ユーザーとサーバーの設定


Web サーバー管理クライアントで詳細ユーザー登録を使用する
IBM(R) Lotus(R) Web サーバー管理クライアントでの詳細ユーザー登録は、Web サーバー管理クライアントでの基本ユーザー登録のすべての登録設定をカバーしているだけではなく、管理者はここからデフォルト設定を変更して詳細設定をユーザーに適用することもできます。

Web サーバー管理クライアントで IBM(R) Lotus Notes(R) ユーザーを登録するには、サーバーベースの認証機関 (CA) を設定しておく必要があります。Web サーバー管理クライアントおよび Web サーバー管理データベースがあるサーバーは、その認証者の登録機関 (RA) としてリストされている必要があります。RA ロールは Web サーバー管理クライアントではなく、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で割り当てる必要があります。RA ロールを割り当てるには、[設定] パネルの [認証者の変更] ツールを使用します。

メモ Lotus Domino Administrator でユーザー登録用に設定する [登録プリファレンス] ([ファイル] - [プリファレンス] - [システム管理] を選択) は、Web サーバー管理クライアントでのユーザー登録には適用されません。Web でのユーザー登録では、ポリシーまたはサーバーベースの CA を経由して設定された登録設定のみが適用されます。その他の設定は、手動で入力するか、デフォルトが使用されます。

メモ ローミングユーザーは Lotus Notes 8 ではサポートされていません。Lotus Notes 8 基本設定のローミングユーザーは引き続き利用できます。

Web サーバー管理クライアントで詳細ユーザー登録を使用するには 1 登録を開始する前に、次の権限があることを確認します。

2 Web サーバー管理クライアントで、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

3 [サーバー] ペインから [Domino ディレクトリ] を選択して、[ユーザー] をクリックします。

4 ツールペインで、[ユーザー] - [登録] をクリックします。

5 CA が設定されている認証者を選択します。

6 (省略可能) [明示的ポリシー] を選択します。

7 (省略可能) 選択した CA 認証者と明示的ポリシーをデフォルトとして設定するには、[デフォルトとして保存] をクリックします。

8 [OK] をクリックします。
フィールドアクション
名、ミドルネーム、姓名前、ミドルネーム (必要な場合)、姓を入力します。
短縮名ユーザーの短縮名は自動で生成されます。短縮名を変更するには、新しいテキストを入力します。
Passwordユーザー ID のパスワードを入力します。このパスワードの条件は、[パスワードオプション] ダイアログボックスの [パスワードクオリティスケール] で設定されているレベルに基づいて決定されます。
パスワードクオリティパスワードクオリティを選択します。デフォルトのレベルは 8 です。指定するパスワードは [パスワードオプション] で選択するパスワードクオリティに対応する必要があります。
[メールシステム]使用可能なメールの種類を選択し、関連フィールドに必要な情報を入力します。
  • [Lotus Notes] (デフォルト)
  • [他のインターネット] - このオプションを選択すると、[インターネットパスワードの設定] チェックボックスが自動的にオンになります。
  • [POP] - このオプションを選択すると、[インターネットパスワードの設定] チェックボックスが自動的にオンになります。
  • [IMAP] - このオプションを選択すると、[インターネットパスワードの設定] チェックボックスが自動的にオンになります。
  • [Domino Web Access] - 登録のために選択を別に行うようにプロンプト表示されます。
  • [その他]
[Lotus Notes]、[POP]、または [IMAP] を選択すると、インターネットアドレスが自動的に作成されます。

[他のインターネット]、[POP]、[IMAP] を選択すると、インターネットパスワードがデフォルトで設定されます。

[Domino Web Access] を選択した場合、表示されるダイアログボックスで [はい] をクリックすると、その他のユーザー設定項目を Lotus Domino Web Access のデフォルト値に変更できます。

[その他] か [他のインターネット] を選択した場合は、転送アドレスを入力します。このアドレスはユーザーの現行アドレスであり、ユーザーがメールの送信先として希望するアドレスです。たとえば、ユーザーが一時的に別の場所で作業をしていたり、別のメールシステムを使っている場合に、ユーザーは自分のメールをそのアドレスに転送できます。また、ユーザーが会社を辞める場合にも転送アドレスを残しておけば、古いアドレスに送信されたメールを新しい場所に転送できます。

