LOTUS DOMINO と DB2


autoconfigure コマンドを使用してデータベース構成パラメータを自動設定する
autoconfigure コマンドを使用すると、有効なリソース、IBM(R) DB2 Universal Database(R) Enterprise Server Edition で収集された内部統計、IBM(R) Lotus Domino(R) Server の要件条件に関する情報を提供する入力パラメータに基づいた最適なデータベース設定を判断することができます。 autoconfigure を実行すると、システムのパフォーマンスを向上させることができます。

autoconfigure を実行する場合は、次の表に示すパラメータを使用します。
キーワード有効な値デフォルト

推奨される

設定

説明
mem_percent1-10080.0060.00専用メモリのパーセント。(オペレーティングシステム以外の) 他のアプリケーションがこのサーバーで実行されている場合は、100 未満に設定します。
workload_typesimple、mixed、complexmixedsimpleシンプルなワークロードは I/O 集中であり、ほとんどがトランザクションであるという傾向があります。これに対して、複雑なワークロードは CPU 集中であり、ほとんどが検索という傾向があります。
num_stmts1-1 000 00010.0040000.00作業単位あたりのステートメント数。
tpm1-200 00060.00150000.001 分あたりのトランザクション数。
admin_priorityperformance、recovery、bothbothperformanceパフォーマンス (1 秒あたりのトランザクション数) の向上または復旧時間の短縮のための最適化。
is_populatedyes、noyesyesデータベースにデータを取り込むかどうか。
num_local_apps0-5 0000.00500.00接続されているローカルアプリケーションの数。
num_remote_apps0-5 00010.00500.00接続されているリモートアプリケーションの数。
isolationRR、RS、CS、URRRCSこのデータベースに接続しているアプリケーションの分離レベル。

RR -- 読み込みが繰り返し可能

RS -- 読み込みが安定

CS -- カーソルが安定

UR -- 読み込みがコミットされない

bp_resizeableyes、noyesyesバッファプールのサイズを変更できるかどうか。
Lotus Domino データベースが作成され、データが追加された (is_populated yes) 後で autoconfigure を実行します。

コンピュータで DB2 しか実行されていない場合、パラメータ mem_percent を増やします。同じコンピュータで DB2 と共に他のアプリケーションが実行されている場合、mem_percent を減らします。

メモ The LOG* db cfg parameters only apply if you do not configure archive-style transaction logging that is, you must set LOGRETAIN=No.

設定可能なオプションを使用し、autoconfigure によって複数の構成パラメータの値を定義して、それらのパラメータの適用範囲を決定できるようにします。この範囲は、次の値のいずれかに設定できます。
範囲説明
NONEどの値も適用されない
DB ONLYデータベース設定とバッファプールの値しか適用されない
DB AND DBMすべてのパラメータとその値が適用される
メモ autoconfigure コマンドを最初に実行したときに、表に示すパラメータと共に Apply パラメータを含め、Apply パラメータを None に設定します。これにより、autoconfigure によって生成される推奨タイプが分かります。例を次に示します。


Apply を None に設定して autoconfigure コマンドを最初にテストした後で、Apply を db と dbm に設定してこのコマンドを再実行します。例を次に示します。
autoconfigure を使用して推奨変更をデータベースとデータベースサーバーに適用する場合は、次のパラメータを明示的に再設定します。これらのパラメータに対する autoconfigure の選択は、Lotus Domino の必要要件には不適切です。DB2 CLP から次のコマンドを入力して、構成パラメータを、示された値に更新します。


autoconfigure コマンドの使用について詳しくは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v8/index.jsp?topic=/com.ibm.db2.udb.doc/core/db2idxA.htm の DB2 インフォメーションセンターにアクセスしてください。

関連項目