LOTUS NOTES CLIENT のインストールと SMART UPGRADE


NSF ベースの更新サイトを作成して使用する
NSF ベースの更新サイトを使用すると、カスタムまたはサードパーティの Eclipse フィーチャーを既存の IBM(R) Lotus Notes(R) 8 インストールにインストールまたは更新できます。

UPDATESITE.NTF テンプレートは、Lotus Notes 8 と IBM(R) Lotus Domino(R) 8 のインストールに含まれています。このテンプレートを使用すると、NSF ベースの更新サイトを作成し、Lotus Notes アプリケーションでホスティングされる Eclipse 更新サイトとして動作させることができます。NSF ベースの更新サイトによって、SITE.XML、フィーチャー、およびプラグインが動的に提供されます。

以下のメニュー順序に示すように更新サイトアプリケーション (UPDATESITE.NSF など) を作成して、独自の NSF ベースの更新サイトの土台として UPDATESITE.NTF テンプレートを使用できます。

1 [ファイル] - [アプリケーション] - [新規] をクリックします。

2 [詳細テンプレートの表示] をクリックし、テンプレートに Eclipse 更新サイト (8) テンプレート (UPDATESITE.NTF) を指定します。

メモ NSF ベースの更新サイトには任意の名前を付けることができますが、テンプレートには Eclipse 更新サイト (8) (UPDATESITE.NTF) を使用する必要があります。

NSF ベースの更新サイト (UPDATESITE.NSF など) を初めて開くと、主要なアクションボタンが 3 つ使用できるようになっています。これらのインポートアクションは同時使用が可能ですたとえば、管理者が最初に Eclipse 更新サイトをすべてインポートし、特定の追加や更新されたフィーチャーを後からインポートすることがあります。同様に、管理者が追加の NSF ベースの更新サイトを後からインポートすることもできます。NSF ベースの更新サイトにコンテンツが入ると、4 番目のボタンが使用可能になります。このボタンを使用すると、NSF ベースの更新サイトをフィーチャー更新の取得先として指定できます。
アクションボタン説明
Import Local Update Siteこのアクションを実行すると、features サブディレクトリ、plugins サブディレクトリ、SITE.XML ファイルがあるローカルな Eclipse 更新サイトの内容が、アクティブな NSF ベースの更新サイトにインポートされます。1 つに統合した NSF ベースの更新サイトに 1 つ以上の Eclipse 更新サイトをインポートできます。たとえば、3 つの異なる Eclipse 更新サイトがある場合、3 つの NSF ベースの更新サイトを個別に作成する必要はありません。それぞれに更新サイトを作成することもできますが、組織的には簡略化して 1 つの更新サイトに統合する方が簡単です。
Import Featuresこのアクションを実行すると、すべての Eclipse 更新サイトはインポートされず、個々のフィーチャーが NSF ベースの更新サイトにインポートされます。このアクションを実行する一般的なシナリオが 2 つあります。
  • 開発者が新規フィーチャーを作成する場合。開発者は、更新サイト全体をインポートするのではなく、開発中の特定のフィーチャーのみをエクスポートし、そのフィーチャーを NSF ベースの更新サイトにインポートします。このシナリオでは、NSF ベースの更新サイトにはこの特定フィーチャーのみが含まれます (また、どのプラグインもこの特定フィーチャーに関連付けられます)。
  • まず管理者が ([Import Local Update Site] アクションを実行して) すべての Eclipse 更新サイトをインポートし、後から更新されたフィーチャーを受信する場合。管理者は、次にこれらの個別のフィーチャーを既存の作成済み NSF ベースの更新サイトにインポートします。管理者がインポートしたフィーチャーが既に存在する場合、このフィーチャーは (フィーチャーの名前とバージョンが同じ場合は) データベースで更新されるか、または (フィーチャーの名前が異なるか存在しない場合は) 新しいフィーチャーとして追加されます。
Import Databaseこのアクションを実行すると、既存の NSF ベース 更新サイトがアクティブな NSF ベースの更新サイトにインポートされます。このアクションは Eclipse 更新サイトのインポートに似ていますが、内容が既存の NSF ベースの更新サイトからインポートされるところが異なります。たとえば、管理者には既存の NSF ベースの更新サイト (UPDATESITE.NSF など) があるとします。開発者は、別の (おそらく小さい) NSF ベースの更新サイト (UPDATESITEABX.NSF など) を管理者に提供することがあります。このとき、管理者は NSF ベースの更新サイト全体を自分のアクティブな NSF ベースの更新サイトにインポートして、両方の内容を 1 つの NSF ベースの更新サイトに効率よくマージできます。
Update URL referencesメモ このアクションは、フィーチャーおよびプラグインが含まれている NSF ベースの更新サイトで使用できます。

このアクションを実行すると、Eclipse フィーチャーとプラグインがアクティブな NSF ベースの更新サイトから更新されることが指定されます。インポートされたフィーチャーとプラグインには、特定の更新サイトの URL が含まれていることがあり、更新内容はここから取得されます。管理者は、たとえば、自社の管理下にないソース URL からではなく、自社の NSF ベースの更新サイトからの更新内容を取得するように指定できます。NSF ベースの更新サイトは、更新内容を取得するサイトとして指定できます。アクティブな NSF ベースの更新サイトをホストしている Lotus Domino Server の URL を指定します。ダイアログボックスには構文例が表示されます。

NSF ベースの更新サイトを作成する方法について詳しくは、「updatesite.nsf を作成および準備する」を参照してください。

複合アプリケーションで NSF ベースの更新サイトを使用する方法について詳しくは、「複合アプリケーションのコンポーネント更新を設定する」を参照してください。

NSF ベースの更新サイトについて詳しくは、IBM developerWorks 複合アプリケーションブログを参照してください。たとえば、NSF ベースの更新サイトの配信については、http://www-03.ibm.com/developerworks/blogs/page/CompApps?entry=nsf_based_update_sites、サイトインデックスについては http://www.ibm.com/developerworks/blogs/page/CompApps?entry=blog_sitemap を参照してください。

関連項目