ネットワーク設定


TCP プロトコルで DNS が確実に名前解決できるようにする
IBM(R) Lotus Domino(R) Server を新たに登録する場合は、共通名を指定します。Lotus Domino の階層名のうち、一番左のスラッシュの前の部分が共通名です。たとえば、App01/East/Acme の場合は App01 が共通名です。DNS は、階層名ではなくこの共通名で Lotus Domino Server を認識します。

メモ DNS を使用する Lotus Domino Server に対して共通名を指定する場合は、0 から 9、A から Z、ダッシュ (-) のみを使用してください。スペースまたはアンダースコアは使用しないでください。

メモ IBM(R) Lotus Notes(R) と IBM(R) Lotus Domino(R) に保存される DNS 名では、大文字と小文字は区別されません。Lotus Notes Client と Lotus Domino Server が DNS に DNS 名を渡す際は、常に小文字が使用されます。

Lotus Domino Server の共通名の形式を選択する際は、DNS の設定について検討し、他のプロトコルの名前解決サービスに与える影響についても考慮してください。そうすれば、問題の発生を回避でき、余計な作業を行わなくても済みます。

Microsoft Windows システム上で TCP サービスのすべてに影響を及ぼす名前解決の問題を回避するには、「Windows システム上で DNS が確実に名前解決できるようにする - すべての TCP プロトコル」を参照してください。

NRPC における DNS の問題を回避する方法については、次の項目を参照してください。


これらの方法は、Lotus Notes と Lotus Domino 間の通信 (NRPC サービス) を処理するサーバーにのみ当てはまります。HTTP、SMTP、POP3、LDAP などのインターネットサービスは DNS を直接使用するため、これらのサービスを使用するサーバーを管理する場合には、上記の項目は無視して構いません。

Domino Off-Line Services (DOLS) または Lotus Domino Web Access を使用する場合の命名条件について詳しくは、「サーバーで DOLS を設定する」と「サーバーで Lotus Domino Web Access を設定する」の項目を参照してください。

関連項目