セキュリティ


匿名アクセスができるようにインターネットとイントラネットのクライアントを設定する
インターネットクライアント/イントラネットクライアントから匿名でアクセスできるようにするには、匿名アクセスが可能なようにインターネットサイトまたはサーバーを設定して、データベース ACL で [Anonymous] というエントリを設定します。インターネットサイト文書 (またはサーバー文書) での匿名の設定は、個々のデータベース ACL での匿名ユーザーの設定よりも優先します。たとえば、データベース ACL に [Anonymous] というエントリが含まれていても、インターネットサイト文書での設定がサーバーへの匿名アクセスを許可していないと、クライアントは匿名アクセスを行えません。匿名アクセスを許可していないにもかかわらず、ユーザーがサーバーに匿名でアクセスしようとすると、ユーザーは認証を受けるよう指示されます。

ヒント IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリなど、Lotus Domino Server 上の戦略的データベースの場合は、[Anonymous] に [なし] を設定します。

インターネットサイト文書でインターネット/イントラネットクライアントの匿名アクセスを有効にするには 1 Lotus Domino Administrator で、[設定] - [Web] - [インターネットサイト] をクリックします。
2 [インターネットサイト] ビューで、匿名アクセスを有効にするインターネットサイト文書を選択します。


3 インターネットサイト文書で、[セキュリティ] をクリックします。 4 文書を保存し、閉じます。

サーバー文書でインターネット/イントラネットクライアントの匿名アクセスを有効にするには 1 Lotus Domino Administrator で、[設定] をクリックし、サーバー文書を開きます。
2 [ポート] - [インターネットポート] をクリックします。これによって、[Web]、[ディレクトリ]、[メール]、[IIOP] の 4 つのタブが表示されます。それぞれのタブには、その名前に適したプロトコルがリストされます。たとえば、[Web] タブには [HTTP/HTTPS]、[メール] タブには [IMAP]、[POP]、[SMTP] などがリストされます。

3 匿名アクセスを許可するプロトコルがリストされているタブをクリックします。プロトコルごとに、次の操作を行います。

4 文書を保存し、閉じます。

5 変更を加えたインターネットプロトコルを再起動します。

データベース ACL を編集して匿名アクセスを有効にするには匿名アクセスを有効にするサーバー上の各データベース ACL で、次の操作を行います。
1 [Anonymous] という名前のエントリを作成します。ACL に [Anonymous] というエントリを追加しないと、サーバーに匿名でアクセスするユーザーやサーバーには [- Default -] のアクセス権が与えられます。

2 適切なアクセスレベル (通常は [読者] のアクセス権) を割り当てます。

3 ユーザーの種類は、[指定なし] のままにしておきます。

詳しくは、「データベース ACL を設定する」を参照してください。

サーバーでの SSL 設定について詳しくは、「Lotus Domino Server で SSL を設定する」を参照してください。

関連項目