LOTUS DOMINO と DB2


バッファプールのサイズを設定してパフォーマンスを向上させる
バッファプールは、データベースサーバー上の共有 RAM セグメントの数として割り当てられます。データベースレコードの読み取りと更新は、メモリのバッファプール領域で行われます。 必要なデータをメモリに保持できるほどバッファプールが大きい場合、ディスクへのアクセスはそれほど発生しません。必要なデータをメモリに保持できるほどバッファプールが大きくない場合は、データベースのパフォーマンス全体に重大な悪影響を与える可能性があります。バッファプールのサイズは、パフォーマンスが低下した場合に最初にチェックする DB2 パラメータです。

IBM(R) Lotus Domino(R) 設定と IBM(R) DB2 Universal Database(R) Enterprise Server Edition 設定の場合、バッファプールが非常に大きくなる可能性があります。パフォーマンスを向上させるために、Lotus Domino と DB2 をインストールしたときに作成された最初の DB2 データベースについて、バッファプールに割り当てられたメモリの量を増やすことができます。別のデータベース名を指定しなかった場合、デフォルトでは、自動的に作成される DB2 データベースの名前は DOMINO になります。バッファプールの名前は、最初のデータベースの名前と同じです。

バッファプールに割り当てることができるメモリ量を判断するには、消費されたメモリの量をメモリの合計量から引きます。この差分をバッファプールに割り当てます。バッファプールのサイズはページ数で指定します。これは、ディスクから読み取られるデータとディスクに書き込まれるデータの固定ブロックです。各バッファプールで、消費されたサイズは、ページサイズ (KB) にバッファプールのサイズを乗じたものです。手順 5 に示された図には、バッファプールのサンプル値が含まれています。

DB2 コントロールセンターを使用して、最初の DB2 データベースに使用するバッファプール構成パラメータを探します。

1 DB2 コントロールセンターを起動します。

2 [すべてのデータベース] をクリックします。

3 作成した最初の DB2 データベースを探し、そのデータベースを開きます。デフォルトのデータベース名を変更しなかった場合、名前は DOMINO になります。

4 バッファプールのフォルダを探して開きます。

5 バッファプールを選択し、マウスを右クリックして [変更] をクリックします。[バッファープールの変更] ダイアログボックスが表示されます。


6 メモリの最大量を DOMINO バッファプールに割り当てます。12K から 16K のように、より少ない量のメモリを、他のバッファプールそれぞれに割り当てます。

7 [OK] をクリックします。

メモ DB2 の構成パラメータの変更について詳しくは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v8/index.jsp?topic=/com.ibm.db2.udb.doc/core/db2idxA.htm の DB2 インフォメーションセンターにアクセスしてください。

関連項目