トラブルシューティング


エージェントが予定の時刻に動作しない
エージェントが動作しているにもかかわらず、予定の時刻かそれに近い時刻に実行されない場合は、サーバーがほかのタスクの実行に忙しく、そのエージェントが後回しになっている可能性があります。エージェントが最後に実行された日時と処理が完了したかどうかを知るには、エージェントログを調べます。さらに次の項目について調べ、必要に応じて修正します。

1 スケジュールの競合が原因でエージェントが動作しない場合があります。サーバー文書で [サーバータスク] - [エージェントマネージャ] タブをクリックし、[日中のパラメータ] と [夜間のパラメータ] の [開始時刻] フィールドと [終了時刻] フィールドを調べます。このフィールドに指定されていない時間帯は、エージェントマネージャが動作していません。たとえば、[日中のパラメータ] に午前 8 時から午後 5 時、[夜間のパラメータ] に午後 8 時から午後 8 時が設定されている場合は、午後 5 時から午後 8 時までの間、エージェントマネージャがエージェントを実行することはありません。

2 NOTES.INI ファイルの設定が間違っている可能性があります。サーバーの NOTES.INI ファイルでエージェントマネージャ関連の設定内容を調べます。

3 NOTES.INI ファイルで Log_AgentManager=1 という設定を追加します。IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリのサーバー設定文書でも、この設定を有効にできます。

4 R4.6 以前のバージョンの Lotus Domino Server を使っている場合は、[しきい値] の設定値が小さすぎる可能性があります。サーバー文書の [サーバータスク] - [エージェントマネージャ] タブにある [しきい値] は、エージェントマネージャがエージェントの実行に使う時間比率の上限についての設定です。実際の実行率がこの設定値を上回ると、次のエージェントの実行に遅れが生じます。実行率が設定値より小さくなると、エージェントマネージャはエージェントの実行を再開します。

関連項目