モニタリング


イベントハンドラの通知方法
イベントの種類や重要度によっては、アラーム、電子メールメッセージ、またはサーバーコンソールメッセージによる迅速な通知を必要とします。ハンドラの通知方法を指定するときは、イベントの通知先も指定します。次の表は、IBM(R) Lotus Domino(R) で利用できる通知方法の一覧です。
通知方法説明
ブロードキャスト選択されたオプションに従い、サーバーにログオンしているすべてのユーザーまたは指定されたユーザーグループにイベントをレポートします。
データベースに記録イベントが発生したサーバーまたは指定されたサーバーのデータベース (通常は STATREP.NSF) にイベントを記録します。この方法は指定サーバーがそのサーバーにある収集データベースにイベントをレポートする場合にだけ選択します。
メール異なるドメイン内のサーバー、または互換性のないメールプロトコルを使用しているサーバーのユーザーまたはメール受信データベース (通常 STATMAIL.NSF) にイベントをメール送信します。
NT Event Viewer に記録Microsoft Windows NT のイベントビューアにイベントをレポートします。
ポケットベル英数字ポケットベルのメールアドレスを使用して修正したイベントをポケットベルに通知します。
他のサーバーにリレー同じ Lotus Domino ドメインに属し、共通のプロトコルを使用する別のサーバーにイベントを中継します。これらのイベントはデータベース (通常 STATREP.NSF) に保存されます。
エージェントを実行設定されたイベントハンドラに基づいて指定エージェントを実行します。ユーザーの介入なしに問題を解決するには、この方法を使用します。エージェント名、エージェントがあるサーバーとデータベース、およびエージェントに渡すパラメータを指定します。

メモ データベースからエージェントを実行するには、適切なデータベースアクセス権が必要です。

プログラムの実行アドインプログラムまたは指定したコマンドを実行して問題を自動的に修正します。この通知方法には、イベントパラメータを渡すオプションもあります。プログラムの実行時に渡すパラメータを指定できます。また、パラメータのスイッチも指定できます。LOAD コマンドを発行するには、サーバー文書にリモートコンソールへのフルアクセスが設定されている必要があります。

イベントパラメータを渡す方法について詳しくは、「通知方法 [プログラムの実行] を使用してイベントパラメータを渡す」の項目を参照してください。

サーバーにコンソールコマンドを送信設定されたイベントハンドラに従って、サーバーにコンソールコマンドを送信します。実行するサーバーコンソールコマンドを指定できます。イベントハンドラでは任意のコンソールコマンドを使用できます。コンソールコマンドを入力する際には、コマンドを引用符で囲む必要があります。たとえば、次のように入力します。

'SHOW SERVER, SHOW TASK'

また、このオプションを使用してコンソールスクリプトを実行することもできます。

Lotus Domino Administrator 用に設定されたローカルイベントハンドラの場合、コマンドまたはスクリプトを実行するサーバーを指定します。サーバーで実行するイベントハンドラの場合、コマンドはイベントハンドラを実行しているサーバーに送信されます。

Java コントローラコマンドを送信イベントに基づいて Java サーバーコントローラコマンドを送信します。コントローラに送信できるコマンドは restart Domino、start Domino、および shutdown Domino です。サーバーおよび Java コントローラコマンドを指定します。Java コントローラにアクセスするために、イベントタスクでユーザー名 (短縮名) とインターネットパスワードが使用されます。詳しくは、「Java サーバーコントローラユーザーの ID プロパティを設定、変更、削除する」を参照してください。

また、サーバーコントローラを実行しているサーバーへの接続文書を作成する必要もあります。詳しくは、「Java コントローラコマンドで使用する接続文書を作成する」の項目を参照してください。

サウンドイベントが発生すると、指定したサーバーでアラームが鳴ります。サウンドファイルを指定します。
イベントを Tivoli Enterprise Console に転送するTivoli Enterprise Console (TEC) では、Lotus Domino イベントを受信するとそのイベントを TEC イベントの形式に変換します。形式を変換された TEC イベントは、サーバー設定文書 - [基本] タブ - [Tivoli Enterprise Console 設定] セクション - [IP アドレス] フィールドで指定した TEC サーバーに送信されます。Lotus Domino イベントだけでなく、任意の Lotus Domino ドメインモニター (DDM) 調査で発生した DDM イベント、RMEval サーバータスクの下で実行中のサードパーティのリソースモデルで発生したイベントを転送できます。

イベントを TEC に転送する方法について詳しくは、「イベントを Tivoli Enterprise Console に転送する」を参照してください。

SNMP トラップイベントを SNMP トラップとして送信します。指定したサーバーで Event Interceptor タスクおよび Lotus Domino SNMP Agentが実行中である場合に限り、この方法を選択してください。
UNIX システムログに記録UNIX システムログにイベントをレポートします。
関連項目