LOTUS DOMINO と DB2


DB2 対応 Lotus Notes データベースを手動で復元する
次の手順を使用して、IBM(R) DB2 Universal Database(R) Enterprise Server Edition データベースまたはテーブルスペースのバックアップから、DB2 対応 IBM(R) Lotus Notes(R) データベースを手動で復元します。データベース管理スペース (DMS) の 1 つのテーブルスペースが、複数の DB2 対応 Lotus Notes データベースに対するコンテナになる場合があります。つまり、ライブ状態の DB2 テーブルスペースを置換するテーブルスペースのオンライン復元はお勧めしません。ほとんどの復元シナリオでは、オンライン復元を実行できます。この復元を実行するには、次の方法を使用して、同じ DB2 インスタンス内にある別の DB2 データベースに DB2 テーブルスペースを復元します。

この手順を実行中に、復元するデータベースの名前を指定する箇所でコマンドを発行します。そのデータベースを表すために、省略形 restoreDB が使用されます。

この手順は、テーブルスペースレベルまたはデータベースレベルのバックアップイメージで使用できます。

必要条件フルデータベースとテーブルスペースのいずれのレベルのバックアップでも、バックアップイメージには、SYSCATSPACE、DOMINO、および復元するテーブルスペースが含まれていること


手順この手順で復元されたテーブルスペースはすべて、データベース restoreDB に配置されます。
1 DB2 コマンド行プロセッサ (CLP) から、次のコマンドを入力します。 2 DB2 CLP から次のコマンドを入力して、リダイレクトされた復元を開始します。
3 次のコマンドを入力して、復元する DMS テーブルスペースコンテナのストレージを定義します。
4 必要なテーブルスペースすべてでコンテナがリダイレクトされた後、次のコマンドを入力して復元を続行します。
5 次のコマンドを入力して restoreDB のログディレクトリを確認します。
6 liveDB のログディレクトリから、最初の RESTORE コマンドで指定した NEWLOGPATH に、トランザクションログエクステント (ファイル) をすべてコピーします。たとえば、S*.LOG ファイルをすべて、restoreDB のログディレクトリ (C:\newdb\logs) にコピーします。
7 RETAIN ロギングを使用するようにシステムを設計してある場合は、ある時点への復旧、または「ログの最後」への復旧を実行するために必要なトランザクションログエクステントをすべてアーカイブから取得して、最初の RESTORE コマンドの NEWLOGPATH で指定したディレクトリに復元します。
8 ある時点に復旧する場合は、最後のログファイルが、復旧を行う指定時点に切り捨てられます。複数の時点で復旧を行う場合、トランザクションログファイルを NEWLOGPATH にコピーしないようにするには、最初に最新時点への復旧を実行してから、2 番目に新しい時点への復旧を実行する、などの操作を行います。

9 復旧を実行します。特定の時点に復旧するか、またはログの最後に復旧するかを選択できます。ROLLFORWARD コマンドのターゲットは、上記の例のような元の DB2 データベースではなく、新しい DB2 データベースとなります。次のコマンドを入力して、復旧を実行します。


DB2 データベース restoreDB が、別の Lotus Domino Server、またはサードパーティによる DB2 対応 Lotus Notes データベースのデータ取得ツールで使用できるようになりました。

出力例手順 5 で生成された出力例を次に示します。


関連項目