クラスタ
クラスタに対する複製では、処理中のデータベースのレプリカをクラスタに持つすべてのサーバーに対して複製が実行されるので、個々のサーバーで複製する場合よりも信頼性が高くなります。したがって、クラスタにあるサーバーが使用できなくても、クラスタに他のレプリカがあれば複製を続行できます。クラスタに対する複製では、複製先のサーバーが選択される際にワークロードの均衡が実行されるためパフォーマンスも向上します。
メモ クラスタ名を使用して複製する場合は、接続文書で複製の種類として [Pull Push]、[Pull のみ]、または [Push のみ] を選択します。[Pull Pull] 複製はクラスタ名に対しては機能しません。
メモ クラスタ名を指定して最初に複製を実行する前に、複製元サーバーからいずれかのクラスタサーバーに直接アクセスしておく必要があります。クラスタサーバーに直接アクセスしておくと、複製元サーバーのクラスタキャッシュが作成され、クラスタにあるサーバーの名前が保存されます。このクラスタキャッシュによって、複製元サーバーはクラスタにあるサーバーを認識できます。
クラスタ名を指定して Replicate コマンドを発行するサーバーコンソールから次の Replicate コマンドを送信して、ローカルサーバーにあるデータベースから、クラスタにある指定したデータベースに複製を実行します。
1 目的のデータベースを開くか、そのブックマークを右クリックします。
2 次のいずれかを実行します。
4 [複製相手] フィールドに、クラスタ名を入力します。
5 必要な変更を加え、[OK] をクリックします。