LOTUS NOTES CLIENT のインストールと SMART UPGRADE


共有ネットワークディレクトリに Lotus Domino Client をインストールする
管理者は、Lotus Domino Client を共有ネットワークにインストールし、ユーザーに提供できます。共有ネットワークにインストールした場合、すべてのプログラムファイルはファイルサーバーにインストールされ、ユーザーのデータファイルはローカルのクライアントに格納されます。

メモ 共有ネットワークインストールは IBM(R) Lotus Notes(R) 8 ではサポートされていません。Lotus Notes 8 基本設定の共有ネットワークインストールは、引き続き可能です。

ネットワークイメージのインストール中に、IBM(R) Lotus Notes(R)、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator、IBM(R) Lotus Domino(R) Designer のすべてのプログラムファイルがインストールされます。ファイルサーバー上の単一プログラムファイルから Lotus Notes、Lotus Domino Administrator、Lotus Domino Designer Client のインストールを実行するには、変換ファイルを複数作成します。

メモ 共有インストールのために変換ファイルを実行するには、エンドユーザーのクライアントに Microsoft Windows インストーラサービスが必要です。

管理者がプログラムファイルをサーバー上のディレクトリにインストールすると、ユーザーは共有バージョンのソフトウェアを実行することになるで、ディスクの使用を節約できます。ただし、サーバーが使用不可であると、ユーザーは Lotus Notes を実行できません。ユーザーがこのディレクトリから Lotus Notes をインストールすると、データファイル (DESKTOP.DSK、BOOKMARK.NTF、すべてのローカルデータベース) だけがクライアントにコピーされます。プログラムファイルは、全ユーザーが共用するサーバー上に残ります。ユーザーが Lotus Notes を実行するたびに、ユーザーのクライアント上のメモリにプログラムファイルが読み込まれます。

管理者はファイルサーバーから Lotus Notes Client をインストールするユーザーに、それらのファイルが含まれるディレクトリへの読み込みアクセス権を割り当てる必要があります。

メモ ネットワーク上の管理者イメージへのアクセス権を「読み込みアクセス権」に設定します。これは、サポートされる唯一のアクセス権です。

共有ファイルを使用する構成または Macintosh コンピュータでは、マルチユーザーインストールはサポートされていません。

共有インストールをアップグレードする既存のネットワークイメージファイルからアップグレードは行わないでください。既存のネットワークイメージをアップグレードするには、既存のネットワークイメージにあるファイルをすべて削除し、新しいネットワークイメージファイルを同じ場所にインストールします。

共有ネットワークインストールを設定するには 1 このインストールプロセスを始める前に、次の操作を実行します。

2 プログラムファイルのインストール先となるドライブに、管理者としてログオンします。

3 コマンドラインから次の構文を入力し、ネットワーク上に管理者のイメージをインストールするセットアップを実行します。


4 インストールファイルを保存するディレクトリ名を入力します。このディレクトリのデフォルトは、クライアントからアクセス可能な最初のネットワークドライブです。デフォルト以外のネットワークドライブおよびディレクトリを指定するには、[変更] をクリックします。

5 [インストール] をクリックします。各クライアントオプションがインストールされます。オペレーティングシステムが使用および認識できるディレクトリ構造が作成されます。ユーザーは、管理者が提供したインストールプログラムをディレクトリ構造のルートに作成された Lotus Notes 8.0.msi ファイルから直接実行できます。

6 エンドユーザーのローカルにデータファイルをインストールするために変換ファイルを作成します。

ネットワーク上の共有ディレクトリにクライアントファイルを正しくインストールしたら、ユーザーが自分のクライアントにクライアントをインストールする方法を指示します。

変換ファイルの作成について詳しくは、「変換ファイルを作成する」を参照してください。

関連項目