MAIL
メール配信のための接続トポロジー
通常、ネットワーク上のメール配信では、ハブスポーク接続とピアツーピア接続を組み合わせて使用します。ハブスポークトポロジーでは、メールトラフィックは 1 つの中央ハブサーバーと複数のスポークサーバーとの間で配信されます。メールがスポーク間で直接交換されることはありません。ハブスポークトポロジーは、大規模な組織で多くのメールを扱う場合に適しています。反対に、ピアツーピアトポロジーでは、各サーバーが別のサーバーに個別に接続します。通常ピアツーピアトポロジーは、ワークグループや部門などで少数のサーバーの接続に使用されます。
大規模なネットワークでは、メールハブとして機能する IBM(R) Lotus Domino(R) Server クラスタを作成し、そのクラスタをスポークサーバーから作成した接続文書に宛先として指定します。
Lotus Domino ドメイン間で接続する場合、各ドメインに、他のドメインに接続するためのサーバーを 1 つずつ指定します。大規模なネットワークでは、この接続サーバーが Lotus Domino クラスタの一部として動作するようにして、フェイルオーバーを提供します。
広域ネットワーク (WAN) 経由でドメインを接続する場合、接続文書が WAN の物理的なネットワーク経路と一致することを確認してください。たとえば、中央サイトからの WAN 接続が複数あるネットワーク (ハブスポーク設計) では、これと同じ設計に従う接続文書と、ハブサーバーまたはサーバークラスタと各スポークサーバーとの間の接続文書を作成します。
スポークサーバーからクラスタリングされたハブへの接続を設定する場合、接続文書で受信側サーバーとしてクラスタの名前を指定します。
特定のハブサーバーから各スポークサーバーへの配信を定義するには、各スポークサーバーがメンバーとして属するサーバーグループを作成し、このグループを受信側サーバーとして指定する 1 つの接続文書をハブサーバーから作成します。たとえば、MailSpokes というグループを作成して、サーバーの Mail1/acme、Mail2/acme、SalesMail/acme、HRMail/acme をこのグループに追加します。次に、ハブサーバーから MailSpokes を受信側サーバーとして指定する接続文書を作成します。
メモ
ドメイン内のすべてのスポークサーバーから中央ハブサーバーまたはサーバークラスタへの配信を定義する場合に使用される接続文書では、送信側サーバーの名前の一部を表わすワイルドカード文字 (*) を使用できません。
関連項目
サーバー間の接続を計画する
メール配信トポロジーを計画する
メール配信の設定例
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