Lotus Domino Access は、不在通知機能およびパスワードの変更機能、インターネット証明書のインポートおよびエクスポート機能を備えています。ユーザーは、メールファイルプリファレンスを含む Lotus Domino プリファレンスの設定、空き時間および予定ありの時間の設定、自動処理、複製設定のカスタマイズが可能です。Outlook の .PST ファイルをメールファイルと同一にするため、複製では Outlook クライアントと Lotus Domino の同期を取ります。IBM(R) Lotus Notes(R) と Outlook の両方を使用してメールにアクセスするユーザーの場合、1 回変更するだけでメール、予定表、仕事、連絡先の変更は両方に反映されます。Domino ディレクトリのローカルレプリカを使用してオフラインで作業することもできます。
複数のユーザーが 1 台のワークステーションを共有している場合、マルチユーザーインストールオプションを使用して、Lotus Domino Access インストールを共有できます。マルチユーザーインストールでは、個々のユーザーがデータディレクトリとして個人フォルダ階層を持つことができます (たとえば、C:\Documents and Settings\<user>\DAMO_Data)。このため、一定のプライバシーが保護されます。ただし、セキュリティの目的で、ユーザーはローカルメールファイル (*.PST ファイル) にもパスワードを割り当てる必要があります。Lotus Domino Access では、すべてのファイルがワークステーションにローカルであるためです。(通常、標準の Lotus Notes 環境と標準の Outlook 環境では、データベースがサーバー上にあり、サーバーがアクセスを制御するため、このような設定は必要ありません)。
メモ Microsoft Outlook XP と Outlook 2003 では、それぞれローカルデータファイルにパスワードを割り当てる方法が異なります。使用している Outlook リリースのオンラインヘルプを参照してください。
Lotus Domino Access をインストールする前に、インストール用にユーザーを設定する必要があります。
6.5.x から 7.0 以降にアップグレードする場合、「IBM Lotus Domino Access for Microsoft Outlook 6.5.x をアップグレードする」の項目を参照してください。
関連項目