セキュリティ


セッションベースの名前とパスワードによる認証を設定する
Web クライアントで単一サーバーのセッションベースの名前とパスワードによる認証を設定するには、次の 3 つの手順を実行する必要があります。
Web サイト文書で単一サーバーのセッションベースの認証を有効にするには 1 Lotus Domino Administrator で、[設定] - [Web] - [インターネットサイト] をクリックします。
2 [インターネットサイト] ビューで、セッション認証を有効にする Web サイト文書を選択します。

3 Web サイト文書で、[Domino Web Engine] をクリックします。

4 [HTTP セッション] セクションで、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
セッション認証[単一サーバー] を選択します。デフォルトでは使用不可になっています。
アイドル状態のセッションのタイムアウトアクティブでない Web クライアントをサーバーからログオフするまでのデフォルトの時間を入力します。デフォルト値は 30 分です。
最大セッション数1 つのサーバー上で同時に実行できるユーザーセッションの最大数を入力します。デフォルト値は 1000 です。
5 [セキュリティ] をクリックし、TCP と SSL (SSL を使用する場合) で名前とパスワードによる認証を有効にします。

6 文書を保存します。

単一サーバーのセッションベースの名前とパスワードによる認証を使用できるようにサーバー文書を編集するには 1 Lotus Domino Administrator で、[設定] をクリックし、サーバー文書を開きます。
2 [インターネットプロトコル] - [Domino Web Engine] をクリックします。

3 次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
セッション認証[単一サーバー] を選択します。デフォルトでは使用不可になっています。
アイドル状態のセッションのタイムアウトアクティブでない Web クライアントをサーバーからログオフするまでのデフォルトの時間です。デフォルト値は 30 分です。
最大セッション数1 つのサーバー上で同時に実行できるユーザーセッションの最大数です。デフォルト値は 1000 です。
4 [ポート] - [インターネットポート] - [Web] をクリックし、TCP/IP ポートと SSL ポート (SSL を使用する場合) で名前とパスワードによる認証を有効にします。

5 サーバー文書を保存して閉じます。

Web ユーザーのユーザー文書を作成するには 1 Domino ディレクトリで、サーバーにアクセスする必要がある Web ユーザーごとに、ユーザー文書を作成します。既存ユーザーのユーザー文書を編集することもできます。
2 ユーザー文書ごとに、次のフィールドに必要な情報を設定し、ユーザー文書を保存します。
フィールドアクション
名、ミドルネームのイニシャル、姓ユーザーの名、ミドルネームのイニシャル、姓を入力します。ユーザーの姓は必須です。
ユーザー名(必須) ユーザーのフルネームを入力します。これは、サーバーにアクセスするときにユーザーが入力する名前です。

このフィールドには複数の名前を入力できます。データベース ACL、設計アクセスリスト、グループ、ファイル保護文書でのユーザーの検証は、このフィールドに指定されている最初の名前を使って行われますから、このフィールドの最初の名前はユーザーの Lotus Domino 識別名 (DN) でなければなりません。2 番目の名前は、DN の共通名 (CN) 部分です。

たとえば、このフィールドには次の名前を入力できます。

  • Alan Jones/Sales/Acme
  • Alan Jones
  • Al Jones
  • AJ
この場合、名前とパスワードの入力を要求されたら、「Al Jones」と入力できます。しかし、Lotus Domino では、データベース ACL と設計アクセスリストでの本人の確認に「Alan Jones/Sales/Acme」が使用されます。したがって、ACL と設計アクセスリストに表示される名前は、「Alan Jones」になります。

メモ 常にユーザーの階層名 (Alan Jones/Acme/US) を使用すると、あいまいなユーザー名の使用やユーザー名の重複を防止できます。

インターネットパスワード(必須) ユーザーのインターネットパスワードを指定します。

データベース ACL を編集するにはサーバー文書の編集とユーザー文書の作成が完了したら、ユーザーにアクセス権を与える各データベースのデータベース ACL を編集します。
データベース ACL の設定について詳しくは、「データベース ACL を設定する」の項目を参照してください。

関連項目