MAIL


共有メール統計を生成、表示する
Object Collect タスクによって、一定の数のユーザーによって共有されている共有メールデータベース内のメッセージの数などの共有メール統計が自動的に生成されます。これらの統計は、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator の [メッセージング] - [メール] タブの [共有メール] ビューから、またはサーバーのログファイル (LOG.NSF) の [Object Store] ビューから表示できます。ビューには、デフォルトで午前 3 時に Object Info -Full コマンドが実行されるときに自動的にデータが入力されます。NOTES.INI ファイルの ServerTasks パラメータを編集すると、この Object タスクが実行される時間を指定できます。

これらの統計からは、共有メールがサーバーで現在どのように使用されているかが分かるので、共有メールを管理する前に必要な情報を得ることができます。オブジェクトストアのファイル名、オブジェクトストアを使用するメールデータベース、オブジェクトストアで参照されている文書のメールデータベースごとの数、オブジェクトストアのメールデータベースごとの文書サイズの合計を確認できます。この情報は、共有メールデータベースからユーザーのメールファイルへのリンクを解除する場合に必要なディスク容量を判断する際に役立ちます。同様に、共有メールデータベース内の文書すべての合計サイズを確認できるので、共有メールデータベース全体のリンクを解除する場合に必要なディスク容量が分かります。

Object Collect タスクを実行して、共有メール統計を生成するにはサーバーコンソールで次のように入力します。


SHARED.NSF には、共有メールディレクトリまたは特定の共有メールデータベースのフルパス名を指定します。

メモ Lotus Domino Administrator では、共有メール統計が累積的に保守管理されます。その結果、以前に統計を作成したことがある場合は、重複したエントリが表示されます。正確な結果を確保するには、新しい統計を生成する前に既存の情報を消去します。

共有メール統計を表示するには 1 上記で説明したとおりに、Object Collect タスクを実行します。設定されている共有メールディレクトリすべての統計を表示するには、各ディレクトリに対して Object Collect タスクを実行します。
2 Lotus Domino Administrator で [メッセージング] - [メール] タブをクリックします。

3 [共有メール] ビューを開きます。設定した各共有メールディレクトリと、それに含まれる共有メールデータベースがビューに表示されます。手順 1 で生成した統計では、共有メールデータベースまたはディレクトリについて次の情報が表示されます。
対象表示内容
共有メールデータベース
  • データベース名、親ディレクトリ名、共有メールサーバー名
  • 共有メールデータベースを参照する各メールファイルのファイル名とデータベース名
  • 共有メールデータベースで各メールファイルが参照するメッセージの数
  • 共有メールデータベースで指定されたメールファイルが参照するメッセージ本文すべてのサイズ (バイト単位)
  • 共有メールデータベース内のメッセージ本文すべての合計サイズ (バイト単位)
共有メールディレクトリ当該共有メールディレクトリに含まれる共有メールデータベース内のメッセージ本文の合計サイズ (バイト単位)。ディレクトリ内のデータベースのサブセットについて統計を生成した場合、この値は実際の合計を下回る場合があります。
共有メールサーバー当該共有メールサーバーに含まれる共有メールディレクトリとデータベース内のメッセージ本文の合計サイズ (バイト単位)。ディレクトリ内のデータベースのサブセットについて統計を生成した場合、この値は実際の合計を下回る場合があります。