ユーザーとサーバーの設定


Lotus Notes ユーザーの共通名または別名を変更する
この手順を使用して、1 人のユーザーまたは 1 人以上のユーザー名に次のような変更を行うことができます。
ユーザー名が変更されたら、通常それにともなってユーザーのインターネットアドレスも変更する必要があります。ユーザーの共通名または別名を変更する際にユーザーのインターネットアドレスを変更できますが、この手順ではインターネットアドレスのみを変更することはできません。この手順を使用してユーザーのインターネットアドレスのみを変更しようとすると、エラーが生成されます。

ユーザー名の変更を開始すると、名前の変更を承認または拒否するよう要求される場合があります。ユーザーが名前の変更を拒否した場合はシステム管理要求が生成され、ユーザー名を元の名前に戻すことを受け入れるか、あるいは拒否するかを尋ねられます。このプロンプトは、ユーザーが [Notes 名の変更] ダイアログボックスで [名前の変更を受け入れる前に確認する] オプションを選択している場合に表示されます。

メモ [Notes 名の変更] ダイアログボックスは、Lotus Notes ユーザーインターフェースで [ファイル] - [セキュリティ] - [ユーザーセキュリティ] - [ユーザー情報] - [ユーザー名] メニューを選択すると表示されます。

名前変更の満了日に達し、ユーザーが返答しなかった場合、名前変更の取り消し要求を承認することを求めるシステム管理要求が発行されます。名前変更の取り消し要求を承認するか、またはその要求を拒否することができます。名前変更の取り消しを受け入れた場合は、名前変更を拒否するシステム管理要求が生成されます。

ユーザーが名前変更を拒否または無視したときに生成されるシステム管理要求について詳しくは、「ユーザー名を変更する - 名前変更が拒否された場合」と「ユーザー名を変更する - 名前変更がユーザーによって無視された場合」の項目を参照してください。

ユーザーのインターネットアドレスのみの変更方法について詳しくは、「ユーザーのインターネットアドレスを変更する」を参照してください。名前の変更時に個人設計要素への変更をエージェントを使用してユーザーに通知する方法について詳しくは、「名前変更時に個人設計要素に変更があったことをユーザーに通知する」の項目を参照してください。

メモ IBM(R) Lotus Domino(R) の別名機能を使うには、名前の変更に関連するすべてのサーバー、Lotus Notes Client、Lotus Domino Administrator がいずれも R5.0.2 以降でなければなりません。

ユーザーの共通名を変更するには 1 ユーザー名を変更するには、次のアクセス権が必要です。

2 Lotus Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

3 [ユーザー] をクリックしてユーザー名を選択します。

4 ツールペインで、[ユーザー] - [名前の変更] をクリックします。

5 [選択 Notes ユーザーの名前の変更] ダイアログボックスで、古い名前を有効にしておく日数を確認します。デフォルトは 21 日です。この値は必要に応じて変更できます。

6 [共通名の変更] をクリックします。

7 [認証者の選択] ダイアログボックスで、以下の選択を行います。
フィールドアクション
サーバー次のどちらかの操作を行います。
  • Lotus Domino サーバーベースの CA を使用している場合は、Domino ディレクトリにアクセスするために使用するサーバーを選択して認証者のリストを検索します。
  • 認証者 ID を提供する場合は、認証者のリストを検索するために使用するサーバーを選択して、認証者 ID ファイルを、この認証者と元の認証者すべてに対し、証明書の最新のセットで更新できるようにします。これは、CERTLOG.NSF が更新されるサーバーでもあります。
CA プロセスを使用Lotus Domino サーバーベースの CA を設定した場合には、このオプションを選択します。
  • CA が設定されている認証者をリストから選択し、[OK] をクリックします。
認証者 ID とパスワードを指定認証者の ID とパスワードを使用している場合には、このオプションを選択します。
  • ユーザーの ID を認証した認証者 ID を選択し、[開く] をクリックします。たとえば、Joe Smith/Sales/NYC/ACME という名前を変更する場合は、SALES.ID という名前の認証者 ID を使用します。
  • [認証者 ID] をクリックし、表示されているのとは別の ID を選択します。
  • 認証者 ID のパスワードを入力し、[OK] をクリックします。
8 必要に応じて、[証明書の有効期限] ダイアログボックスに新しい認証の有効期限を入力します。証明書のデフォルトの有効期限は現在日から 2 年後の日付です。[要求の提出前に各エントリを編集または検査する] チェックボックスがオンになっていますが、これは変更できません。

9 [ユーザー名の変更] ダイアログボックスで、次の各フィールドに適切な情報を設定します。このダイアログボックスでは、必要に応じて Active Directory のユーザー名の同期を取り、基本名と別名の情報を変更します。
フィールドアクション
新しい基本名情報
名、ミドルネームのイニシャル、姓これは、ユーザー登録時に登録されたユーザーの名前です。必要に応じてユーザー名を変更します。
組織単位(省略可能) 同じ認証者によって認証された同じ名前のユーザーを区別するために使う名前です。これにより、同じユーザー名を区別する構成要素が追加され、共通名と認証者名の間に表示されます。
短縮名(省略可能) 登録時に作成されます。デフォルトは名、ミドルネームのイニシャル、姓です。この名前は変更できます。基本名フィールドを変更しても、これは自動的には変更されないため、手動で変更する必要があります。
インターネットアドレス(省略可能) 登録時に作成されます。デフォルトは名、ミドルネームのイニシャル、姓です。この名前は変更できます。基本名フィールドを変更しても、これは自動的には変更されないため、手動で変更する必要があります。
10 ユーザーに別名がある場合または別名を割り当てる場合のみ、次の手順を実行します。別名に関連する作業を行わない場合、この手順は省略し、手順 11 に進みます。
新しいユーザー名の別名情報認証組織に別名が割り当てられているユーザーの名前を変更する場合にのみ有効です。
共通名別名言語で共通名を入力します。

別名を削除するには、名前を削除して、新しい名前を入力しません。

組織単位(省略可能) 同じ認証者によって認証された同じ名前のユーザーを区別するために使う名前です。これにより、同じユーザー名を区別する構成要素が追加され、共通名と認証者名の間に表示されます。
元の言語現在、ユーザーには別名言語が割り当てられています。(変更できないフィールドです。)
新しい言語新しい別名言語をリストから選択して割り当てます。
11 次のどれかを選択します。

12 [統計] ダイアログボックスが表示されたら、名前の変更がすべて成功したかどうか確認します。失敗しているものがあれば、認証ログ (certlog.nsf) で失敗した原因を把握します。

13 [OK] をクリックします。

関連項目