クラスタ


Tell コマンドを使用してクラスタ複製情報を表示する
Tell サーバーコマンドを使用すると、クラスタ複製に関する追加情報を表示できます。この情報は、クラスタ複製の設定方法やクラスタのワークロード均衡方法を変更する必要があるか判断する際に役に立ちます。この情報は、サーバーコンソールに表示されます。

Lotus Domino Administrator で操作する 1 サーバーペインで、[すべてのサーバー] または [クラスタ] を展開します。
2 目的のサーバーを選択します。

3 [サーバー] - [ステータス] タブをクリックします。

4 タスクペインで [サーバータスク] をクリックします。

5 結果ペインで [Cluster Replicator] をクリックします。

6 ツールペインで [タスク] を展開し、[Tell コマンド] をクリックします。

7 [Tell Cluster Replicator] ダイアログボックスで [ダンプ] タブをクリックします。

8 次のいずれかを選択し、[OK] をクリックします。


Web サーバー管理クライアントで操作する 1 サーバーペインで、[すべてのサーバー] または [クラスタ] を展開します。
2 目的のサーバーを選択します。

3 [サーバー] - [ステータス] タブをクリックします。

4 タスクペインで [すべてのサーバータスク] をクリックします。

5 結果ペインで [Cluster Replicator] をクリックします。

6 ツールペインで [タスク] を展開し、[Tell コマンド] をクリックします。

7 [Tell コマンドの発行] ダイアログボックスで次のいずれかを入力して、[OK] をクリックします。


クラスタ複製に使用する Tell コマンドについて次の表は、前述の処理に使用するクラスタ複製 Tell コマンドを説明しています。
Lotus Domino Administrator での選択Web サーバー管理クライアントでのコマンド表示される情報目的
すべてtell clrepl dump
  • 実行しているクラスタレプリケータの数
  • ワークキューの深さ
  • 進行中のクラスタ複製再試行回数
  • 前回クラスタ複製に失敗した日時
  • 他のクラスタサーバーそれぞれで前回再試行した日時
  • 現在再試行が進行しているかどうか
  • 再試行が必要な複製それぞれについてのデータベース名、再試行の次回予定日時、および再試行間隔
  • クラスタにレプリカを持つ現在のサーバー上の全データベースに関する統計などの情報 (そのレプリカでクラスタ複製が有効になっている場合)、およびこれらレプリカに関する情報
  • クラスタ複製のステータスを確認する。
  • 複製されなかったデータベースと最新の状態にないレプリカがどれであるか確認する。
  • 待ち時間が長くなっているため、または再試行が必要な複製があるためにクラスタ複製に遅延が発生していないか確認する。
  • クラスタ複製の設定方法を変更する必要があるか確認する。
  • サーバーの可用性限界値を変更する必要があるか、またはクラスタでレプリカを再配布する必要があるか確認する。
  • 失敗したすべての複製を、次回の再試行予定時刻を待たずに、クラスタレプリケータでただちに再試行する必要があるか確認する。
すべての既知のクラスタtell clrepl dump server
  • 実行しているクラスタレプリケータの数
  • ワークキューの深さ
  • 進行中のクラスタ複製再試行回数
  • 他のクラスタサーバーそれぞれで前回再試行に失敗した日時
  • 他のクラスタサーバーそれぞれで前回再試行した日時
  • クラスタ複製のステータスを確認する。
  • 再試行が必要なデータベースの複製をクラスタレプリケータで前回試した日時からの経過時間を確認する。
複製に失敗したすべてのデータベースtell clrepl dump retry
  • 実行しているクラスタレプリケータの数
  • ワークキューの深さ
  • 進行中のクラスタ複製再試行回数
  • 複製待ちになっているデータベースの名前
  • 各データベースの次回複製予定日時
  • 各データベースの複製再試行間隔
  • クラスタ複製のステータスを確認する。
  • 複製されなかったデータベースがどれであるか確認する。
  • 問題が発生しているサーバーがないか確認し、あれば監視する。
  • 失敗したすべての複製を、次回の再試行予定時刻を待たずに、クラスタレプリケータでただちに再試行する必要があるか確認する。

クラスタ複製の情報を確認するクラスタ複製情報は、自動的にサーバーコンソールに表示されます。したがって、サーバーコンソールでこれらの情報を確認できます。さらに、サーバーコンソールの出力をファイルに書き込むように設定してあれば、そのファイルでもこれらの情報を確認できます。この情報を IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator または Web サーバー管理クライアントから表示し、別のプログラムにコピーすることもできます
Lotus Domino Administrator または Web サーバー管理クライアントから他のプログラムにこれらの情報出力をコピーする手順は次のとおりです。

1 Lotus Domino Administrator または Web サーバー管理クライアントで、[サーバー] - [ステータス] タブをクリックします。

2 次のいずれかを実行します。

3 結果ペインで、コピーするテキストを選択します。

4 [編集] - [コピー] を選択します。

5 コピーしたテキストを、目的のプログラムに貼り付けます。