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ディレクトリカタログ設定文書で選択式を使用する
ディレクトリカタログ設定文書にある [選択式] フィールドを使用すると、選択式で定義される文書のみを集約できます。たとえば、[ロケーション] フィールドに値「Atlanta」を持つユーザー文書とすべてのグループ文書を集約し、それ以外の文書を除外するには、次の選択式を使用します。

SELECT (Form = "Person" & Location = "Atlanta") | (Form = "Group")

特定のメールサーバーに割り当てられたユーザーのユーザー文書のみを集約するには、たとえば、次のような選択式を使用します。

SELECT (Form = "Person" & MailServer = "MailServer1")

[選択式] フィールドは、他のデータベースで使用されている複製設定の [文書のサブセットを複製] - [選択式で選択された文書] に代わるものです。選択式は、集約されたすべてのディレクトリに適用されるので、それらに対して有効なものであることが必要です。もともとディレクトリカタログに集約されない文書を、選択式を使用して集約することはできません。たとえば、サーバー設定文書やサーバー接続文書を、選択式を使用して集約することはできません。

選択式について詳しくは、『IBM(R) Lotus Domino(R) Designer 8 ヘルプ』を参照してください。

選択式と [グループの種類] オプションの関係ディレクトリカタログ設定文書の [グループの種類] フィールドは、Dircat タスクでディレクトリカタログに集約するグループの種類を指定します。選択式を使用していて、グループを集約する場合は、そのグループを選択式の一部として選択するとともに、そのグループの種類を [グループの種類] フィールドで指定する必要があります。たとえば、[ロケーション] が「Atlanta」であるユーザー文書と、[メールと多目的] グループのみを集約する方法には、次のようなものがあります。


選択式では、[グループの種類] オプションで指定された種類のグループのみを選択できます。

選択式と [サーバー名を含む] オプションの関係拡張ディレクトリカタログのディレクトリカタログ設定文書にある [サーバー名を含む] フィールドは、Dircat タスクでサーバー文書を集約するかどうかを指定します。サーバー文書を含む選択式を使用する場合は、選択式の一部としてサーバー文書を選択するとともに、[サーバー名を含む] フィールドで [はい] を選択する必要があります。
サーバー文書を要約ディレクトリカタログに集約することはできません。

選択式と [メール受信データベースを含む] オプションの関係ディレクトリカタログ設定文書の [メール受信データベースを含む] オプションは、メール受信データベース文書を集約するかどうかを指定します。メール受信データベース文書を含む選択式を使用する場合は、選択式の一部としてメール受信データベース文書を選択するとともに、[メール受信データベースを含む] オプションで [はい] を選択する必要があります。
関連項目