LOTUS DOMINO と DB2
ソートヒープ構成パラメータソートヒープは、専用ソートに使用される専用メモリページの最大数、または共有ソートに使用される共有ページの最大数です。 専用ソートの場合、ソートヒープはエージェントの専用メモリに影響を与えます。共有ソートの場合、ソートヒープはデータベースの共有メモリに影響を与えます。各ソートには、データベース管理者の要求に応じて割り当てられる別々のソートヒープがあります。ソートヒープは、データがソートされている領域です。オプティマイザーによって指示された場合、このパラメータの指定より小さいソートヒープは、オプティマイザーから提供されている情報を使用して割り当てられます。 コマンドラインインターフェースに次のメッセージが表示された場合、ソートヒープの値が小さすぎます。
ロックリスト構成パラメータロックリストというデータベース構成パラメータは、ロックリストに割り当てられる記憶領域の量を指定します。ロックリストはデータベースごとに 1 つずつあり、データベースに同時に接続しているアプリケーションすべてに保持されるロックが含まれます。ロックとは、複数のアプリケーションによるデータベース内のデータへの同時アクセスを制御するために、データベース管理者が使用するメカニズムのことです。行と表の両方をロックできます。データベース管理者は、内部使用のためにロックを取得することもできます。 注意 ロックリストパラメータが小さすぎる場合、DB2 は、複数の行ロックを 1 つの排他的な表ロックに集約できます。DB2 のモニターのスナップショットに、行ロックが表ロックに拡大された事象が数多く示されている場合は、ロックリストパラメータのサイズを増やすことを検討してください。ネガティブなロック動作は、パフォーマンスに重大な影響を与えます。
DB2 のモニターのスナップショットの使用によるネガティブなロック動作の検出について詳しくは、「スナップショットを使用してネガティブなロック動作を検出する」を参照してください。
DB2 対応 IBM(R) Lotus Domino(R) Server で DB2 データベースを作成および設定すると、LOCKLIST が 2500 に設定されます (4K ページでは、この容量は 10 MB)。サーバーが非常にアクティブな場合は、この値を 5000、場合によっては 10000 に増やす必要があります。autoconfigure コマンドを実行して、autoconfigure で勧められる内容を表示することもできます。
autoconfigure コマンドについて詳しくは、「autoconfigure コマンドを使用してデータベース構成パラメータを自動設定する」を参照してください。
ロックリストというデータベース構成パラメータは、オンラインで増やすことはできますが、減らすことはできません。ロックリストの値を減らす場合は、データベースを再度有効にする必要があります。
1 DB2 コントロールセンターを起動します。
2 [すべてのデータベース] をクリックし、作成した最初の DB2 データベースを探します。デフォルトのデータベース名を変更しなかった場合、名前は DOMINO になります。
3 データベース名を選択し、マウスを右クリックします。
4 [パラメータの構成] を選択します。[データベースの構成] ダイアログボックスが表示されます。
6 パラメータのキーワード Locklist を選択し、表示されている値の 2 倍の値を指定します。
メモ [データベースの構成] ダイアログボックスのパラメータについて詳しくは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v8/index.jsp?topic=/com.ibm.db2.udb.doc/core/db2idxA.htm の DB2 インフォメーションセンターにアクセスしてください。
7 [OK] をクリックします。
関連項目