ユーザーとサーバーの設定
パススルーアクセスは、Lotus Notes Client のユーザーにとっても便利なものです。Lotus Notes Client にパススルーサーバーへのアクセスを提供すると、クライアントのユーザーは単一のサーバーにアクセスするだけで他のネットワークサーバーにアクセスできるようになります。モバイルユーザーは、これによって単一の電話接続を経由して同じ LAN 上の複数の受信側サーバーにアクセスできるようになります。このようにパススルーサーバーを使用すると、モデム接続をサポートするよう多数のサーバーを個々に設定したり、複数のサーバーにアクセスできるよう Lotus Notes Client から何度も電話呼び出しをするための時間や費用を節約できます。
パススルーロギングセキュリティを確保するためにパススルートラフィックをモニターできるようにするには、サーバーをパススルーサーバーとして設定した後に、サーバーログ (LOG.NSF) がそのサーバーを経由して確立されているパススルーセッションに関する情報を記録します。たとえば、ログは他のサーバーへのパススルー接続を行うためにこのサーバーにアクセスするユーザーに関する情報を記録します。 サーバーログファイルについて詳しくは、「Lotus Domino Server の Notes Log (LOG.NSF)」を参照してください。
ハントグループ通信インフラストラクチャがハントグループという、同じ電話番号を使用する複数の電話回線に接続されているモデム群をサポートしている場合、Lotus Domino Server や Lotus Notes Client を設定して、パススルーサーバーのハントグループに接続することができます。ハントグループの番号が呼び出されると、受信コールはグループ内の最初の使用可能なモデムに経路指定されます。 ハントグループは 1 台以上のパススルーサーバーと一緒に使用できます。複数のパススルーサーバーがハントグループ内にあるときは、ハントグループ内のパススルーサーバーがコールを受信し、それを受信側サーバーに経路指定できるようにするために、送信側のサーバーまたはユーザーはハントグループ接続文書を使用する必要があります。
Lotus Notes ヘルプがインストールされている場合、パススルーサーバーを使用するよう Lotus Notes Client を設定する方法について詳しくは、「パススルーサーバーとハントグループ」を参照してください。『Lotus Notes ヘルプ』がインストールされていない場合は、www.lotus.com/ldd/doc にアクセスして、『Lotus Notes ヘルプ』をダウンロードするか、または表示します。
関連項目