パフォーマンス
データベースキャッシュを利用できるのは、そのコンピュータで起動した最初のプロセスか、そのプロセスから起動されたプロセスです。Lotus Domino Administrator と Lotus Domino Server を同じコンピュータで実行する場合は (この構成は推奨しません)、Lotus Domino Server を Lotus Domino Administrator より先に起動します。Lotus Domino Administrator を先に起動すると、Lotus Domino Administrator がキャッシュを占有するため、Lotus Domino Server が効率よくキャッシュを使うことができません。
データベースキャッシュのサイズキャッシュ内に同時に保存できるデータベース数のデフォルト値は、次のうち大きいほうです。
キャッシュ内に一度に保存できる実際のデータベース数は、この最大値の 1.5 倍です。このバッファを使うことによって、ユーザーがキャッシュにあるデータベースを開いて閉じた場合、そのデータベースがキャッシュに戻される可能性が高くなります。
キャッシュからデータベースが削除される仕組みデータベースは、「履歴管理」スレッドによってキャッシュから削除されます。履歴管理スレッドは、必要な書き込みを行い、メモリを解放し、その他の必要なタスクを実行してデータベースを閉じます。この処理には 15 分から 20 分かかります。キャッシュからのデータベースの削除は、キャッシュの最大データベース数を超過せずに、新しいデータベースを追加するタイミングで実行されるのが理想です。一方、最大データベース数を超えた場合には次のいずれかの処理が実行されます。