サービスプロバイダ


ホステッドオーガニゼーションを登録する
[ホステッドオーガニゼーションの登録] インターフェースのフィールドに入力した情報は、ホステッドオーガニゼーションを定義する多くの文書を表示する際に使用します。たとえば、ホステッドオーガニゼーションに適用するポリシーを利用可能なポリシーのリストから選択します。選択しない場合は、ホステッドオーガニゼーションの登録プロセス中にポリシーを作成できます。また、インターネット関連情報により、ホステッドオーガニゼーションに作成されるインターネットサイト文書が決まります。インターネットサイト文書には、サービスプロバイダ設定でインターネットサーバーを実行したり、IP アドレスや DNS ホスト名のすべての有効な設定をサポートする際に必要な情報が含まれています。ホステッド環境では、サイト文書は、ホステッドオーガニゼーションが使用するプロトコルごとに必要です。

1 インストールした xSP サーバーを使用していることを確認します。別のサーバーに変更する場合は、[ファイル] - [サーバーを開く] または [ファイル] - [プリファレンス] - [システム管理] を選択してサーバーを選択します。

2 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で [設定] タブをクリックします。

3 ツールペインで [ホステッド] - [作成] をクリックします。

4 認証者のパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

5 [ホステッドオーガニゼーションの登録] インターフェースの [基本] パネルで、次のフィールドに入力します。
フィールドアクション
登録サーバー登録プロセスで使用するサーバーの名前を入力します。Lotus Domino Administrator は、登録タスクの実行中に登録サーバーに接続します。
組織名ホステッドオーガニゼーションの一意の名前を入力します。ホステッドオーガニゼーション名は、ルーティングのためにホステッドオーガニゼーションの仮想 Lotus Domino ドメイン名でも使用されるため、この名前は、ピリオド (.) を含まない 28 文字未満で指定します。スペースを入れない短い名前を指定すると、管理が容易になります。組織名は、インターネットサイト文書でも使用される必須エントリです。
DOLS をサポートホステッドオーガニゼーションが DOLS をサポートする場合は、このオプションを選択します。
パスワード認証者のパスワードを大文字と小文字を区別して入力します。このパスワードで使う文字は、パスワードクオリティスケールで指定したレベルにより異なります。
パスワードクオリティパスワードの複雑さの定義に使用できるパスワードクオリティスケールが表示されます。[パスワードなしも可能] は選択しないでください。
明示的ポリシーホステッドオーガニゼーションに割り当てる登録ポリシー設定文書の元となる明示的ポリシー文書を選択します。必要なポリシー文書や設定文書を作成していない場合は、[なし] をクリックします。
名、ミドルネーム、姓ホステッドオーガニゼーションの管理者名を入力します。
パスワードホステッドオーガニゼーションの管理者のパスワードを入力します。
6 これらのフィールドのうち必要な項目を入力し、ホステッドオーガニゼーションで使用するプロトコルを有効にします。プロトコルに対するホスト名または IP アドレスを入力すると、対応するサイト文書が作成された場合に、そのプロトコルが有効になります。後ほど、この登録プロセス中に、対応するサイト文書の作成を要求するダイアログボックスが表示されます。
フィールドアクション
インターネットドメインインターネットドメイン名を入力します。デフォルトでは、登録ポリシー設定文書の [メール] タブでこのホステッドオーガニゼーションに指定したインターネットドメイン名が適用されます。enterprise.com などが適用されます。
HTTP ホスト/アドレスホステッドオーガニゼーションで使用する HTTP サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
SMTP ホスト/アドレスホステッドオーガニゼーションで使用する、SMTP トランザクションを受信するサーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
POP3 ホスト/アドレスホステッドオーガニゼーションで使用する POP3 サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
IMAP ホスト/アドレスホステッドオーガニゼーションで使用する IMAP サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
ディレクトリ ホスト/アドレスホステッドオーガニゼーションで使用する LDAP サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
IIOP ホスト/アドレスホステッドオーガニゼーションで使用する Domino IIOP サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
7 [ID 情報] パネルの次のフィールドを入力します。
フィールドアクション
CA が有効ホステッドオーガニゼーションが DOLS をサポートしているか、または IBM(R) Lotus Notes(R) ID を使用している場合は、このオプションを選択します。
CA サーバーDomino CA を作成したサーバー名を入力します。これは、CA プロセスでインターネット証明書が作成されるサーバーです。Domino CA を作成した場合にのみ、このボタンは有効になります。
ID ファイルの設定ID ファイルを保存するドライブおよびディレクトリを指定します。デフォルトでは、認証者 ID 名はホステッドオーガニゼーション名と一致します。認証者 ID は、ホステッドオーガニゼーションに固有である必要があります。
8 [保存] パネルの次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
メールサーバーデフォルトでは、このフィールドには、ユーザーがホステッドオーガニゼーション用の登録ポリシー設定文書に入力した名前と同じホステッドオーガニゼーションのメールサーバー名が入力されます。ホステッドオーガニゼーションと管理者のメールファイルはこのサーバーに保存されます。このフィールドは変更できません。
ディレクトリデフォルトでは、このフィールドには、ホステッドオーガニゼーションのデータを保存するディレクトリ名が入力されます。作成するディレクトリ名をホステッドオーガニゼーションと同じにすると、管理が容易になります。このフィールドは変更できません。
ホスト対応するサーバーがホステッドオーガニゼーションをホストしているかどうかを示します。このフィールドのリストの先頭にあるエントリを変更することはできません。このリストの最初のサーバーは、ホステッドオーガニゼーションのメールサーバーとして登録ポリシー設定文書で識別されているので、このサーバーのエントリのチェックボックスはオンになっています。