インターネットパスワードの設定クリックしてインターネットパスワードを設定します。
[このユーザー用に Notes ID を作成]クリックすると、Lotus Notes ID が作成されます。
[明示的ポリシー](省略可能) このユーザーにポリシーを割り当てるには、[明示的ポリシー] リストからポリシーを選択します。
パスワードクオリティスケールについて詳しくは、「パスワードクオリティスケールについて」を参照してください。

9 [詳細] チェックボックスをクリックして、詳細設定を有効にします。

10 [メール] タブをクリックして、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
[メールシステム]使用可能なメールの種類を選択し、関連フィールドに必要な情報を入力します。
  • Lotus Notes (デフォルト)
  • POP
  • IMAP
  • Lotus Domino Web Access
  • 他のインターネット
  • その他
  • なし
  • [Lotus Notes]、[POP]、または [IMAP] を選択すると、インターネットアドレスが自動的に作成されます。
  • [他のインターネット]、[POP]、[IMAP] を選択すると、インターネットパスワードがデフォルトで設定されます。
  • [Domino Web Access] を選択した場合、表示されるダイアログボックスで [はい] をクリックすると、その他のユーザー設定項目を Lotus Domino Web Access のデフォルト値に変更できます。
[その他] か [他のインターネット] を選択した場合は、転送アドレスを入力します。このアドレスはユーザーの現行アドレスであり、ユーザーがメールの送信先として希望するアドレスです。たとえば、ユーザーが一時的に別の場所で作業をしていたり、別のメールシステムを使っている場合に、ユーザーは自分のメールをそのアドレスに転送できます。また、ユーザーが会社を辞める場合にも転送アドレスを残しておけば、古いアドレスに送信されたメールを新しい場所に転送できます。
メールサーバーユーザーのメールサーバーとして割り当てるサーバーを選択します。
[メールファイル名]メールファイルのファイル名。デフォルトでは、パスとファイル名は mail\<firstinitial><first7charactersoflastname>.nsf です。
メールテンプレート使用できるメールテンプレートのリストからメールテンプレートを選択します。テンプレートの説明を表示するには、テンプレートを選択して、[テンプレートについて] をクリックします。デフォルトはメール (8) (MAIL8.NTF) です。
[全文索引の作成]メールデータベースの全文索引を作成するには、このフィールドをクリックします。
[所有者のアクセス権]メールファイル所有者のアクセス権リストからメールデータベースのユーザーに割り当てるアクセス制御リストのアクセスレベルを選択します。デフォルトでは、メールユーザーは自分のメールファイルに対して [文書の削除] 権限がある [編集者] アクセス権があります。他のユーザーはアクセスできません。このオプションを使用すると、メールユーザーやオーナーが自分のメールファイルを削除できないようになります。メールオーナーのアクセス権が [設計者] か [編集者] の場合、現在使用されている管理者 ID は、メールファイル ACL に [管理者] として追加されます。
メールデータベース割り当て設定ユーザーのメールデータベースのサイズの上限 (最大 10GB) を指定するには、このフィールドをクリックして使用可能にします。
[警告限界値の設定]ユーザーのメールデータベースがある一定のサイズに達したら警告を生成するには、このフィールドをクリックして、警告サイズ (最大 10GB) を入力します。
11 [アドレス] タブをクリックして、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
[インターネットアドレス]このユーザーに割り当てられているインターネットの電子メールアドレス。
インターネットドメインインターネットアドレスに使用する Acme.com などのドメイン。
アドレス名の形式インターネットアドレスの形式。デフォルトの形式は、セパレータなしの FirstNameLastName@Internet domain です。例 : RobinRutherford@Acme.com
セパレータインターネットアドレスの名前とイニシャルの間に挿入される文字。デフォルトは [なし] です。
12 [ID 情報] タブをクリックして、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
[このユーザー用に Notes ID を作成]クリックすると、このユーザーの Lotus Notes ID が作成されます。
認証者名リストこのユーザーの Lotus Notes ID を作成していない場合は、リストから認証者を選択します。

