LOTUS DOMINO と DB2
この手順を実行中に、復元するデータベースの名前を指定する箇所でコマンドを発行します。そのデータベースを表すために、省略形 restoreDB が使用されます。
この手順は、テーブルスペースレベルまたはデータベースレベルのバックアップイメージで使用できます。
必要条件フルデータベースとテーブルスペースのいずれのレベルのバックアップでも、バックアップイメージには、SYSCATSPACE、DOMINO、および復元するテーブルスペースが含まれていること
DB2 では、SYSCATSPACE や DOMINO など、システム管理スペース (SMS) のテーブルスペースに、新しいストレージ PATH が自動的に再割り当てされます。以前のバージョンの UDB 8.1 では、自動的には行われませんでした。
メモ IGNORE ROLLFORWARD CONTAINER OPERATIONS オプションが重要です。トランザクションログに、元のテーブルスペースコンテナに対する操作が含まれている場合は、そのコンテナがすでに別のデータベースで使用されているため、ほとんど行われることがないコンテナ操作を再実行しようとすると、問題が発生します。
データベースディレクトリを基準としたコンテナは、新しいデータベースのデータベースディレクトリの下に作成されるため、リダイレクトする必要はありません。たとえば、Lotus Domino で使用中の DB2 データベースに対するテーブルスペース SYSCATSPACE と DOMINO は、新しいデータベースのディレクトリを基準としたストレージを持つ SMS テーブルスペースとして定義してください。
メモ 手順 5 のコマンドで生成された出力例を表示するには、この手順の最後にある「出力例」を参照してください。
9 復旧を実行します。特定の時点に復旧するか、またはログの最後に復旧するかを選択できます。ROLLFORWARD コマンドのターゲットは、上記の例のような元の DB2 データベースではなく、新しい DB2 データベースとなります。次のコマンドを入力して、復旧を実行します。
出力例手順 5 で生成された出力例を次に示します。
Path to log files = :\newdb\logs\
(for our example)
Overflow log path (OVERFLOWLOGPATH) =
Mirror log path (MIRRORLOGPATH) =
First active log file = S0000002.LOG