ユーザー名の変更
システム管理プロセスを使用してユーザー名を変更できます。ユーザー名を変更するには、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator のツールペインで [ユーザー] - [名前の変更] を選択します。Domino ディレクトリでユーザーの名前を変更するときに発生する一連のシステム管理プロセス要求を次のフローチャートに示します。四角形の要素は要求を表しています。要求ごとに示されているタイミングはデフォルトの設定によるものです。デフォルトの設定は、サーバー文書の [サーバータスク] - [Administration Process] セクションでカスタマイズできます。

ユーザーの名前変更時に生成される管理要求を示すフローチャート

階層付きユーザー名の移動トリガ:[アクション] - [選択したユーザーの名前の変更] を選択し、[新規認証者への移動要求] を選択したときか、Lotus Domino Administrator のツールペインで [ユーザー] - [名前の変更] を選択したとき。


Domino ディレクトリの変更トリガ:ユーザー名を変更するアクションを選択したとき。
Domino ディレクトリのユーザー名の変更トリガ:ユーザーがサーバーにアクセスし、新しい名前を受け入れたとき。
ユーザー文書の変更トリガ:[Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求が完了したとき。
未読リストのユーザー名の変更トリガ:[Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求が完了したとき。
アクセス制御リストでサーバー名を変更するトリガ:[Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求が完了したとき。
設計要素の名前変更トリガ:Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで [アクセス制御リストの名前の変更] 要求が完了したとき。
空き時間データベースのユーザー名の変更トリガ:[Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求が完了したとき。
メールファイルのカレンダーエントリとプロフィールのユーザー名の変更トリガ:[空き時間データベースのユーザー名の変更] 要求が完了したとき。
読者/作成者フィールドで名前を変更するトリガ:Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで [ユーザー文書の変更] 要求が完了したとき。
古い変更要求を削除するトリガ:ユーザーが新規の名前を承認できる有効期限が切れたとき。デフォルトでは 21 日。ユーザー名の変更時に有効期限を変更できます。
ユーザー名を変更する要求のタイミング
要求タイミング
階層付きユーザー名の移動システム管理要求データベースで管理者の承認が必要
Domino ディレクトリの変更間隔
Domino ディレクトリのユーザー名の変更間隔
ユーザー文書で名前を変更する一日一回実行する時刻
未読リストのユーザー名の変更一日一回実行する時刻
アクセス制御リストでサーバー名を変更する間隔
設計要素の名前変更遅延
空き時間データベースのユーザー名の変更即時
メールファイルのカレンダーエントリとプロフィールのユーザー名の変更即時
読者/作成者フィールドで名前を変更する実行日

実行時刻

古い変更要求の削除*一日一回実行する時刻
* 名前変更対象の IBM(R) Lotus(R) Notes(R) ユーザーが Lotus Notes 6.0 より前のバージョンの Lotus Notes Client を使用している場合、ユーザーは、ここで説明しているとおりに名前変更を受け入れる必要があります。システム管理プロセスがユーザー名変更要求を実行する前に、名前変更の対象であるユーザーは、名前の変更を受け入れるように求められます。指定の有効期限や猶予期間内に名前の変更を受け入れないと、名前の変更要求は「古い変更要求」になり、[古い変更要求の削除] 要求としてシステム管理要求データベースに登録されます。

Lotus Domino Server と Lotus Notes Client が両方とも Lotus Notes Domino 6.0 以上である場合、ユーザーが名前変更の受け入れを求めるメッセージの表示を要求しない限り、このメッセージは表示されません。名前変更の受け入れを求めるメッセージを表示するためには、Lotus Notes Client の [セキュリティ] 設定を使って設定する必要があります。

関連項目