LOTUS DOMINO と DB2


DB2 グループ
IBM(R) Lotus Domino(R) は、グループという概念を使用して IBM(R) DB2 Universal Database(R) Enterprise Server Edition の保存場所を管理します。グループを使用すると、複数の DB2 対応 IBM(R) Lotus Notes(R) データベースが単一のスキーマ、テーブルスペース、テーブルセットを共有できます。

DB2 対応 Lotus Notes データベースを作成する場合、次に利用可能な DB2 グループに自動的に割り当てられます。Lotus Domino のグループ管理は十分なので、グループ管理をする必要はほとんどの場合ありません。しかし、グループ管理が必要となる状況がいくつかあります。


デフォルトでは、10 個の DB2 対応 Lotus Notes データベースを DB2 グループと関連づけることができますが、サーバー文書の [DB2] タブにある [グループ内の NSF の最大数] を使用して、この値を変更できます。

各 DB2 グループは、次のいずれかのステータスに割り当てられます。


各 DB2 グループのステータスは表に示すアイコンで表示されます。

DB2 グループアイコンの一覧表

デフォルトでは、サーバー文書の [DB2] タブにある [グループ] フィールドの [グループ内の NSF の最大数] で、DB2 対応 Lotus Notes データベースの最大数を 10 に設定できます。パフォーマンスを考慮して、この値は 10 に設定されます。エントリを 10 よりも大きな値に変更すると、次回データベースを作成するときに、1 グループあたりの DB2 対応 Lotus Notes データベースの最大数に達するまで、DB2 グループにデータベースが関連づけられます。たとえば、明示的にロックされない限り、次の DB2 対応 Lotus Notes データベースは GRP1 に関連づけられます。ロックされると、DB2 グループに許可された最大数をリセットできません。

DB2 グループクラスDB2 で作成された各グループには、関連づけられたクラスプロパティがあります。ユーザーまたはアプリケーションがグループにラベルを付ける場合、このプロパティを使用できます。たとえば、バックアップベンダーはグループに [Nightly]、[Weekly]、[Manual] のラベルを付けます。Lotus Domino Adnministrator でソートできる以外、グループクラスラベルを利用しません。デフォルトの DB2 クラス名は DEFAULT ですが、さらにクラスを追加したり、既存のクラスの名前を変更できます。1 つ以上の DB2 グループと関連づけられるクラス名を変更することで、新規のクラスを作成することもできます。
DB2 グループ管理ツールは、DB2 対応の Lotus Domino Server にのみ有効です。

DB2 対応 Lotus Notes データベースおよび DB2 グループ情報を表示したり、ソートできます。

メモ グループ管理のユーザーインターフェースは、Lotus Domino Web サーバー管理クライアントから使用できません。

関連項目