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Notes 配信をスケジュールする
デフォルトでは、IBM(R) Lotus Notes(R) 配信を使用している場合、IBM(R) Lotus Domino(R) がメールを転送できるのは、同じ Notes 名前付きネットワーク (NNN) の別のサーバーに対してだけです。Notes 配信を 1 つの NNN 以外に拡張する場合、Domino ディレクトリで接続文書を作成し、配信スケジュールを指定する必要があります。Lotus Domino では、メール配信のための接続文書は自動的に作成されません。

デフォルトのスケジュールデフォルトでは、接続文書がルーターに午前 8 時から午後 10 時の間に 6 時間ごとに、または MAIL.BOX の配信待ちメッセージ数が 5 になったときに送信先サーバーに接続してメールを転送するように指示します。このスケジュールをカスタマイズし、配信を実行する配信待ちメッセージ数を指定できます。また、接続の曜日、時間帯、および反復間隔も指定できます。
接続文書を使用して、Lotus Notes 名前付きネットワーク (NNN) 内の配信を制御する接続文書を使用し、NNN 内の配信を指定したスケジュールに制限できます。接続文書は、Notes 配信と SMTP 配信の両方に適用されます。接続文書がない場合、ルーターは、NNN 内の低優先度メッセージ以外のすべてのメールを直ちに転送します。ルーターが、SMTP と Notes 配信の両方を使用するように設定されている場合、MAIL.BOX の配信待ちのメッセージをプロトコルごとに別々にキューに入れます。高優先度メッセージは、スケジュールに関係なく直ちに配信されます。
メールを強制的に特定のサーバーに配信するサーバーから、すべての配信待ちメールを別のサーバーに直ちに強制的に配信するには、サーバーコンソールから Route コマンドを使用します。
配信スケジュールと低優先度メッセージ接続文書の配信スケジュールは、低優先度メッセージには適用されません。低優先度メッセージは、同じ Lotus Notes 名前付きネットワーク内のサーバー間であっても、設定した低優先度メールの配信時間帯にのみ配信されます。
Lotus Domino を設定して、特定のサイズ以上のメッセージを低優先度に指定し、それらをサーバーがビジー状態でないときに送信できます。

サイズの大きいメッセージの優先度の変更と、低優先度メールの配信時間帯の指定について詳しくは、「メッセージのサイズに応じてメールの配信を制限する」と「転送制御を設定する」を参照してください。

Notes 配信をスケジュールするには 1 必要な接続文書が作成してあることを確認します。
2 Lotus Domino Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。

3 [接続] をクリックします。

4 設定するサーバー接続の接続文書を選択し、[接続の編集] をクリックします。

5 [スケジュール] タブをクリックします。

6 [スケジュール接続情報] セクションの次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド設定
スケジュール次のいずれかを選択します。
  • [有効] を選択すると、このスケジュールを基に、指定したサーバー間での接続を制御します。
  • [無効] を選択すると、サーバーがスケジュールを無視します。
接続時刻メール配信を毎日行うときの 1 つ以上の時間帯か特定時間またはその両方を指定します。たとえば、午前 12 時から午後 11 時 59 分までです。
繰り返し間隔何分おきに配信するかを指定します。デフォルトは 360 分です。
実行日サーバーがこのスケジュールを使ってメールを配信する曜日を指定します。デフォルトでは、各曜日にこの接続を使用します。
7 [複製/配信] タブをクリックします。

8 [配信] セクションの次のフィールドに必要な情報を設定し、[保存して閉じる] をクリックします。
フィールド設定
配信タスク次のどれかを選択します。
  • [メール配信] - (デフォルト) サーバー間での Lotus Notes メール配信を有効にします。
  • [X400 メール配信] - X.400 メッセージ転送エージェントを使って X.400 メールをシステム内のサーバー間で配信します。
  • [SMTP メール配信] - インターネットに接続できるサーバーにインターネットメールを配信します。
  • [ccMail 配信] - cc:Mail メッセージ転送エージェントを使って cc:Mail メールをシステムのサーバー間で配信します。
  • [なし] - 接続文書は、サーバー間のメール配信に使用されません。
即時に配信する条件サーバーが中優先度のメッセージを何通受け取ったらメールを配信するかを指定します。デフォルトは 5 です。
配信コストこのサーバー接続の相対的な配信コストを指定します。経験豊富な Lotus Domino システム管理者でない場合は、このコストを変更しないでください。
ルータータイプサーバー間でのメールの配信方法を指定します。
9 変更内容が有効になるのは、次にルーターの設定を更新した後です。新しい設定を直ちに有効にするには、配信設定を再ロードします。

ルーターの種類について詳しくは、「一時的な接続を使ってメールを配信する」を参照してください。

関連項目