ディレクトリサービス
Domino LDAP スキーマについての詳細情報を表示するには、LDAP サービスを実行している任意のサーバーで [Domino LDAP Schema] データベース (SCHEMA.NSF) を開きます。
LDAP スキーマのアップグレードについて詳しくは、www.redbooks.ibm.com. にある Lotus Domino アップグレード情報を参照してください。
LDAP オブジェクトクラスと Lotus Domino フォームの関連付けLDAP オブジェクトクラスと Domino ディレクトリ内のフォームは、ディレクトリエントリの情報セットを定義するという点でよく似ています。Lotus Domino 固有のオブジェクトクラス (名前の先頭に domino が付くのが普通です) は、必ず Domino ディレクトリ内のフォームにマッピングされます。たとえば、dominoPerson オブジェクトクラスは [ユーザー] フォームにマッピングされ、dominoGroup オブジェクトクラスは [グループ] フォームにマッピングされます。 Lotus Domino 固有でないオブジェクトクラス、たとえば、LSCHEMA.LDIF ファイルで定義される標準 LDAP オブジェクトクラスは、マッピング先のフォームが作成されている場合のみ、そのフォームにマッピングされます。たとえば、residentialPerson オブジェクトクラスは、デフォルトの Domino LDAP スキーマを構成していますが、対応するフォームが Domino ディレクトリにありません。したがって、デフォルトでは、residentialPerson エントリに対して、追加、検索、および変更の各 LDAP 操作のみが実行可能です。これらのエントリに IBM(R) Lotus Notes(R) ユーザーや Web ユーザーがアクセスできるようにするには、次に示す手順に従って、対応するフォームを作成する必要があります。対応するフォームを作成すると、Lotus Notes ユーザーや Web ユーザーから見える文書として residentialPerson エントリが作成されます。
オブジェクトクラスに対応するフォームを Domino ディレクトリに作成する方法について詳しくは、「Domino ディレクトリのカスタマイズ」を参照してください。
デフォルトの Domino LDAP スキーマでオブジェクトクラスとして定義されていない Domino フォームDomino ディレクトリ内の以下のフォームは、識別名を定義するフィールドを含まない設計であるために、スキーマ内のオブジェクトクラスとして定義されていません。
Lotus Domino フォーム上の LDAP 標準の属性Lotus Domino オブジェクトクラスが LDAP 標準のオブジェクトクラスを継承した場合は、継承した属性を表すフィールドが Domino ディレクトリ文書に表示されないことがあります。たとえば、dominoPerson オブジェクトクラスは、employeeNumber 属性を LDAP 標準の inetOrgPerson オブジェクトクラスから継承します。ただし、従業員番号のフィールドが表示されるのは、ユーザー文書を選択して、[編集] - [プロパティ] を選択し、[文書] プロパティボックスの 2 番目のタブを選択してすべてのフィールドのリストを表示した場合のみです。このフィールドを表示するには、このフィールドを $PersonInheritableSchema サブフォームに追加します。
LDAP 書式とフィールドの種類の関連付けデフォルトの Domino LDAP スキーマにあるいくつかの書式は、Lotus Domino のフィールドの種類にマッピングされます。たとえば、LDAP 書式の Integer は、Number というフィールドの種類にマッピングされます。ある書式が Lotus Domino フィールドにマッピングされるかどうかを調べるには、スキーマデータベース (SCHEMA.NSF) にある、書式に関する文書で、LDAP 名前フィールドと Lotus Notes マッピングフィールドを比較します。 関連項目