ユーザーとサーバーの設定


アーカイブポリシー設定文書を作成する
メールファイルをアーカイブ設定するには、アーカイブとアーカイブ条件の両ポリシー設定文書を使用します。アーカイブポリシー設定文書を使用すると、アーカイブポリシーパラメータを使用するかどうかを指定できます。また、IBM(R) Lotus Notes(R) ユーザーがメールデータベースをアーカイブできるかどうか、あるいはアーカイブ設定の設定や変更ができるかどうかを指定できます。

すべてのアーカイブを禁止するには、[アーカイブを禁止] 設定を選択して、ポリシーをユーザーのセットに適用します。個人アーカイブの禁止を設定している場合、この設定を変更したり、個人アーカイブ設定を作成することはできません。

アーカイブが可能な場合、アーカイブポリシー設定文書を使用してサーバーまたはユーザーのクライアントがアーカイブを実行するかどうかを定義し、アーカイブ元とアーカイブ先のシステムを指定します。アーカイブがクライアントベースの場合、アーカイブスケジュールも設定できます。必要な場合、デフォルトのアーカイブログファイルの名前と場所を変更することもできます。アーカイブをユーザーのクライアントが実行することを指定するポリシーを設定できます。また、ユーザーがスケジュールとアーカイブ条件を定義できます。

メモ アーカイブポリシー設定は、IBM(R) Lotus Domino(R) Web Access ではサポートされていません。

アーカイブポリシー設定を作成するには 1 IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリに対する [編集者] 以上のアクセス権と、次のロールのいずれかがあることを確認します。

2 Lotus Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブを選択し、[設定] ビューを開きます。

3 [設定の追加] をクリックし、[アーカイブ] を選択します。

4 [基本] タブで、次のフィールドを設定します。

5 (省略可能) アーカイブを禁止するときは、[アーカイブ] オプションで次のいずれかを選択します。デフォルトでは、両方とも許可されます。 6 [アーカイブロケーション] で、次のいずれかを選択します。
7 [アーカイブ対象データベース] で、アーカイブするメールファイルが保存されているサーバーまたはクライアントを指定します。この設定は、スケジュールされた複製のみに適用されます。ユーザーのメールファイルに複数のレプリカがある場合は、スケジュールされた複製機能は、ここで指定したレプリカでのみ実行されます。この設定は、アーカイブがクライアントによって実行されるように設定されている場合に、ユーザーがアーカイブを開始できるかどうかには影響しません。次のいずれかを選択します。 8 [受信側データベース] で、アーカイブデータベースとアーカイブログを保存するサーバーまたはクライアントを指定します。ユーザーがアーカイブ機能を開始できる場合、つまり、アーカイブが Lotus Notes Client 上で実行されるように設定されている場合は、アーカイブデータベースを作成するために保存先サーバー上での作成アクセス権をユーザーに与える必要があります。次のいずれかを選択します。 9 [選択条件] タブで、必要に応じて次を実行します。 10 [ロギング] タブをクリックします。[アーカイブログ] で、[ログデータベースにすべてのアーカイブ動作をログする] フィールドをオンにして、アーカイブ動作をログデータベースに記録します (デフォルト)。

11 (省略可能) ログディレクトリの場所とログファイル名の変更は、次のいずれかのフィールドで変更します。
フィールドアクション
ログディレクトリデフォルトは archive です。変更する場合は、新しい名前を入力します。
ログ接頭辞デフォルトはアルファベットの l で、その後に下線 (_) が続きます。変更する場合は、新しい接頭辞を入力します。
ログ接尾辞デフォルトは NSF です。使用する他の任意の接尾辞を入力します。
オリジナルファイルの文字数デフォルトは 50 です。変更するときは、アーカイブログ名を作成するためにユーザーのメールファイル名から使用する文字数を入力します。
12 [アーカイブ文書へ文書リンクを含む] フィールドでは、次のいずれかを実行します。

13 [スケジュール] タブで、次のどちらかを実行します。 14 (省略可能) [クライアントベースのアーカイブスケジュールを指定する] を選択したときは、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
頻度次のいずれかを選択します。
  • [毎日]。アーカイブを行う曜日 (複数) を選択します。
  • [毎週]。アーカイブを行う曜日を選択します。
実行時刻を指定します。デフォルトは 12:00 PM です。

メモ Lotus Notes Client が起動されていないと、スケジュールされたアーカイブを実行できません。

15 [ロケーション] で、アーカイブを実行する場所を指定します。たとえば、クライアントベースのアーカイブを使用するとき、ユーザーの事務所のクライアントからしかアーカイブせず、別の場所やユーザーがダイヤルインしたときにはアーカイブしたくないと考える場合があります。次のいずれかを選択します。 16 [詳細] タブで、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
すべての返答文書を削除できる条件のときにのみ、文書を削除する次のどちらかの操作を行います。
  • 返答文書があり、アーカイブ条件に一致していない文書がデータベースから削除されていないか確認するには、チェックマークをつけます (デフォルト)。このオプションを使用すると、階層ビューで文書が孤立しなくなります。
  • 返答文書を事前チェックすることなく、文書を削除するには、チェックマークを外します。
メモ この設定は、偶然による「孤立」を防ぐために常に確認されるカレンダー文書とスケジュール文書には適用されません。
文書の保存設定の最大ポリシーを適用するすべてのユーザーに対し、文書をアーカイブし削除するための最大保持期間となる日数、月数、年数を指定します。個人アーカイブと最大保持設定値がともに有効な場合、最大保持設定値より大きい範囲の条件は定義できません。

たとえば、最大保持期間が 2 年に設定されていると想定します。文書を選択する際の選択条件は最大 24 ヶ月まで指定できます。この期間内に作成、更新、アクセスされた文書、あるいは有効期限切れになった文書が選択対象になります。範囲が 24 ヶ月 (2 年) 以上の条件を保存しようとすると、エラーが発生します。

ユーザー定義の有効期限を使用これをクリックすると、アーカイブ文書の有効期限について、管理者が独自のフィールド名を定義できます。
ユーザー定義の有効期限フィールド名アーカイブ文書の有効期限についてフィールド名を指定します。有効期限に基づいて文書を選択するアーカイブ条件には、ここで指定したフィールド名が使用されます。
17 文書を保存します。

関連項目