MAIL


IMAP サービスを有効にして、アクセス可能なメールフォルダすべてを自動的に表示する
IBM(R) Lotus Domino(R) IMAP サービスは、RFC 2342 に準拠しています。RFC 2342 により、IMAP サービスがクライアントに対して現在のユーザーがアクセス権を持つメールファイルを自動的に表示する方法が定義されます。表示するメールファイルは次のとおりです。
IBM(R) Lotus Notes(R) Client を使ったメールファイルへのアクセスの代理人設定について詳しくは、『Lotus Notes ヘルプ』をインストールしている場合、「メールへのアクセスに代理人を設定する」を参照してください。または、http://www.lotus.com/ldd/doc にある Lotus Developer Domain の Documentation Library にアクセスして、『Lotus Notes ヘルプ』をダウンロードするか表示します。

メモ IMAP ユーザーに他のユーザーのメールファイルへのアクセス権を与えるには、Lotus Notes Client または Lotus Domino Web Access クライアントを使って、メールファイルへのアクセスに代理人を設定する必要があります。メールファイルの ACL にユーザーの名前を追加するだけでは十分ではありません。

NAMESPACE 拡張機能をサポートしないクライアントが共有フォルダにアクセスできるようにするデフォルトでは、NAMESPACE 拡張機能をサポートする IMAP クライアントのみが、ユーザーの個人メールファイル以外のメールファイルを表示できます。ただし、ユーザーの IMAP クライアントに NAMESPACE のサポートが組み込まれていない場合でも、パブリックフォルダや他のユーザーのフォルダが表示されるよう IMAP サービスを設定できます。このように設定すると、IMAP サービスは常に、現在のユーザーがアクセス権を持っているメールフォルダすべてをクライアントに返すことになります。
サーバーで IMAP NAMESPACE のサポートを有効にするには 1 設定するサーバーのサーバー設定文書がすでに存在することを確認します。
2 Lotus Domino Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。

3 [設定] をクリックします。

4 メールサーバーか管理する必要があるサーバーのサーバー設定文書を選択し、[サーバー設定の編集] をクリックします。

5 [IMAP] - [パブリックフォルダとその他のユーザーフォルダ] タブをクリックします。

6 [基本] セクションで、次のフィールドに必要な情報を設定し、[保存して閉じる] をクリックします。
フィールド設定
パブリックフォルダとその他のユーザーフォルダのサポート次のいずれかを選択します。
  • [有効] - (デフォルト) IMAP サービスは、IMAP クライアントに対して現在のユーザーのメールフォルダを表示する上に、現在のユーザーがアクセス権を持つパブリックフォルダと他のユーザーのメールファイルも表示します。
  • [無効] - IMAP サービスは IMAP クライアントに対してパブリックフォルダと他のユーザーのメールフォルダを表示しません。IMAP クライアントは、現在のユーザーの個人メールファイルにのみアクセスできます。
フォルダリストが要求されたとき、すべてのパブリックフォルダとほかのユーザーフォルダを含む次のいずれかを選択します。
  • [有効] - IMAP サービスは常に、接続しているクライアントに対しアクセス可能なフォルダをすべて表示します。
  • [無効] - (デフォルト) IMAP サービスは、NAMESPACE コマンドを使用して使用可能なフォルダを要求するクライアントのみに対して、他のユーザーのネームスペースおよびパブリックネームスペースに含まれるアクセス可能なフォルダを表示します。クライアントが NAMESPACE コマンドをサポートしない場合、IMAP サービスはそのクライアントに対し、現在のユーザーの個人メールフォルダのみを表示します。
メモ [パブリックフォルダとその他のユーザーフォルダのサポート] が [無効] に設定されている場合、このフィールドは使用できません。


7 即時の更新を強制するには、IMAP サービスを再起動します

IMAP の更新間隔の設定について詳しくは、付録「NOTES.INI ファイル」を参照してください。