このフィールドは、[Notes ID を作成する] チェックボックスがオフになっている場合に表示されます。

認証機関 (CA) 構成済み認証者ユーザーを登録するために使用する、CA 設定認証者を選択します。

このフィールドは、[Notes ID を作成する] チェックボックスがオンになっている場合に表示されます。

認証の有効期限次のいずれかを選択します。
  • [月] - 認証者が有効な期間を月数で入力します。
  • [日付] - 証明書が期限切れになる日付を指定します。デフォルトは、現在日付から 2 年間です。
このフィールドは、[Notes ID を作成する] チェックボックスがオンになっている場合に表示されます。
[セキュリティの種類][アメリカ・カナダのみ] または [インターナショナル] のどちらかを選択します。セキュリティのタイプは作成される ID ファイルのタイプを決定し、メールを送受信するときや、データを暗号化するときの暗号化に影響を与えます。2 つのうち [アメリカ・カナダのみ] のほうが強力です。

このフィールドは、[Notes ID を作成する] チェックボックスがオンになっている場合に表示されます。

ユーザー ID の保存場所変更できないフィールドでユーザー ID を保存する場所を指定します。

このフィールドは、[Notes ID を作成する] チェックボックスがオンになっている場合に表示されます。

13 (省略可能) [グループ] タブをクリックし、必要に応じてこれらのオプションを設定します。

グループへのユーザーの追加について詳しくは、「グループにメンバーを追加する」を参照してください。

14 [レプリカ] タブをクリックして、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
メールデータベースのレプリカを作成このチェックボックスをクリックすると、指定した追加のサーバーにメールファイルのレプリカが作成されます。
メールデータベースの作成オプションを選択してください必要に応じて次のオプションを使用します。
  • [追加] -- クリックして [メールファイルレプリカを作成するサーバー] ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスを使用して、メールファイルのレプリカの作成先になるサーバーを選択します。
  • [削除] -- メールファイルのレプリカの作成先となるサーバーのリストから削除する 1 つ以上のサーバーを選択し、[削除] をクリックします。
  • [すべて削除] -- クリックすると、すべてのサーバーがこのリストから削除されます。
このオプションは、[メールデータベースのレプリカを作成] チェックボックスがオンの場合のみ使用できます。
15 [ローミング] タブをクリックして、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
ローミングユーザークリックすると、このユーザーをローミングユーザーとして登録するためのローミングユーザー登録オプションが有効になります。
メールサーバーに保存/

サーバーの選択

次のどちらかを選択します。
  • [メールサーバーに保存] -- クリックすると、ユーザーのローミングファイルがユーザーのメールサーバーに配置されます。
  • [サーバー名] -- クリックして、ユーザーのローミングファイルを「現在のサーバー」に保存するか、別のサーバーを選択します。
[パーソナルローミングフォルダ]ユーザーのローミング情報を含むサブディレクトリ。デフォルトでは、これは指定したサブフォルダの形式に基づくものですが、それをカスタマイズすることも可能です。
[サブフォルダ名の形式]ローミングサーバーのローミング用サブディレクトリの命名方法。これによって各ユーザーのデフォルトの個人ローミングフォルダが決定されます。
クリーンアップオプションローミングユーザークライアントに対し、次のいずれかのクリーンアップオプションを選択します。なお、クリーンアップは、複数のユーザーで使用するようにインストールおよび構成されたクライアントでしか実行されません。
  • [クリーンアップしない] (デフォルト) -- ユーザーのローミング先の Lotus Notes Client からローミングユーザーデータを削除しません。
  • [クリーンアップ間隔] -- [n 日間] フィールドを有効にします。このフィールドでは、ローミングユーザーデータを Lotus Notes Client クライアントから削除する前に経過すべき日数を指定します。
  • [Notes をシャットダウンして削除] -- Lotus Notes をシャットダウンするとただちにローミングユーザーデータを Lotus Notes Client クライアントから削除します。
  • [ユーザー確認] - クライアントを終了する際に、個人ファイルをクリーンアップするかどうかを尋ねるプロンプトを表示します。ユーザーが [はい] を選択すると、そのクライアントのデータディレクトリが削除されます。[いいえ] を選択すると、次回もデータを削除するかどうかを尋ねるプロンプトをクライアントに表示するかどうかが尋ねられます。[いいえ] を選択すると、プロンプトは次回から表示されなくなります。[はい] を選択すると、次回クライアントを終了したときに、プロンプトがユーザーに再度表示されます。
16 [登録] をクリックし、次に [終了] をクリックします。

関連項目