トラブルシューティング


TCP/IP の NRPC の接続を調べる
IBM(R) Lotus Notes(R) の接続には TCP/IP 接続を使います。TCP/IP の障害に対処する場合、まず基本的な TCP/IP の設定と接続状態と設定を確認します。

TCP/IP で Lotus Notes Client と IBM(R) Lotus Domino(R) Server を正しく動作させるには、各コンピュータのプロトコルスタックが正しく設定されている必要があります。プロトコルスタックのメーカーとバージョンが、このバージョンの Lotus Notes/Domino で使用できることが証明済みか確かめます。詳しくは、プロトコルサービスプロバイダのマニュアルを参照してください。

IP レベルでの接続を確認するには、ping を使用します。PING コマンドは、すべての Microsoft Windows 環境と UNIX 環境で使用できます。

1 IP アドレスを数値で指定して、サーバーからそのサーバー自体に ping を実行します。


2 IP アドレスを数値で指定して、サーバーから接続先のコンピュータ (Lotus Notes Client) に ping を実行します。これにより、リモートホストへの経路に障害がなく、ネットワークルーターを経由して IP で通信できるかどうかがわかります。ping が失敗した場合は、手順 3 に進んでください。
3 IP アドレスを数値で指定して、Lotus Notes Client からそのクライアント自体に ping を実行します。ping が失敗した場合は、手順 4 に進んでください。

4 DNS の完全修飾ドメイン名を指定して、サーバーからそのサーバー自体に ping を実行し、サーバーがネットワークに正しく追加されていることを確認します。次に、DNS の完全修飾ドメイン名を指定して、クライアントからサーバーに ping を実行します。


5 DNS の別名を指定して、サーバーからそのサーバー自体に ping を実行し、サーバーがネットワークに正しく追加されていることを確認します。次に、クライアントからサーバーに ping を実行します。サーバーホストの別名はすべて Lotus Domino Server の名前と同じであるのが理想的です。Lotus Domino Server の名前と同じ別名を使っている場合は、サーバーの DNS 完全修飾ドメイン名は Lotus Domino Server の名前と同じでなくても構いません。
6 IP アドレスを数値で指定した ping は成功するが、別名を指定した ping が失敗する場合、物理的なネットワーク接続ではなく、名前解決が障害の原因です。次の表は、システムの IP 設定情報を収集するために使用するコマンドの一覧です。ただし、使用できるコマンドは、サーバーやクライアントで使っているオペレーティングシステムにより異なります。 関連項目