システム管理ツール


新規ユーザーを Active Directory と Domino ディレクトリに同時に登録する
ADSync で操作を開始する前に、すべての ADSync の設定、特に Lotus Notes の設定とコンテナマッピングを再確認します。

IBM(R) Lotus Notes(R) で新規ユーザーを登録すると、同時に Active Directory にも登録できます。また、既存の Active Directory ユーザーを Lotus Notes に登録することもできます。登録するユーザーまたはグループがすでに Lotus Notes に存在し、[Notes 同期化オプション] タブの [新規ユーザー/グループがすでに Notes に登録済みでも登録する] オプションがオンになっているときは、ユーザーまたはグループが重複して作成されません。その代わりに同期化が行われます。

登録では、認証者 ID または IBM(R) Lotus Domino(R) Server ベースの認証機関 (CA) が使用されます。使用される認証者は、登録サーバーの Domino ディレクトリにリストされているものだけです。認証者 ID を使用すると、MMC セッションごとに 1 人の認証者に対して 1 回ずつ、パスとパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

ユーザーとグループを作成し、ほかのプロンプトが表示されない場合、すべてデフォルトが使用され、登録キュー全体が処理されます。ユーザーを作成すると、ランダムなパスワードが生成され、ローカル Notes データディレクトリのルート ディレクトリにあるデータベース、NTSYNC45.NSF に保存されます。

ユーザー登録中に表示されるフィールドについて詳しくは、Microsoft のドキュメントを参照してください。

Lotus Domino に Windows 2003 の新規ユーザーを登録するには 1 MMC で、[ユーザー] を右クリックして、[新規] - [ユーザー] をクリックします。
2 表示される最初の 2 つの [New Object] - [ユーザー] ウィンドウで Active Directory 登録フィールドを設定します。

3 表示される 3 番目の [New Object] - [ユーザー] フィールドで次の Lotus Notes 登録フィールドを設定します。
フィールドアクション
Domino ディレクトリに登録このチェックボックスをオンにすると、このユーザーが Microsoft Windows Active Directory と Domino ディレクトリに登録されます。これがオンになると、ダイアログボックスのほかのフィールドが有効になります。
名、ミドルネーム、姓ユーザーの姓名と、オプションでミドルネームを入力します。

メモ ユーザーの短縮名とインターネットアドレスは自動的に作成されます。短縮名とインターネットアドレスを変更するには、該当スペースをクリックして、別のテキストを入力します。

組織単位(省略可能) 組織で組織単位が使用されている場合、その組織単位を入力します。たとえば、John Smith というユーザーがエンジニアリング所属の場合、組織単位は Eng などになります。この場合、ユーザー名は John Smith/Eng です。

組織単位は同姓同名のユーザーを区別する場合に便利です。たとえば、John Smith/Eng/Acme と John Smith/Doc/Acme の場合、もう一人の従業員はドキュメント部門に所属しているので別の組織単位名が割り当てられています。それぞれに異なる組織単位名が割り当てられるということです。

認証名このユーザーの認証に使用する認証者を選択します。
組織ポリシー変更できないフィールドです。組織ポリシーが割り当てられているときに、そのポリシー名を表示します。組織ポリシーがない場合、このフィールドには [なし] と表示されます。
明示的ポリシーリストから明示的ポリシーを選択します。明示的ポリシーを指定しないと、登録を完了できないため、明示的ポリシーを指定するようにプロンプトが表示されます。
共通パスワードの使用Windows、Lotus Notes、Lotus Notes インターネット用に 1 つの共通パスワードを使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。既存の Windows パスワードは、ここに入力したパスワードと置き換えられます。

既存の Windows 2003 パスワードを保持するには、現在のパスワードを共通パスワードとして入力します。

[共通パスワードの使用] チェックボックスをオンにすると、<ユーザー名> に対する Notes パスワード] と [パスワードの確認] フィールドが有効になります。

パスワード 新規のパスワードを入力します。
パスワードの確認 同じパスワードを再入力して確認します。
インターネットアドレス Windows のユーザーログイン名から作成されたデフォルトのインターネットアドレス。たとえば、KCarter@domain.com です。ユーザーが Lotus Notes に登録されるとき、ユーザーの登録ポリシー設定文書からのドメイン名が追加されます。
Notes の短縮名 Lotus Notes でユーザーを識別するための短縮名。デフォルトでは、ユーザーの名前のイニシャルと姓です。
4 [次へ] をクリックします。 メモ 必須のフィールドをすべて設定しないと、どのフィールドを設定する必要があるかを示すメッセージが表示されます。戻って必須のフィールドを設定する必要があります。 5 登録するユーザーに指定した設定を再確認し、[終了] をクリックします。 アプリケーションログで ADSync の動作を確認する 発生する可能性のあるエラーについて詳しくは、Windows 2003 イベントビューアを参照してください。アプリケーションログで「NUMEEvent」メッセージを探します。ADSync のすべての動作がアプリケーションログに記録されています。 関連項目 既存の Active Directory ユーザーとグループを Lotus Notes に登録する 新規グループを Active Directory と Domino ディレクトリに同時に登録する Active Directory と Lotus Notes ユーザーおよびグループの名前を変更する Active Directory および Lotus Notes のユーザーとグループを削除する

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