WEB サーバー
Lotus Domino を使って Web ページをデータベースに文書として保存する方法は、静的な HTML ページに保存する方法よりはるかに優れています。Lotus Domino を使うと、データベースの変更がすべて自動的に Web サーバーに反映されます。
次の図は、Web サーバーにより Lotus Notes 文書が HTML ページとしてブラウザクライアントで表示される過程を示しています。
Lotus Domino のアプリケーションは、すべて Web アプリケーションにできます。Web アプリケーションを作成する前に、HTML に変換できる Lotus Domino の機能を使いこなすようにしてください。また、アプリケーションにアクセスするのが Web ブラウザか、Lotus Notes Client か、その両方かも判断する必要があります。Lotus Notes の式言語を使って、アプリケーションにアクセスしているユーザーの種類を調べ、ユーザーの種類によってアプリケーションによる情報の表示を変更できます。
Lotus Domino の Web サイトには、単独のデータベースを設置することも、リンクで接続した複数のデータベースを設置することもできます。Web サイトのホストとなるだけでなく、Web サーバーではメールサービスやディレクトリサービスといったほかのサーバータスクも実行できます。組織外のユーザーがサーバー上のデータベースにアクセスするのを禁止するには、データベース上でセキュリティを確立する必要があります。
Web アプリケーションの設計について詳しくは、『Lotus Domino Designer 8 ヘルプ』を参照してください。
Web サーバー機能 Lotus Domino には次の Web サーバー機能があります。
Web ログ (ブログ) と RSS 配信Web ログ (ブログ) と RSS 配信を Lotus Domino Web サーバーで運用できます。IBM(R) Lotus Notes(R) 8 Basic には、Lotus Domino Web ログ (ブログ) の作成と、ビューの内容を使用して RSS 配信を作成することで Lotus Notes アプリケーションからコンテンツを供給するための、2 つのアプリケーションテンプレートが含まれています。 Lotus Domino ブログテンプレート (DOMINOBLOG.NTF) の使用について詳しくは、『IBM Lotus Notes 8 ヘルプ』を参照してください。
Lotus Domino RSS テンプレート (RSS_GENERATOR.NTF) の使用について詳しくは、テンプレートと共に入手可能なドキュメントを参照してください。
Lotus Domino XML サービスサーバーで IBM WebSphere Portal の Common Mail および Common Calendar ポートレットを操作できるように、Web サーバーで Lotus Domino Web XML サービスを有効にします。 Lotus Domino での Common PIM ポートレットの設定と使用について詳しくは、最新の IBM(R) WebSphere Portal(R) インフォメーションセンターを参照してください。
Web サイトのコンテンツを変更する公開用の Web サーバーとは別に、準備用の補助的なサーバーを設置すると便利です。Web コンテンツ管理者は、ユーザーに公開されていない準備用サーバーでコンテンツを変更します。変更が完全に終われば、準備用サーバーから公開用サーバーに Web サイトを複製します。また、複製する前に準備用サーバーでブラウザを使って変更結果を確認できます。 準備用サーバーを使う場合、Web コンテンツ管理者だけにアクセス権を与えます。また、Web コンテンツ管理者には必ず準備用サーバーと公開用サーバー両方の複製アクセス権を与えます。
次の例では、Web コンテンツ管理者は Webstage-E を変更し、その変更を Web-E に複製します。Web-E は、ファイアウォール外なのでユーザーでも使用可能です。
関連項目