクリックします。
2. [ファイル] - [アプリケーション] - [設計の置換] を選択します。
3. リストからメール (R8) (MAIL8.NTF) テンプレートを選択します。
4. [テンプレートを引き継いで設計] オプションを無効にします。
5. [置換] をクリックして、すべてのプロンプトで [OK] または [はい] をクリックします。
6. [メール] タブを閉じます。クライアントを再起動した後に [メール] を開くと、新しい設計が表示されます。
7. [開く] - [連絡先] をクリックするか、または [連絡先] タブをクリックします。
8. [ファイル] - [アプリケーション] - [設計の置換] を選択します。
9. リストから個人アドレス帳 (PERNAMES.NTF) テンプレートを選択します。
10. [テンプレートを引き継いで設計] オプションを無効にします。
11. [置換] をクリックして、すべてのプロンプトで [OK] または [はい] をクリックします。
12. [連絡先] タブを閉じます。Lotus Notes クライアントを再起動した後に [連絡先] を開くと、新しい設計が表示されます。

メールと連絡先のテンプレートの設計を置換した後、Lotus Notes を再起動する必要があります。

関連項目

Lotus Notes インストール前チェックリスト
Windows に Lotus Notes をインストールする場合の考慮事項
クライアントインストールとインストール方法を設定する
マルチユーザー環境に Lotus Notes をインストールする
サイレントインストールを使用してクライアントインストールを自動化する
Tuner を使用してクライアントインストールをカスタマイズする
インストールマニフェストを使用して Lotus Notes のインストールをカスタマイズする
インストール済みの Lotus Notes 機能を更新、追加、および削除する
Lotus Notes をアンインストールする

用語集