LOTUS NOTES CLIENT のインストールと SMART UPGRADE
Lotus Notes をインストールする前に、このガイドの、インストール手順の留意点のセクションを参照してください。
サイレントインストールでは Tuner プログラムを使用して、Tuner を実行したときに指定したインストールオプションに基づく変換ファ
イルを作成します。ユーザーが以降にサイレントインストールを実行するときは、指定したインストールオプションが自動的に適用されます。
Tuner の使用方法と変換ファイルの作成方法について詳しくは、次の項目を参照してください。
Lotus Notes のインストールでは、インストールマニフェストファイル INSTALL.XML を使用する必要があります。このファイルは、Lotus Notes インストールメディアキットの deploy\install.xml として提供されます。このファイルとその内容をカスタマイズして、どのフィーチャーが自動的にインストールされるか、どのフィーチャーがユーザー選択用のインストール機能選択パネルに表示されるか、フィーチャーがデフォルトで有効として示されるか、または無効として示されるかを制御できます。サイレントインストールを使用すると、インストールマニフェスト内のどのフィーチャーを自動インストールするかを定義できます。そのためには、インストールする「installfeature」ID ごとに「required」属性を「true」に設定します。インストールマニフェスト内の「required」属性が「true」に設定されたフィーチャーが自動インストールされます。
メモ また、Windows で単一ユーザー Allclient インストールキットを使用して Lotus Notes をインストールする場合、Lotus Domino Designer および Lotus Domino Administrator は Lotus Notes 8 MSI ファイルの設定に従います。MSI ファイルの設定 (インストールフィーチャー選択パネルに影響します) は、Lotus Notes インストールマニフェストファイル (deploy\install.xml) の設定を上書きします。Lotus Domino Designer および Lotus Domino Administrator をインストールするには、インストール機能選択パネルを使用してそれらのインストールを選択するか、または Tuner を使用してそれらのサイレントインストールを指定する必要があります。MSI インストールの一部として選択されていない場合は、SELECTINSTALLFEATURES プロパティで指定された場合でも、インストールされません。
Tuner の使用およびサイレントインストールで使用される変換ファイルについて詳しくは、「Tuner を使用してクライアントインストールをカスタマイズする」を参照してください。フィーチャーに対するインストールマニフェストのカスタマイズについて詳しくは、「インストールマニフェストを使用して Lotus Notes の Eclipse フィーチャーとプラグインのインストールをカスタマイズする」を参照してください。
このサイレントインストールプロセスを開始する前に、次のタスクを実行します。
setup /S /V"SELECTINSTALLFEATURES=Activities,Editors PROGDIR=C:\IBM\Lotus\Notes DATADIR=C:\IBM\Lotus\Notes\Data /qn"
Windows 上で Lotus Notes サイレントインストールを使用するにはWindows 上で Lotus Notes サイレントインストールを実行するときのコマンドラインオプションを指定できます。管理ユーザーまたはシステム特権を持つユーザーとしてログインしている必要があります。 Allclient インストール方法 (Lotus Notes、Lotus Domino Designer、および Lotus Domino Administrator Client のインストールを有効にします) は、マルチユーザーインストールには使用できません。単一ユーザーインストールにのみ使用できます。
1 コマンドウィンドウを開きます。
2 Lotus Notes インストールメディアキットの SETUP.EXE ファイルがあるディレクトリに移動します。
3 サイレントインストールのコマンドを入力します。
コマンド例を以下に示します。以下の例では、変換ファイルは使用されません。
変換ファイルを使用するコマンドラインの例については、「エンドユーザーのインストール用に変換ファイルを使用する」を参照してください。
setup.exe /s /v"/qn"
メモ たとえば、このコマンドでは、Lotus Notes は単一ユーザーのデフォルトディレクトリ C:\Program Files\IBM\Lotus\Notes にインストールされ、Lotus Notes データフォルダとファイルは C:\Program Files\IBM\Lotus\Notes\data ディレクトリにインストールされます。
インストールが完了すると、ショートカットアイコンがデスクトップに表示されます。
setup.exe /s /v"/qn+"
Setup.exe /s /v"/qb+"
setup /s /v"SELECTINSTALLFEATURES=Activities,Sametime,Editors,CAE /qn"
メモ コマンドラインの SELECTINSTALLFEATURES ステートメントで指定されているかどうかにかかわらず、Lotus Notes インストールマニフェスト内の「required」属性が「true」に設定された各フィーチャーがインストールされます。
ディレクトリパスなど、間にスペースが含まれるパラメータを使用するには、次のように、一連のバックスラッシュと引用符でパラメータを囲みます。
setup /s /V"SELECTINSTALLFEATURES=Activities,Editors PROGDIR=\"C:\Program Files\Lotus\Notes\" DATADIR=\"C:\Program Files\Lotus\Notes\Data\" /qn"
コマンドラインで機能 ID を必要な数だけ指定します。
2 Lotus Notes インストールキットの setup.sh ファイルがあるディレクトリに移動します。
3 次の例のような形式でサイレントインストールのコマンドを入力します。
-silent
次のエントリは、使用許諾条件のパネルを受け入れるかどうかの変数を設定します。
-V licenseAccepted="true|false"
次のエントリは、Lotus Notes Client のインストール場所を設定します。値の最後にスラッシュ記号 (\) を含めないでください。
-P installLocation="<location>"
次のエントリは、インストール可能なオプションのインストールフィーチャーのリストを設定します。
-V selectInstallFeatures="<list of comma separated install feature ids>"
この引数によって、すべてのインストールフィーチャーのインストールマニフェスト内の「default」属性が上書きされます。この引数を使用する場合は、引数にリストされたインストールフィーチャーと「required」が指定されたインストールフィーチャーのみがインストールまたは選択されます。
-V removeInstallFeatures="<list of comma separated install feature ids>"
サイレントインストールでのバッチファイルの作成と使用について詳しくは、「Lotus Notes Client をインストールするためのバッチファイルを提供する」を参照してください。
関連項目