その他すべてのサーバーは、対応するチェックボックスをオンにすると、ホステッドオーガニゼーションのホストサーバーとして識別されます。

サーバー名ホステッドオーガニゼーションをホストしているサーバーの名前です。複数のサーバー名がこのリストに表示される場合は、リストの先頭のサーバーがホストサーバーです。その他のサーバーはクラスタです。
ロケーション表示されるディレクトリ名は、デフォルトの場所を使用しない場合に、ホステッドオーガニゼーションのデータディレクトリが存在する場所を示すものです。
<サーバー名>の物理ストレージの場所登録中のホステッドオーガニゼーションの追加の保存場所に対するディレクトリリンクを作成するには、このフィールドを使用します。[サーバー名] フィールドのサーバーを選択すると、このフィールドが有効になります。サーバーを選択するには、対応するチェックボックスをオンにする必要があります。

ディレクトリリンクを追加する場合は、保存場所のフルパスを入力し、チェックボックスをオンにして [物理ストレージの場所] フィールドにディレクトリリンクを表示します。

ディレクトリリンクを削除する場合は、[サーバー名/物理ストレージの場所] フィールドでリンクを選択します。変更可能な <サーバー名>の物理ストレージの場所] フィールドにパスが表示されたら、[X] をクリックします。

9 (省略可能) [その他] パネルの次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド アクション
[ロケーション] ホステッドオーガニゼーションの場所を定義するテキストを入力します。
[コメント] ホステッドオーガニゼーションの名前とその他の情報を定義するテキストを入力します。
10 明示的ポリシーをこのホステッドオーガニゼーションに選択しない場合は、次のメッセージが表示されます。 「ホステッドオーガニゼーションのために組織登録ポリシーを設定 しなければいけません。ポリシーには必要なホステッドオーガニゼーション の設定が必要です。ポリシーを すぐ設定しますか?」 11 [はい] をクリックします。[いいえ] をクリックすると、ホステッドオーガニゼーションは作成されません。 12 [登録] をクリックします。最初に指定したプロトコルのインターネットサイト文書が表示されます。デフォルトの内容を変更し、必要に応じて新しい情報を追加します。 メモ ホステッドオーガニゼーションが DOLS をサポートする場合は、Web サイト文書で、ホステッドオーガニゼーションをホストする xSP サーバーのオペレーティングシステムに適切な DSAPI フィルタファイル名を指定します。Win32 では ndolextn ファイル、Linux、AIX、Solaris/Sparc、S390、および iSeries では libdolextn ファイルが必要です。 インターネットサイト文書について詳しくは、「インターネットサイト文書」および「インターネットサイト文書を作成する」を参照してください。Web サイト文書について詳しくは、「Web サイトを運用する」を参照してください。 ホステッドオーガニゼーションの登録中に決定した拡張 ACL 設定を変更する xSP 環境で ACL や拡張 ACL を変更する場合は、特にセキュリティに対して計画とテストを十分に行う必要があります。 ホステッドオーガニゼーションの登録が完了すると、「ホステッドオーガニゼーションの登録作業」の項に記載されたすべてのアクションも完了します。ホステッドオーガニゼーションの一部のフィールドに [読者] アクセスを有効にすることができます。ホステッドオーガニゼーションの [Anonymous] エントリのフィールドに [読み込み] アクセスを許可する場合は、拡張 ACL 設定の [参照] を [拒否] から [許可] に変更します。[フォームとフィールドのアクセス権] セクションで [変更を表示] を選択し、フィールドを [読み込み禁止] から [読み込み許可] に変更します。 メモ 個々のフィールドは、この章の「ホステッドオーガニゼーションの登録作業」に記載されています。 関連項目 ホステッドオーガニゼーションの IP アドレスを xSP サーバーに関連付ける ホステッド環境でのインターネットサイト文書と Web サイト文書を使用する ホステッドオーガニゼーションの登録作業 ホステッド環境でポリシーを使用する

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